この記事では、かぼちゃのヘタに白いカビが生えた時の対処法などについてお伝えしています^^
買ってきたかぼちゃをいざ食べようと思ったら、ヘタの部分に白いカビが生えているようなことが時々起こります。
この状態のかぼちゃは、白カビを取り除くことで食べられるようになるのでしょうか?
結論からお伝えすると、ヘタに限らずかぼちゃに白カビが発生した時は食べずに処分することを強くおすすめします。
というのも、カビは目に見えている部分だけではないからです。すでに果肉の部分にまでカビの菌糸が伸びている可能性が高い状態と言えます!
記事本文では、このことについてさらに詳しく解説するとともに、
などについてもまとめてみました。
かぼちゃを安全に美味しく食べるためにも、ぜひ最後まで読んでいってくださいね(*・∀-)☆
かぼちゃのヘタに白いカビ!白カビは取り除いて食べられません!
冒頭でも軽く触れたましたが、かぼちゃいのヘタに白いカビが生えてしまった場合は、白カビの部分を取り除いたとしても決して安全な状態とは言えません。
カビは表面に見えている部分だけでなく、ヘタの下、つまり果肉の部分にまで菌糸という根っこのようなものを伸ばしている可能性が高いからです。
種類にもよりますが、一部のカビには多少の毒性(毒を作る特徴)があり、その毒は加熱しても消えないと言われています。
そして、かぼちゃに生える白カビは、この毒性のあるタイプに分類されます。
このような理由から、ヘタやわた(種)の部分に白いカビが生えた場合は、食べずに処分すると方が安全なのです。
特にかぼちゃに生える白カビのカビ毒は他の色のカビよりも強いと言われているので、これくらいなら大丈夫だろうと安易に食べることは全くおすすめできません。
※ 白カビは怖いと思ったかもしれませんが、白カビにも種類があり、食品の発酵などに利用される白カビ(麹など)は安全ですのでご安心くださいね!
かぼちゃのカビの見分け方!色による特徴をざっくりおまとめ!
ここからは、かぼちゃに生えるカビの種類について見ていきましょう!
かぼちゃに生えるカビは…
の3種類に大きく分けることができます!
※ カビの種類は非常に多いので、全てのカビが以下の内容に当てはまるわけではありません。大まかに説明していますので、その当たりはご容赦ください。
かぼちゃの白カビについて
まずは、この記事のメインとなっている白いカビ。
先程補足した通り、白いカビには有害なタイプと無害なタイプが存在しますが、かぼちゃに生える白カビは前者の有害なタイプになります。
この白カビの作り出すカビ毒は他の色のカビに比べると毒性が強く、食べてしまうと体に悪い影響を与えてしまう危険性があるので特に注意が必要です。
なので、場所を問わずかぼちゃに白カビが発生した場合は即処分するよにしましょう!
かぼちゃの場合、ヘタやわたの部分ではなくカットした断面に白い膜のようなものが張ることがありますが、これはかぼちゃのでんぷんが固まったものなので食べても問題ありません。
同様に、果肉の部分にも白い塊のようなものが見つかる場合がありますが、これは「クリスタル症状」と呼ばれる状態で、やはり、かぼちゃのでんぷんが変化したものなの食べても害はありません(美味しくはありませんが)。
これらの症状と白カビを見分ける際のポイントは、「表面がふわふわした綿のようなもので覆われているかどうか」になります。
白カビはよく見るとふわふわしているので、怪しいと思ったら近くでしっかり確認してみてくださいね!
クリスタル症状についてはこちらの記事でより詳しくお伝えしているんで、良ければ合わせてチェックしてみてくださいね(´・∀・)ノ゚
参考記事:かぼちゃの白い塊や白い綿の正体は?ふわふわを見つけたら即処分!
かぼちゃの青カビについて
次は食品によく発生する青カビについて。
あまり知られていませんが、青カビは白カビと同じタイプのカビになります。
青カビにも多くの種類があり、害の少ないタイプでも吸い込むとアレルギーを起こす人もいるので全くの無害というわけではありません。
白カビ同様、かぼちゃに青カビが生えている場合も食べずに処分する方が賢明です。
注意点として、青カビの場合は皮の部分に発生すると皮の色とかぶって見逃してしまう場合があるります。
購入してからそれなりに時間がたっている場合や、カットしたかぼちゃを最初のラップのまま常温で保存していたような場合は、調理する前に表面を慎重にチェックするようにしましょう。
もし手に何か粉のようなものが付着した場合は、カビの可能性が高いので処分する対象となります!
かぼちゃの黒カビについて
最後はお風呂のパッキンなどに発生しやすい黒カビです。
ある意味一番身近なカビと言える黒カビですが、基本的に黒カビは食品に利用されることがないタイプです。
やはり、吸い込むとアレルギーの原因になる場合があるので注意が必要です。
また、かぼちゃに黒カビが発生する場合は、かぼちゃ自体が腐りかけですでにダメになっているケースが多いので、見つけた場合は即処分でOKです!
ひとこと
ここまでかぼちゃに発生するカビの種類についてざっくりとお伝えしてきましたが、最初に書いた通りカビの種類は非常に多く、このようなざっくりとした分類では軽くまとめるにしてもちょっと無理がありました(´Д`。)
同じような見た目でも種類が違えばカビ毒の強さも変わってくるので、見ただけで判断することは難しいのです。
今回カビについて色々調べてみて、そのことは痛感した次第であります。
とにかく「かぼちゃにカビが発生した場合は、カビの色に関係なく全て食べずに処分する」という方向で捉えるのが一番わかりやすいと思います。
カビが生えるということは、食品がすでに劣化している状態なので、いずれにせよ食べずに処分するにこしたことはないかと。
かぼちゃにカビが生える原因と正しい保存方法について解説!
最後に、かぼちゃにできるだけカビを発生させないための保存方法について、簡単にまとめておこうと思います。
買ってきてそのまま、特にカットしたかぼちゃを最初のラップのまま常温というのが一番カビやすいですので、少なくとも冷蔵庫には入れるようにしてくださいね!
まるごと保存する場合
かぼちゃを一玉まるごと保存する場合は、かぼちゃのヘタを下にした状態で新聞紙に包んで保存しておきましょう。気温や湿度が高くなければ常温保存で大丈夫です。
夏場や梅雨の時期などカビやすい季節については、新聞紙に包んだかぼちゃをビニール袋に入れて冷蔵庫の野菜室で保存すると長く持たせることができます。
カットしたかぼちゃに比べると長く持ちますが、長くても1ヶ月以内には食べきるようにしましょう。
カットして保存する場合
カットしてあるかぼちゃ、もしくはまるごと買ってきたかぼちゃをカットして保存する場合は、わたと種の部分を取り除いてから保存します。
かぼちゃのわたの部分は水分が多く、かぼちゃの中では最もカビ生えやすい部分だからです!
おおきめのスプーンなどでわたの部分を取り除いた後、全体をキッチンペーパーで拭いて余分な水分や汚れを落としておきます。
そこまでできたら、ラップで包んで、さらにそれを「フリーザーバッグ」などの密封できるものに入れて冷蔵庫の野菜室で保管しましょう。
こうすることで、かぼちゃから水分が抜けてしまうのと、冷蔵庫の臭いがかぼちゃに移ってしまうのを防ぐことができます^^
カットしたかぼちゃはあまり日持ちしませんので、長くても2~3日以内には食べきるようにしてください。
もしすぐに食べきれないとわかっている場合は、使いたい大きさにカットして冷凍しておきましょう。冷凍保存にしてしまいえば、1ヶ月くらいは持たせることが可能です。
この場合も必ずフリーザーバッグなどに入れて密封することをお忘れなく。冷凍庫は乾燥しているので、適当に保存すると使う時にはカラカラになっている場合がありますので!
まとめ
以上、かぼちゃのヘタに白いカビが生えた時の対処法やカビの種類、かぼちゃの保存方法などについてお届けしました。
かぼちゃのヘタに白いカビが発生した場合は、その部分を取り除いても食べることはできません。すでに菌糸が果肉の方にまで伸びている可能性が非常に高いからです。
かぼちゃに生える白カビはカビ毒を作るタイプなので、どちらにせよ食べることはできません。ヘタに限らず白いカビを見つけて場合は、即処分するようにしてください。
また、青カビや黒カビなど白カビ以外の色の場合でも対処法は同じです。
カビの種類は非常に多く、有害かどうかを見分けることは難しいので、色に関係なくカビの生えたかぼちゃは食べずに処分するのが賢明です!
カットしたかぼちゃを買ってきた場合は、わたと種の部分を取り除いて、余分な水分を拭き取り、冷蔵庫に入れて保管しましょう。
ちょっとした手間ですが、これだけだカビの発生を大幅に下げることができます^^
せっかく買ったかぼちゃです。カビる前に美味しくいただきましょう(●´艸`)