
この記事では、「パスタのオリーブオイルが切れてしまったとき、家にある油で代用できるのか?」という疑問にお答えしていきます^^
在宅ワークのお昼ごはんには、さっと作れるパスタは頼れる存在ですよね。
でも「オリーブオイルを切らしていた!」なんてこともたまにあります(´Д`。)
わざわざ買いに行くのも面倒だし、できれば家にある油で美味しく作れたら助かるのに…そう思った方も多いはず。
たしかに、オリーブオイルならではの風味やコクはありますが、実はこんな油でも代用可能なんですよ(´・∀・)ノ゚
- サラダ油や米油などクセのない油
- バターやラードなどコクを出せる脂
- 香りを楽しむごま油やココナッツオイルなど
とはいえ、油によって風味や仕上がりが変わってくるので、これらをオリーブオイルの代用品として使うにはちょっとしたコツが必要です。
この記事では、
などもたっぷりご紹介しています!
ぜひ参考にして、今日のお昼も美味しい一皿に仕上げてくださいね^^
オリーブオイルの代用品として使える油の種類を紹介!

パスタのレシピには「オリーブオイル」と書かれていることが多いですが、実はほかの油でも美味しく仕上げることができます。
もちろん、それぞれ風味や特性が違うので合う料理・合わない料理がありますが、工夫次第で代用は可能です。
ここでは、家に常備されていそうな油を中心に、特徴や使い方のポイントをご紹介します!
サラダ油
サラダ油は冷蔵庫やキッチンにほぼ常備されている定番の油ですよね。クセが少なく、どんな素材とも相性がよく、軽めの仕上がりになるのがポイントです!
ただし、オリーブオイルのような深い風味は感じにくいため、そのままだとちょっと物足りない…と感じる方もいるかもしれません。
そんなときは、にんにくや唐辛子を一緒に炒めて香りを引き出してあげるのがおすすめ。
サラダ油は香りを邪魔しないので、香味野菜の風味が引き立ちぐっと本格的な味わいになりますよ♪
ごま油
ごま油は香ばしくてコクのある風味が魅力的な油です。ちょっと加えるだけでも料理の印象ががらりと変わる力を持っています!
中華風の炒め物や和え物によく使われますが、冷たいナムル風パスタや和風パスタとの相性もとても良いんです。
香りの強さがアクセントになって、少ない材料でも満足感のある一皿になります♪
ただし、その個性的な香りが特徴でもあるため、洋風のトマトソースやバジルなどのハーブとはケンカしてしまうことも。
使うときは「ほんの少しだけ」にして、他の素材との調和を意識してみると失敗しにくいです。
仕上げにちょっと香らせるくらいでも充分効果的なので、風味を引き立てる隠し味としても活躍してくれますよ^^
バター
濃厚でコクのある風味をしっかり楽しみたいときにはバターがまさに理想的な選択です^^
クリーム系のパスタはもちろん、だしや醤油ベースの和風パスタとも相性が良く、まろやかで奥深い味わいに仕上がります。
また、バターは加えるタイミングや火の入れ方で印象が変わるのも面白いポイント。
調理中に加えると全体になじんで一体感のある仕上がりになりますし、仕上げに少量を加えると、香りとツヤが引き立ちワンランク上の一皿になりますよ。
ただし、高温で一気に加熱すると香りが飛んだり焦げてしまうこともあるので、弱火~中火でゆっくり溶かすのがコツです。
香りを逃さずやさしい味わいを楽しむためにも、調理中の火加減には気をつけてくださいね!
ココナッツオイル
ココナッツオイルはふわっと広がる甘く華やかな香りが魅力の油です♪
南国を思わせるようなエキゾチックな風味があるので、エスニック系のパスタや、カレー粉を使ったアレンジレシピなどと相性が良く、いつものパスタが一気に異国風の一皿になります。
また、植物由来のオイルで酸化しにくく、ヘルシー志向の方や美容に関心のある方にも人気があります。
特に中鎖脂肪酸が多く含まれているため、エネルギーとしてすぐに使われやすいという特徴も素敵ですね!
ただし、香りにかなりクセがあるため人によっては「お菓子っぽい」と感じることも…。
炒め油として使うよりも、仕上げに少量だけ加えるなど、まずは少しずつ試してみるのがおすすめです。
甘めの味つけやスパイスの効いた具材と組み合わせることで、香りを活かした新しい味の発見ができるかもしれませんよ♪
グレープシードオイル
グレープシードオイルは名前のとおりぶどうの種から作られた植物性のオイルです。
あまり日常的に使うご家庭は少ないかもしれませんが、実はとっても優秀な万能タイプの油なんですよ^^
香りやクセがほとんどなく味わいもとても軽やか。
だからこそ、どんな素材や味つけともよくなじみますし、料理全体を邪魔しないのが魅力です。特に、オリーブオイルの香りがちょっと苦手…という方にもおすすめできます。
また、抗酸化作用のある成分を含んでいたりビタミンEが豊富だったりと、美容や健康に関心のある方にもぴったり。
揚げ物にも使えるほど加熱に強く、パスタはもちろんサラダやドレッシングにも幅広く活用できる便利な一本です。
あっさりとした風味が欲しいときや、具材の味を引き立てたいときにはぜひ取り入れてみてくださいね!
米油
最近じわじわと注目を集めているのが米油です^^
お米のぬかから作られる植物性のオイルで、日本人の食生活にも自然になじみやすい油なんですよ。
最大の特長は、加熱にとても強く酸化しにくいこと。炒め物や揚げ物にもしっかり使えるのでパスタを炒めるときにも安心して使えます。
また、クセがほとんどなく香りも控えめなので、素材本来の味を活かしたいときにもぴったりです。
とくに相性がいいのは、だしやしょうゆベースの和風パスタや、野菜をメインに使ったやさしい味わいのレシピ。
さっぱりと仕上がりつつ、しっかり満足感も得られるバランスのよい一皿になりますよ♪
さらに、ビタミンEや植物ステロールといった美容や健康にうれしい成分も含まれていて、身体にやさしい油としても注目されています。
日々のごはんに取り入れやすい万能選手として、ぜひ一度使ってみてくださいね!
ラード(動物性脂)
ちょっと意外に感じるかもしれませんがラードも立派な代用品になります。
動物性の脂なので植物性オイルとは違った濃厚さと旨みがあり、特にガーリックをしっかり効かせたようなパンチのあるレシピと抜群の相性を発揮してくれます^^
例えば、ベーコンやソーセージ、きのこなど、うまみ成分が豊富な食材と合わせると、ラードのコクがさらに深まり食べ応えのあるパスタに仕上がります。
炒めるだけで自然な香ばしさと奥行きが生まれるので、味付けをシンプルにしても満足感が出るのがうれしいポイントです!
ただし、動物性脂肪なのでコレステロールやカロリーが気になる方は、使う量を少し控えめにしたり、他の油とブレンドして使うとバランスがとりやすくなりますよ。
味のアクセントやボリューム感が欲しいときの隠し味的存在として、少量でもその存在感を発揮してくれます♪
おまけ:油漬けのツナ缶
ちょっと意外な代用アイテムとしておすすめしたいのが油漬けタイプのツナ缶です^^
缶の中に含まれている油にはツナのうまみがたっぷり溶け込んでいて、炒め油として使うととても風味豊かに仕上がります!
ただのサラダ油や植物油とはひと味違い、魚介の出汁のようなコクをプラスすることができます。
そのまま油ごとフライパンに入れてにんにくや野菜を炒めるだけで、旨みたっぷりのベースが完成。
さらに具材としてツナも加えれば、手間なくたんぱく質もしっかり摂れる一皿に早変わりしますよ。
ツナの香りが気になる場合は、最後にレモン汁やブラックペッパーをひと振りしてあげると味が引き締まりバランスも良くなります。
保存も効くので、オリーブオイルが切れたときのお助け食材として、常備しておくのもおすすめです♪
オリーブオイルの代用品の選び方や料理との相性について!

オリーブオイルの代用品としては「どの油が一番いいの?」という疑問もあるかもしれませんが、正直なところこれは一概には言えません。
それぞれの油には特徴があり、どんなパスタにするかによって合う・合わないが分かれるからです。
ここからは、代表的な3種類のパスタに合う油の組み合わせを見ていきましょう!
ペペロンチーノに合う油
ペペロンチーノはシンプルな材料で作られるぶん、オイルの選び方や香りの引き出し方が味の決め手になります!
基本的には、クセのないサラダ油やグレープシードオイルを使うと、素材本来の風味を活かしたあっさり系に仕上がります。
特に「にんにくの香り」を主役にしたいときにはこうした軽い油がぴったり!
一方で、もう少しコクや満足感を加えたいときは米油を使うのがおすすめです。
米油は香りが控えめなのに、ほんのり甘みとコクが感じられるので、シンプルながら深みのある味わいに仕上がりますよ。
ポイントは、にんにくを焦がさないように弱火でじっくりと加熱しながら香りをオイルに移すこと。
香ばしさをしっかり引き出すことで、オリーブオイルがなくても驚くほど美味しいペペロンチーノになりますよ^^
トマト系パスタに合う油
トマトソースを使ったパスタは、酸味と甘みのバランスが美味しさのカギになります。その味わいを上手にまとめてくれるのがコクのある油なんです!
特におすすめなのがバター。少量加えるだけでトマトの酸味がまろやかになり、全体がぐっと深みのある味わいに変わります♪
炒めるときに使っても仕上げに加えてもOK。バターの風味がほんのり加わるだけでレストランのような味わいに近づきますよ。
逆に、香りが強すぎる油(例えばごま油やココナッツオイルなど)は、トマトの風味とぶつかってしまうことがあるので要注意。
もし使う場合は、風味をじゃましないようにごく少量にとどめて、相性を見ながら調整してみてくださいね!
「ちょっと味にパンチが足りないな…」というときは、少しだけチーズやにんにくを加えてみるのもおすすめです。
バターとの相性もよく、コクとうまみがぐんとアップしますよ♪
クリーム系パスタに合う油
クリーム系のパスタはまろやかで濃厚な味わいが魅力ですが、実はその風味をさらに引き立ててくれる油の選び方がとっても大切なんです^^
定番のバターは乳製品ならではのコクとやさしい甘みで、ソースに奥行きを出してくれます。
炒め油としてだけでなく最後の仕上げにひとかけ加えることで、ツヤと香りがアップし、よりリッチな味わいに仕上がりますよ♪
もう少しパンチが欲しいなというときにはラードをプラスしてみるのもおすすめ。
ラードは動物性の脂なので、旨みやコクがグッと深まって満足感のある味に近づきます。特にベーコンやキノコ、チーズなどと合わせると相性抜群です!
逆に、クリームソースがちょっと重たいな…と感じる方は、グレープシードオイルや米油を少量混ぜてあげると口当たりが軽くなり後味がすっきりします。
オイルの種類や量を少し変えるだけで同じレシピでも印象が大きく変わります。気分や体調に合わせて調整してみてくださいね♪
オリーブオイルがなくてもパスタを美味しく仕上げるコツ

オリーブオイルの代用品を使うとき「なんだか味がぼんやりする」と感じるがあるかもしれません。でも、ちょっとした工夫でぐっと美味しく仕上げることができます。
ここでは、そのためのコツを2つご紹介しますね!
にんにくや香味野菜で香りづけ
オリーブオイルのような豊かな香りがない油を使う場合は、風味の補強がとっても重要です!
そんなときに活躍してくれるのが、にんにくや玉ねぎ、ネギ、バジルなどの香味野菜たち。その中でもとくにおすすめなのが「にんにく」です!
細かく刻んだり薄切りにして油と一緒にじっくり炒めることで、香ばしさがオイルに移り、パスタ全体にうまみがじんわりと広がります。
玉ねぎや長ネギを加えれば自然な甘みと奥行きもプラスされて、風味に厚みが出てきますよ。
バジルやローズマリーなどのハーブ類も、仕上げに添えるだけで一気に香り豊かな一皿に早変わり♪
ポイントは、焦がさずに香りをじっくり引き出すことです。
火加減は必ず弱火にして、油の温度を穏やかに保つことが大切です。しっかり香りを移すことで、代用油でも「ちゃんと美味しい!」と感じられる仕上がりになります♪
仕上げに追い油でコクをプラス
加熱用の油とは別に最後の仕上げで「追い油」をほんの少しだけ垂らしてあげると、ぐっと香りやコクが引き立ちます!
たとえば、バターをひとかけ加えればクリーミーで深みのある風味に仕上がります。
ごま油を少し加えると香ばしさがふんわり広がってアクセントになりますし、米油なら素材の味を引き立てる優しいツヤが出ます。
さらに、追い油には見た目の演出という嬉しい効果もあります!
ツヤっとした光沢が加わることで食欲をそそる見た目になり、まるでひと手間かけたレストランのような仕上がりになります。
ほんの少し加えるだけで、味も見た目もワンランクアップしますので、ぜひ取り入れてみてくださいね♪
まとめ:パスタはオリーブオイルの代用油でも美味しく作れる!
オリーブオイルが切れていても、「今日はパスタ無理かな…」なんて心配しなくても大丈夫です!
ご紹介してきたように、サラダ油や米油、バター、ごま油など、身近にある油でも十分に美味しいパスタを作ることができます。
むしろ、いつもと違う油を使ってみることで、新しい風味に出会えるチャンスになるかもしれません♪
大切なのはそれぞれの油の特徴を理解して、作るパスタの種類や具材との相性を意識して選ぶこと。
そして、香味野菜や仕上げの追い油といったひと工夫を加えることで、代用品でも満足感のある味に仕上げることができます!
特別な材料やテクニックがなくても工夫次第で美味しさはしっかり引き出せます。気分や体調に合わせて油を選びながら、もっと自由にパスタ作りを楽しんでくださいね。
毎日のキッチンが少し楽しく、ちょっと新しい味に出会えるきっかけになりますように(*・∀-)☆