お風呂の水は二日目までは追い焚きして入るという人は意外に多いもの。でも、場合によっては二日目でも臭いが気になる場合があります。
かと思えば全然臭いがしない時もあったりで、よくわからないまま二日目の残り湯を使い続けている人も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、「お風呂の残り湯の臭いの原因と対策」についてわかりやすくまとめてみました。
結論からお伝えすると、二日目に限らずお風呂の残り湯の臭いの原因はお湯の中の雑菌。
その雑菌の数を増やさないようにすることで、臭いの発生を抑えることができます。
まずは、残り湯の臭いの原因について、もう少し詳しくみていきましょう!
お風呂二日目の臭いの原因についてざっくり解説!
すでにお伝えした通り、二日目の残り湯が臭いのは残り湯の中の雑菌が増えているのが原因です。
この雑菌の正体は、わたしたちの皮膚についている「常在菌」と呼ばれる菌で、大腸菌やブドウ球菌などがそれにあたります。
この常在菌がお風呂に入ることで、わたしたちの体からお湯へと移っていきます。
雑菌が増えるのには水分・栄養・30℃~40℃くらいの温度が必要なのですが、お風呂の残り湯にはその全てが揃っています。
なので、たとえ二日目であっても、残り湯の中の雑菌は前日の約1000倍にも膨れ上がってしまうのです。
まさにこれが臭いの原因というわけです。
そして、当然お風呂に入った人数が多ければ多いほど、臭いの原因は増えていくことになります。
自分ひとりならまだなんとかなりそうですが、家族全員が入った残り湯をそのまま二日目も使うのはあまりおすすめできませんね…。
お風呂二日目の臭い対策はこれ!基本はかけ湯から!
臭いの原因がわかったところで、ここからは臭い対策についてみていきましょう!
対策と言っても難しいことはありません。臭いの原因が雑菌であるならば、雑菌を増やさないようにすれば良いのです♪
お湯につかる前に汚れを落とす
まず第一におすすめするのは、お湯につかる前に体を洗うこと。
面倒くさいのはわかります。わかるんですが、湯船に入る前にしっかり汚れと雑菌を落としておくことで、お湯の中に入ってしまう菌の数を格段に減らすことができます。
当たり前すぎてわざわざ書くのもためらうくらいシンプルなんですが、二日目ですでに臭うような場合は、体を洗う前にドボンと入っているのではないかと思うのです。
どうしても時間がない場合は、かけ湯だけでもしてください。そうすることで、多少の汚れは落とすことができます。
ちょっとしたことなんですが、残り湯の臭い対策としては基本なので、二日目も入りたい場合はぜひ取り入れてみてください。
風呂水洗浄剤を使う
入浴前の体洗いに加えて、市販の風呂水洗浄剤をすればさらに臭いの原因菌を減らすことができます。
学校のプールに入れていた塩素ありますよね。言ってみればあれの家のお風呂バージョンです。
洗浄剤の中の「ジクロロイソシアヌル酸塩」という成分が、雑菌の増殖を抑えこんでくれるのです。
使い方は最後に入浴した人が残り湯に入れて、よくかき混ぜておくだけ。ただ、意識していないと忘れやすいので注意が必要です。
あと、イオウ系の入浴剤を入れたお湯には使えない(厳密に言うと効果が低くなる)ので、この点も忘れないようにしてくださいね!
※ 弱いとは言え塩素系なので、肌が弱い人にはあまりおすすめできません。そういう方は、非塩素系の風呂水洗浄剤があるので、そちらをおすすめします。
重曹を入れる
風呂水洗浄剤を使うのがちょっと嫌な場合は、代わりに残り湯に重曹を入れるという方法もあります。
重曹を溶かしたお湯は弱いアルカリ性になるのですが、このアルカリ性の状態には菌の増殖を抑えてくれる働きがあります。
余談ですが、風呂水洗浄剤を入れた残り湯の塩素の影響を和らげるのにも重曹は有効です。
ただ、風呂水洗浄剤を入れてすぐ重曹を入れてしまうと、せっかくの効果が薄れてしまうので、いれるのであれば翌日の方が良いかと思います。
まとめ。
二日目に限らず、残り湯が臭い原因はわたしたちの体から移った汚れや雑菌だということおわかりいただけたかと思います。
風呂水洗浄剤は入れるだけなので楽なんですが、塩素の影響もあるので、とにかく湯船につかる前に体をしっかり洗うところから初めてみてはいかがでしょうか。
繰り返しになりますが、何の対策もせずにそのまま放置した二日目の残り湯は雑菌だらけです。
臭いが気になるレベルだと相当お湯が汚れている状態なので、臭いが気になる場合はもったいながらずに捨ててしまいましょう。
まずはかけ湯からでも良いので、ぜひ実践してみてくださいね(´・∀・)ノ゚