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くわいの芽は食べられる?食べ方のコツや保存方法について解説!

この記事では、くわいの芽は食べられるのかどうかについてお伝えしています^^

おせち料理の定番素材のくわいですが、上にぴょこんと生えている芽はちょっと見た目が気になります…。このくわいの芽は食べられる部分なのでしょうか?

結論からお伝えすると、くわいの芽は食べられるのですが、少々苦味を持っているのが特徴です!

なので、どうしても食べたいというのでなければ、カットして下の丸っこい部分だけを食べればOKです♪

ちなみに、くわいはあくの強い食材ですので、調理をする時には必ず下処理をしする必要があります。あく抜きなどの下処理については、本文で詳しくお伝えしますね。

また、記事後半では…

  • くわいを美味しい食べ方(煮物以外を紹介)
  • くわいの正しい保存方法(加熱前・加熱後)
  • などについてもまとめてみました!

    まだくわいのことをあまり知らないぞ!という人は、ぜひ最後までチェックしてみてくださいね(*・∀-)☆

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    くわいの芽は食べられるの?苦味はあるけど食べられます!

    冒頭でも軽くお伝えしましたが、くわいの芽は食べられるのですが苦味があるのが特徴です。

    くわいの芽に毒性はありませんので、この点についてはご安心ください。

    くわいの芽を食べない場合は、丸っこい部分から1~2cmくらい残して、後は切り落としてから調理すると良いでしょう。

    ここで、ちょっとくわい豆知識を^^

    くわいはおせち料理や祝い事に使われる縁起の良い食材ですが、あまりその意味までは知らないという人も多いかと思います。

    くわいがおせち料理に使われる理由としては…

  • くわいの丸っこい部分から芽が出ていることが「芽出たい(おめでたい)」ことの象徴
  • くわいの芽が空に向かって真っすぐに伸びていることが「出世する人間の姿(立身出世)」の象徴
  • になっているといった具合です!

    また、亀をかたどる六角や八角に飾り切りをして「不老長寿」の意味を込めたり、ひとつの根から多くのくわいが育つことが「子孫繁栄」の象徴であったりすることも、くわいが縁起の良い食材と呼ばれている理由と言われています。

    何とも、日本人らしい理由ですね。何だかほっこりしちゃいます♪

    【2022.12.15 追記】

    関西と関東でのくわいの食べられ方の違いについての記事も書いてみました!
    くわいの生産量なども調べてみたので、ぜひ合わせてチェックしてみてください^^

    参考記事:くわいをおせちに入れるのは関西だけ?地域ごとの違いや種類も調査!

    くわいの食べ方について!下処理や調理のコツを紹介!

    ここからは、くわいの食べ方について詳しく見ていきましょう!

    繰り返しになりますが、くわいはアクが強い野菜なので、調理する前には必ず「あく抜き」をするようにしてくださいね。

    あく抜きを忘れてしまうとエグみが目立ってくわいを美味しく食べられませんので(´Д`。)

    くわいの下処理のやり方・注意点

    まず、くわいの芽の薄皮を1~2枚剥いてから、2㎝くらい残して切り落とします。

    その後、くわいの皮を剥くのですが、ここでおすすめしたいのがくわいを「六方剥き」にするということです。

    六方剥きというのは、丸い形をした食材の側面が6面になるように、皮を剥きながら切っていく方法のことです。先程「不老長寿」の意味を込めるという部分でも出てきましたね。

    この剥き方はそういった意味を込めるためだけではなく、調理的にも煮くずれを防ぐという効果があります^^

    見た目も美しく仕上がるので、六方剥きは里芋の煮物を作る場合などにおすすめですよ!

    やり方は、まずくわいの底の部分を切り落とし、底から芽に向けて皮を剥いていきます。綺麗な6面にするためには、1面剥いたら対面する側面の皮を剥いていくのがポイントです。

    皮を剥いたらくわいを冷水に入れて1時間ほどさらしましょう。その後、しっかりと水洗いをして、たっぷりの水と一緒に鍋に入れたら10分くらい茹でてください。

    この「水にさらす」のと「茹でる」工程でくわいのあくが抜けていきますので、しつこいようですが飛ばさず必ず行うようにしてください!

    竹串がスッと入るくらい柔らかくなったらざるにあげ、水気を切ればくわしの下処理は完了です^^

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    くわいを調理する時のコツ・注意点

    煮物にするときには、だし汁に砂糖や酒、みりん、塩を入れた煮汁の中にくわいを入れて強火にかけ、煮立ったら落し蓋をして弱火で20分ほど煮ます。

    最後に醤油を入れて5分くらい煮たら、一旦火を止めて冷まします

    こうすることで味がよく染み込んで美味しいくわいの煮物に仕上がりますよ♪

    くわいの煮物以外の食べ方を紹介!

    せっかくなので、煮物以外のくわいの食べ方も紹介しますね♪

    くわいが余ってたら、ぜひ作ってみてください^^

    くわいの素揚げ

    くわいは煮物だけじゃなく「素揚げ」にしても美味しいんです!

    素揚げにするだけなので、ささっと一品つくれちゃいます。煮物で食べるにはちょっと小さいかなってサイズのくわいにぴったりの食べ方ですよ♪

    くわいを水で洗い、キッチンペーパーで水気を拭いたら下の部分を切り落として160℃の油で揚げます。

    きつね色になったら取り出して、油を切り、温かいうちに塩を振って完成です!

    くわいを洗って揚げるだけなのでとっても簡単に作ることができそうですね。

    皮を剥いてから厚めにスライスした状態で揚げればくわいチップスにもなりますよ♪

    くわいの和風ポタージュ

    ちょっと変わった、くわいのほのかな苦味を感じる「くわいの和風ポタージュ」はいかがでしょうか。

    まず、くわいはしっかりとアク抜きをしてください。

    鍋にごま油を入れ、みじん切りにした玉ねぎを炒めてから、下処理を行ったくわいとだしを加え、弱火で15分くらい煮ます。

    豆乳を加えて混ぜ合わせたらミキサーやハンドブレンダーを使って滑らかにして、白だしと塩で味を整えましょう。

    さらにもう一度、火にかけて少し煮立たせれば完成です♪

    ミキサーにかけた後、裏ごしするとさらに口当たりがなめらかになりますよ!

    美味しいくわいの選び方のポイント

    くわいを選ぶ時には、できるだけ鮮度の良いものを選ぶようにしましょう!

    鮮度のいいくわいを見分けるには…

  • 芽の部分が綺麗に伸びている
  • 皮に傷がなく色が鮮やかで艶がある
  • の2点をよくチェックすればOKです^^

    当たり前と言えば当たり前なんですが、くわいは忙しい時期に購入するお野菜なので、つい適当に選んでしまいがちです。

    同じくわいでも当然鮮度の良いものの方が美味しいので、少しだけ時間をかけて確認してみてくださいね!

    くわいの保存方法と日持ちについて!状態別で解説!

    最後に、加熱前と加熱後のくわいの保存方法と日持ちについてまとめておきます!

    くわいが余ってしまった時の参考にしてみてくださいね^^

    加熱前のくわいの保存方法

    まず、加熱前のくわいの保存方法は…

  • 常温保存
  • 冷蔵保存
  • のふたつがあります!

    それぞれ詳しく説明していきますね(`・ω・´)ノ

    常温保存

    実は、くわいは乾燥に弱い食材なんです!

    なので、常温保存する場合は「丸ごと新聞紙に包んで立てた状態で保存する」か、「水を入れた容器などに浸して保存する」ようにしてください。

    水を入れた容器で保存する場合、毎日水を取り換える必要があるので、忘れないようにしてくださいね。

    保存する場所は、直射日光を避けた風通しの良い冷暗所がおすすめです。

    この方法での日持ちは、約2週間が目安です。

    ちなみに、常温保存する場合は室温が15℃を超えていないことが条件ですので、室温が高い場合には冷蔵保存することをおすすめします。

    冷蔵保存

    冷蔵保存する場合は、くわいを水で綺麗に洗い、「濡らした新聞紙に包んでビニール袋に入れてから冷蔵庫で保存」します。

    切り分けてひとつずつラップに包んで保存したり、水を入れた容器に浸して保存したりする方法でも大丈夫です。

    水を入れた容器に保存する場合、2~3日の間に1回は水を取り替えるようにしてくださいね!

    冷蔵保存する場合の日持ちも約2週間が目安です。

    加熱後のくわいの保存方法

    加熱後のくわいの保存方法は「冷凍保存」がおすすめです!

    冷凍保存と言ってもやり方はシンプルで、下処理を行ったくわいをフリーザーバッグなどの冷凍用の保存袋に入れて冷凍すればOKです。

    この時、なるべく保存袋に空気が入らないようにして、「平らにした状態」で冷凍室に入れることがポイントです^^

    小分けにしておけば、使いたい分だけすぐ調理することができるので便利ですよ。

    冷凍保存する場合の日持ちは約1ヶ月が目安となります。

    まとめ

    以上、くわいの芽は食べられるのかどうかや食べ方のコツなどについてお届けしました!

    くわいの芽は食べられるのですが、少し苦味があるのが特徴です。

    食べない場合は、根本から1~2cmくらい残してカットして調理すればOKです!

    くわいはあくの強いお野菜なので、調理する前にはしっかりとあく抜きをするようにしてくださいね。この下処理が料理の仕上がりに大きく影響しますので。

    煮物にするときには煮込んだ後に一旦火を止めて冷ますことで、味が染み込んでより一層美味しく仕上がりますよ♪

    また、煮物以外にも素揚げやポタージュなどの食べ方も、ちょっと変わっていて面白いと思います。

    新年の縁起物、立身出世の象徴であるくわいを美味しくいただきましょう^^

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