この記事では、玉ねぎはぬるぬるしてても大丈夫なのかどうかについてお伝えしています^^
玉ねぎの皮を剥いてカットしてみると、何だか玉ねぎがぬるぬるしていると感じることがあります。
これって腐ってるのかと心配になるかもしれませんが、ぬるぬる以外に目立った異変がない場合は食べても問題ありません。
ただし、ぬめりだけでなく変色していたり、ぶよぶよになっているもの、異臭がするものについてはダメになっている可能性が高いので食べずに処分しましょう!
記事本文では…
などについてもまとめているので、ぜひ最後までチェックしてみてくださいね(*・∀-)☆
玉ねぎはぬるぬるだけなら食べられる!ぬめり成分について解説!
冒頭でもお伝えした通り、玉ねぎのぬるぬるしている部分は腐敗しているのでなく玉ねぎの特性であるため、そのまま調理して食べることができます。
では、この玉ねぎのぬめりの正体はなんなのでしょうか?
玉ねぎにはネギ類に共通して含まれる成分が含まれており、その成分が水分と混ざることで粘質物が形成され、あのぬるぬるが発生します。
以下は、ぬめり発生の過程です(´・∀・)ノ゚
② 複合物に水分が加わって、ゲル化、すなわちゼリー状になる
③ そこに、さらに「フラクトース」「グルコース」「シュークロース」「フラクトースオリゴサッカライド類」などの糖類が加わり、粘物質(ぬるぬる)が発生する
ちなみに、このぬるぬるは玉ねぎの甘味成分であり旨味成分でもあるのです!玉ねぎに火を通すと甘くなるのは、この成分が作用しているからですね♪
特に、新玉ねぎは乾燥させずにすぐ出荷されることから、水分が多く玉ねぎのぬるぬるを感じやすいと言われています。みずみずしくて肉質が柔らかく、辛味が少なく感じられる為、春頃に美味しく食べられますよ^^
ただ、玉ねぎは水分が豊富で、実はとてもデリケートな野菜です。
玉ねぎはとても水分量の多い野菜であるため、水分が腐ると途端に繊維が壊れて玉ねぎごとダメにしていきます。
触ったときに全体が柔らかくぶよぶよしていたり変色や異臭のする場合は、腐敗がかなり進んでいると判断できるので、食べずに処分することをおすすめします!
「玉ねぎがぬるぬるしているけど、可食部分は硬くブヨブヨしていないし、変色や異臭もない」と言う場合は、食べても問題ないので、そのまま調理しちゃってくださいね^^
玉ねぎがぶよぶな時は要注意!ダメな玉ねぎの見分け方をチェック!
先程少し触れましたが、玉ねぎがぶよぶよしている場合は要注意です!玉ねぎは本来固い野菜ですが、腐敗が進むとぶよぶよと柔らかくなってくるからです。
玉ねぎを手で軽く触ってみて、ぶよぶよとした柔らかさを感じたら腐っている可能性が高いと判断してOKです。
玉ねぎがぶよぶよと一部だけ柔らかくなっている場合は、その部分を取り除けば食べることは可能です(あまりおすすめはしませんが)。玉ねぎ全体が柔らかく、触ってへこむものは危なっかしいので食べるのはやめておきましょう!
では、腐った玉ねぎの特徴には、他にどのようなものがあるでしょうか?当てはまる場合は、単なるぬめりではなく、食べられなくなっている可能性があります。
茶色に変色している
茶色く変色している場合、雑菌が発生している可能性が高いので処分対象です!
具体的には、玉ねぎの皮を剥いたときに上部のみが茶色または黒色に変色している場合は、「灰色腐敗病」に感染している可能性が高いようです。
「灰色腐敗病」は収穫直後や貯蔵中に発症することが多く、長期間雨にあたっていた場合に発生しやすいと言われています。
その他、玉ねぎを切った際に一部だけ茶色に代わっているのは「りん片腐敗病」という病気の場合があるようです。
このように原因はいくつかあるようですが、とにかく変色した玉ねぎはダメということですね!
たまねぎ全体から液体がにじみ出ている
玉ねぎから茶色い汁が出る場合は、腐っている証拠です。玉ねぎの繊維や組織が傷んで液状になったものなので、決して食べずに処分しましょう。
反対に、玉ねぎから出白い汁がでる場合は、鮮度が良く「酸化アリル」という血液をサラサラにする成分が多く含まれている証拠なので、そのままサラダなどにして食べるのがおすすめです♪
変な臭いがする
玉ねぎから、腐った卵やガスのような臭いがする場合は腐っている可能性が高いので廃棄しましょう。
茶色の薄皮に黒いカビが発生している
補足になりますが、玉ねぎの黒カビは中まで届かないことがほとんどなので、茶色の薄皮さえ取り除けば食べることが出来ます。
万が一、中にまで黒カビがついている場合は、いつものより多めに皮というか白い部分を剥いて、真っ白なキレイな状態になったことを確認してから調理してください。
はい、大体こんなところでしょうか。
繰り返しになりますが、玉ねぎがぶよぶよしていたり、茶色い液体や変色、異臭が確認された場合は決して食べたりせず処分してくださいね!
玉ねぎの保存方法!ぶよぶよにならないためのポイントを解説!
では、どのように保存することで玉ねぎの旨みを保つことが出来るのでしょうか?次に、玉ねぎの保存方法をご説明します♪
玉ねぎは水分の多い野菜である為、日光を浴びたり湿度の高い場所では腐りやすいと言えます。
玉ねぎを日持ちさせるためには、中身が腐らないように「通気性の良い温度の上がりにくい場所」に保管することが大切です。
なので、春秋冬は涼しい場所に常温でおいておき、真夏には冷蔵庫に入れることをおすすめします!
ちなみに、わたしは普段通気性の良いバスケットに入れて玉ねぎを保管しています^^
野菜ネット以外の玉ねぎの保存方法
ポリ袋に入って売ってる場合は、買ってきたらすぐに取り出します。通気性の悪いビニール袋に入れておくのは玉ねぎが腐りやすくなる原因となるので注意が必要です!
玉ねぎが沢山あるときは、新聞紙をひいたダンボールにまとめ入れ、新聞紙を被せましょう。新聞紙は水分を吸収するのでこまめに取り替えれば湿度対策になりますよ♪
複数の玉ねぎの中から、腐敗している玉ねぎを見つけた場合は、すぐに取り除きましょう!
使いかけの玉ねぎの保存方法
カットした玉ねぎは、常温保存に向かないので冷蔵庫で保存します。使いかけはラップできっちり包み、ポリ袋に入れて口をしっかり締めます。
この状態であれば数日くらいは大丈夫ですが、長持ちはしないので、できるだけ早く使い切ることようにしてくださいね!
玉ねぎを冷凍保存する方法
実は、玉ねぎって丸ごと冷凍することも可能なんです^^
丸ごと冷凍するときは上下の端を切り落とし、さらに1cmほど十字に切り込みを入れ、ラップをしてフリーザーバッグなどの保存袋に入れます。
丸ごと冷凍玉ねぎは丸ごと食べられます。スープに丸ごと入れたり、他の野菜とレンジで蒸した後オリーブオイルと塩をかけて食べると美味しいですよ♪
丸ごと冷凍した玉ねぎはそのまま調理可能で、特に柔らかい食感になります(●´艸`)
また、薄切りやみじん切りなどと用途を想定して好きな大きさに切り、フリーザーバッグに入れて冷凍しておいたり、玉ねぎを炒めて飴色玉ねぎにした状態で冷凍保存することも可能です。
玉ねぎの見分け方!美味しい玉ねぎの特徴をざっくり紹介!
最後に、美味しい玉ねぎの見分け方をご紹介します。美味しい玉ねぎを見分けることで、家庭料理がより美味しくなりますよ♪
特徴① 表面
特徴② 形
球形に近いほど、味が良いとされています♪
特徴③ 触感
重量のあるものは水分を多く含んでいるので、甘くて美味しいですよ♪
まとめ
以上、玉ねぎのぬるぬるの正体やダメになっている玉ねぎの特徴についてお届けしました!
見た目や臭いに変化がなく、単純にぬるぬるしているのであれば、それは玉ねぎの成分が変化しているだけなので食べても問題ありません。
もし玉ねぎがぬるぬるしているだけでなく、茶色や黒に変色していたらり、明らかに異臭がする場合は腐っていると判断できるので、諦めて処分するようにしてくださいね。
玉ねぎは水分を多く含む野菜なので、保存状態が悪いと傷んですぐぶよぶよになってしまいます。
そうならないためにも、直射日光の当たらない風通しの良い涼しい場所で保存するようにしてくださいね。夏場は冷蔵庫に入れちゃってください!
参考になれば嬉しいです^^