
この記事では、うどをあく抜きしないとダメなのかどうか?についてお伝えしています!
春の訪れを感じる野菜「うど」。スーパーで見かけるとつい旬の味を楽しみたくなりますよね。
でも、いざ調理しようとすると、「あく抜きって必要なのかな?」と迷ってしまうことも。
実は、うどの種類や調理方法よってはあく抜きしなくても美味しく食べられるんです!
例えば、軟白うど(白うど)はあくが少なくそのままでも優しい味わいなので、あく抜きしなくても大丈夫な場合も多いんです。
一方で、山うどや緑の濃い部分は少しあくが強めなので、あく抜きをすると食べやすくなります。
ただ、少しのあくはうど特有のほろ苦さとなり、料理のアクセントにもなるので必ずしもあく抜きが必要というわけでもありません。
こういった場合は、調理方法を工夫すればそのままでも美味しくいただけます^^
記事本文では、
- あく抜きが必要な場合とそうでない場合
- 手軽に楽しめるうどの美味しい食べ方
などについても紹介しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね^^
うどがあく抜きしなくても食べれる理由をさらに詳しく解説!

まずは、うどをあく抜きしないことについて、もう少し詳しくお伝えしていきます(´・∀・)ノ゚
うどは種類によってあく抜きしなくても大丈夫
うどには、大きく分けて「軟白うど(白うど)」と「山うど」があります。
軟白うどは日光を浴びずに育つためあくが少なく、シャキシャキとした食感が特徴。生のままでも食べやすく、サラダや和え物、浅漬けにぴったりです。
ほのかな甘みがあってクセが少ないので、あく抜きしないでうどを食べたい方にもおすすめですよ♪
一方、山うどは野趣あふれる風味が魅力ですが、あくが強めで独特の苦味や渋みがあります。
特に皮や葉の部分はあくが強いため、あく抜きを含め調理の際にひと工夫することで食べやすくなります。
どちらのうどを使うかによってあく抜きの有無が変わるので、料理の用途やお好みに合わせて選んでみてくださいね。
軟白うどはシャキッとした食感を生で楽しみ、山うどはあくを適度に抜いて香りやほろ苦さを活かしたお料理にすると、うどの美味しさを存分に味わえますよ!
ほんのり感じるあくもうどの風味のひとつ
うど特有のほろ苦さは、料理にちょっとしたあくセントを加えてくれる嬉しい存在とも言えます。このほろ苦さこそ、春の訪れを感じる味わいとして親しまれているからです。
例えば、酢味噌和えなら甘みと酸味が絶妙に調和して、うどの苦味がほどよいあくセントに。味噌漬けにすれば、発酵の旨味が加わってコクのある深い味わいになります。
また、「少し苦みがある方が大人の味わいで美味しい」と感じる方も多いので、天ぷらや炒め物にするのもおすすめ。
火を通すことで苦味がほどよくやわらぎ、うどの食感の変化も楽しめます。
このように「春らしさを感じられるから、あえてあく抜きをしない」という楽しみ方も全然アリ。 うどの自然な風味を活かしながら、自分好みの美味しさを見つけてみてくださいね!
あく抜きをしたほうが良いケースについても詳しく解説!

ここまでお伝えした通り、あくの少ないうどであれば基本的にそのままでも美味しく食べられますが、次のような場合にはあく抜きをした方がより食べやすくなります。
穂先や茎が濃い緑色のもの
うどの中でも濃い緑色の部分はあくが強く、特に山うどの穂先や茎は渋みが際立ちます。しっかりあく抜きをすると、苦味が和らぎ食べやすくなりますよ。
収穫から時間が経ったもの(時間が経つほどあくが強くなる)
収穫したばかりのうどはあくが少なめですが、時間が経つにつれて苦味が増してしまいます。
できるだけ新鮮なうちに食べるのがおすすめです。 もし時間が経ったものを使う場合は、調理前にあく抜きをしてあげると優しい味わいになります!
長期保存する場合(保存中にあくが増すことがある)
うどは冷蔵庫で保存している間にあくが強くなり、食べたときに少しえぐみを感じることも。長く保存する予定のときは、あく抜きをしてから調理すると風味を損なわずに楽しめます^^
うどのあく抜きの簡単なやり方を紹介!
「ちょっとあくが気になるな…」という場合は、うどを酢水(酢:水=1:10)に10分ほどさらすのがおすすめです。
酢にはあくを和らげる作用があり、苦味を抑えながらもうどの爽やかな風味をしっかり残してくれます。
また、酢を使いたくない場合は水にさらすだけでもある程度あくを抜くことは可能です。よりしっかり抜きたいときは塩をひとつまみ加えてみてくださいね。
ちなみに、あくが強めのものは軽く下茹でするとぐっと食べやすくなりますよ^^
繰り返しになりますが、あく抜きをするかどうかはうどの種類や調理方法によって変わってきます。お好みに合わせて、ぴったりの方法で美味しく楽しんでくださいね♪
うどをあく抜きしない場合の注意点と簡単な苦み対策

ここからは、あく抜きをしない場合に気をつけたいポイントや苦みがきになる時にすぐできる対処法などについて補足しておきますね。
切ったらすぐに調理する
うどは切るとすぐに酸化して茶色く変色してしまいます。特に断面が空気に触れると酸化が進みやすく、せっかくの白く美しい見た目が損なわれてしまうことも…。
そのため、調理の際はできるだけ手早く作業するのがポイントです!
うどの変色を防ぐには、あく抜きと同じように酢水(酢:水=1:10)に軽くさらすのがおすすめ。
酢水に浸けることで酸化の進行を遅らせ、うどの白さをキープできます。特に生で食べる場合や、料理の見た目をきれいに仕上げたいときはこのひと手間を加えてみてくださいね。
保存する場合は、カットした後すぐにラップで包む、もしくは密閉容器に入れることで、酸化による変色を多少抑えることができます。
ただし、冷凍保存中も時間が経てば風味が落ちてしまうので、できるだけ早めに調理することをおすすめします。
うどの爽やかな風味と美しい白さを活かして、美味しく楽しんでくださいね♪
苦味が気になる場合の手軽な対策
これらの方法を活用すれば、あく抜きをしなくても美味しくうどを楽しめます。調理法を工夫して、自分好みの味わいを見つけてみてくださいね。
加熱調理をする(天ぷらや焼き浸しなど)
うどを加熱するとあくが飛びやすくなり苦味が和らぎます。
天ぷらにすれば衣がうどのほろ苦さを包み込みマイルドな味わいに。焼き浸しなら香ばしさがプラスされ、出汁の旨味と調和しながら自然と苦味が抑えられます。
味の濃い調味料(味噌・醤油・マヨネーズ)と合わせる
味噌や醤油のコク、マヨネーズの油分などがうどの苦味を中和してより食べやすくしてくれます。
特に味噌漬けにすると発酵の力でうどの風味が深くなり、苦味が旨味へと変化してくれます。酢味噌和えにすれば酸味が苦味をマイルドにしてくれるので食べやすく仕上がりますよ!
薄くスライスする・千切りにする
うどを薄く切ることで苦味成分が口の中で分散されて苦みを感じにくくなります。
千切りにしてサラダや和え物にすると、食感が楽しめるだけでなく調味料ともなじみやすくなり、全体のバランスがとれます^^
酢や柑橘類と組み合わせる
酢やレモン、柚子などの酸味が苦味を和らげ爽やかな風味に変えてくれます。
酢味噌和えやマリネ、柑橘を搾ったドレッシングと合わせるとうどのクセが和らぎ、より食べやすくなります。
うどをあく抜きしないで食べる場合のおすすめ料理5選!

最後に、うどをあく抜きせずに食べる場合でおすすめの食べ方を5つ紹介しておきます(*・∀-)☆
あく抜きしないおすすめの食べ方①:うどの天ぷら
うどはあく抜きしなくても「天ぷら」にすると美味しくいただけるんですよ。
軟白うどはもともとあくが少なく、揚げることでさらに苦味がやわらぎ、ほんのり香ばしさがプラスされます。
繊維質が衣と合わさることでサクサクの食感になり、噛むほどにやさしい甘みが感じられるのも魅力です!
山うども天ぷらにすると油と熱の作用であくが飛び、独特のほろ苦さがちょうどいい風味に変わります。
特に新鮮なものならあく抜きをしなくても食べやすく手軽に春の味覚を楽しめますよ(●´艸`)
シンプルに塩で味わったり、天つゆにつけたり…お好みの食べ方で、うどの美味しさを存分に楽しんでくださいね♪
あく抜きしないおすすめの食べ方②:うどの味噌漬け
「うどの味噌漬け」は、山うどを味噌に漬けるだけで簡単に作れる美味しい一品です♪ あく抜きをしなくても、味噌の塩分と発酵の力で苦味がやわらぎ旨味がぐんと増します。
特に山うどは香りが豊かで味噌との相性が抜群! 漬けることでコクが深まり、日が経つほど味がなじんで、どんどん美味しくなりますよ。
さらに、味噌漬けにすると保存性もアップ。
数日間じっくり味を染み込ませながら楽しめるのも嬉しいポイントです。あく抜きをしなくても、しっかり味がつくのでそのまま美味しく食べられますよ♪
ご飯のお供や、お酒のちょっとしたおつまみにもぴったり。ぜひ試してみてくださいね!
あく抜きしないおすすめの食べ方③:うどの酢味噌和え
「うどの酢味噌和え」は薄くスライスしたうどを酢味噌で和えるだけのシンプルな一品です。
うどのシャキシャキ感とほのかな苦味が酢味噌の甘酸っぱさと絶妙に絡み合い、まさに春らしい爽やかな味わいになります。
酢の酸味がうどの苦味をやわらげてくれるので、あく抜きしないでそのまま調理しても問題ありません。しかも、酢味噌に漬けて少し時間を置くことで味がなじんでさらに食べやすくなります!
うどの酢味噌和えはうどのフレッシュな風味を活かしたい方にもぴったり。
お酒のお供としてはもちろん、ご飯のおかずや副菜としても相性抜群です。箸休めにもなるので、和食の献立に加えるのもおすすめですよ!
あく抜きしないおすすめの食べ方④:うどの胡麻マヨサラダ
「うどの胡麻マヨサラダ」は千切りにしたうどを、マヨネーズとすりごまで和えるだけ♪
とっても簡単なのにうどのシャキシャキ感が際立ち、ごまの香ばしさとマヨネーズのコクが絶妙にマッチする美味しい一品になります♪
あく抜きしなくてもマヨネーズの油分がうどのほろ苦さをまろやかにしてくれるので、食べやすさもバッチリです。
さらに、ごまの風味が加わることでうど特有の爽やかな香りが引き立ち、より美味しく味わえます。
生のまま食べることで、うどのみずみずしさやシャキッとした食感を存分に楽しめるのも嬉しいポイントですね^^
さっぱりとした副菜としてはもちろん、お弁当のおかずやサンドイッチの具材にも使えます。 旬のうどを、手軽に美味しく楽しんでみてくださいね!
あく抜きしないおすすめの食べ方⑤:うどの焼き浸し
「うどの焼き浸し」はうどをさっと焼いてから出汁に漬けるだけのシンプル極まりない料理ですが、、香ばしさと深みのある味わいが楽しめる一品です♪
あく抜きをしなくてもうどを焼くことでうどの苦味が抑えられ、香ばしさがぐっと引き立ちます。 さらに、出汁に漬けることでうどの風味がしみ込み苦味がまろやかになります。
特に、軟白うどはあくが少ないので焼くだけでそのまま美味しくいただけます。
山うども焼くことであくが落ち着き、独特の香りとほろ苦さが心地よい風味に変わるので、あく抜きを省略しても美味しく仕上がりますよ。
シンプルなのに、うどの美味しさを存分に味わえるこの調理法。副菜やおつまみにもぴったりです♪
まとめ:うどはあく抜きしなくても食べられます!
うどには、種類によってはあく抜きをしなくてもそのまま美味しく調理できるものがあります。
軟白うどはあくが少なく生のままでも楽しめるのが魅力です。シャキシャキとした食感と爽やかな風味が特徴で、サラダや和え物、漬物などにぴったりです。
なので、あく抜きしなくても食べやすいのは軟白うどの方になります^^
一方で、山うどや緑が濃い部分はあくがやや強めなことがあるため、下処理をするとより食べやすくなります。
とは言え、天ぷらや焼き浸しなどの加熱調理をすると苦味が軽減されるので、必ずしもあく抜きが必要なわけではありません。
また、味噌や酢味噌やマヨネーズなどコクのある調味料と合わせることで苦味がまろやかになり、あく抜きをしなくても美味しくいただけます。
お酢や柑橘類を加えると爽やかな風味が引き立ち、さっぱりとした味わいになるのも嬉しいポイントですね!
旬のうどを上手に使って、春の味覚を存分に味わいましょうヽ(*´∀`)ノ