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ふき味噌で食中毒!?ふきのとうの毒性やアレルギーについて詳しく調査!

この記事では、ふき味噌で食中毒になることはあるのか?という疑問についてお伝えしています!

ふきのとうで作るふき味噌は、様々な料理にもアレンジ可能で、実は隠れた主婦の味方でもあります。

ただ、ふきのとうは苦みが強く、その独特な味わいから「毒がある」と勘違いしている方も多いかもしれません。

わたしもふき味噌を作る際に、その言葉が頭をよぎり、食中毒の心配をしたことがあります^^;

結論からお伝えすると、ふきのとうは確かに毒を含む植物ですが、きちんとあく抜きすれば問題なく食べることができます。

もちろん、ふきのとうから作るふき味噌で食中毒になる可能性もかなり低いと言えるでしょう(ふきの毒素が原因で)。

もしふきのとうを食べて体調を崩す理由があるとすれば…

  • ふきのとうに対するアレルギー
  • ふきのとうに似ている植物の誤食
  • によるものと考えられます(´・∀・)ノ゚

    記事本文では、ふきのとうの毒性について詳しく解説するとともに、ふきのとうをふき味噌にした際の保存方法や賞味期限、さらにはふき味噌の美味しい食べ方についてお伝えしています^^

    これからふき味噌を作ろうかと考えている人は、ぜひ最後までチェックしてみてくださいね(*・∀-)☆

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    ふき味噌が食中毒の原因になるのか詳しく調べてみた!

    冒頭でも軽く触れたように、ふき味噌で食中毒になる可能性はかなり低いと言えます。

    それは、ふきのとうに含まれる毒素はあく抜きをすることで、安全に食べられる程度まで減らすことが可能だからです。

    植物は、動物や昆虫から身を守るために、自分の中に毒素を作り出す習性を持っています。

    その毒性の強さは植物によって千差万別ですが、特に春の野菜はこの毒性が強い傾向にあるようです。

    ふきのとうも例外ではなく、「ペタシテニン(通称:フキノトキシン)」という天然毒を持っています。

    ※ ペタシテニンは「ピロリジジンアルカロイド類」に含まれる天然毒の一種になります。

    この成分を多量に摂ると、肝臓に悪い影響を与える可能性があると言われています。

    こうして聞くと危険なものに感じますが、以下の3つに気をつけることで、ふきのとうを安全に食べることができるんです。

    ① 正しくあく抜きをすること

    あく抜きは、たっぷりの水に重曹(または塩)を加え、5分~10分間茹でてから水にさらします。

    水にさらす時間が長ければ長いほど、毒素は水に溶けて抜けていきますよ。

    参考:農林水産省の発行資料

    ② 大量に食べない

    たとえあく抜きをしていなくても、大量に食べなければ問題ありません

    苦みやエグみは強いままですが、常識的な量を食べていれば、まず中毒症状を起こすことはありません。

    ふきのとうを一日に食べても大丈夫な量について調べてみたところ、350gくらいまでは問題ないという情報を見つけました。

    これをふきのとう1個の重さ(約10g)で割ると「35個」というかなりの数になるので、まぁ安心して大丈夫でしょう。

    ③ 根っこの部分は食べない

    ふきのとうの天然毒は、特に根の部分に集中しているので、自分で採取するときには根の部分は切り落としてから調理するようにしましょう!

    はい、以上の3つに気を付けていれば、ふきのとうで食中毒になる可能性はほとんどないと考えてもらって大丈夫です^^

    当然、ふきのとうを材料に作るふき味噌についても同様です。

    可食部分を正しく使い、しっかりとあく抜きしたふきのとうで作ったふき味噌を、量を守って食べれば、食中毒になる可能性は極めて低いと言えるわけですね。

    ちなみに、これまでのところ、ふきのとうによる国内での健康被害は報告されていません。このことからも安心て食べられることがわかります(´・∀・)ノ゚

    ただし、ふきのとうを食べて体調不良を起こす原因はいくつかあり、代表的なものとしては…

  • ふきのとうに対するアレルギー反応
  • 似ている毒草を食べてしまったことによる中毒症状
  • などが挙げられます!

    ふきのとうは花芽の部分を食べるため、食べるときに花粉も一緒に摂取することになります。

    ふきのとうには雄花と雌花があり、基本的にはどちらも食べて問題ありませんが、まれに、雄花の花粉がアレルギー源となり、のどの痛み・顔の腫れ・かゆみ・嘔吐・下痢などの症状を引き起こすことがあると言われています。

    特に天ぷらにして食べると、花芽が油と衣でコーティングされるため発現が遅く、2~3時間後に症状に気付くこともあるので注意が必要です。

    「キク科の植物」にアレルギーがある方、また普段からアレルギー反応が起こりやすい方は雌花を選んで食べるようにしましょう。

    ちなみに雄花は黄色っぽくて細長く、雌花は白くふっくらしているのが特徴です!

    また、自分でふきのとうを採取した場合に起こりやすいのが、ふきのとうに似ている植物の誤食です。

    ふきのとうと同じ時期に似たような花芽を出す植物に、「ハシリドコロ」があります。

    赤紫の芽を出し、葉が何枚も重なり合った姿は、芽吹いたばかりのふきのとうととてもよく似ています。

    ただ、その毒性は比べ物にならないほど強烈で、すべての部位に強い天然毒を持っていると言われている危険な植物です。

    誤って食べてしまうと、嘔吐・下痢・めまい・幻覚が起こり、最悪の事態を招くことすらあるそうです。

    採取した植物がふきのとうだと確信が持てない時は、採取をやめ、食べることは絶対に避けるようにしてくださいね!

    アレルギーにおいても、誤食においても、起こってしまった場合ご家庭では対処が難しい場合がほとんどです。

    「いつもと違う」「何か変だな」と少しでも感じたら、すみやかに病院を受診するようにしましょう!

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    ふき味噌の保存方法や賞味期限について解説!

    もともと味噌は抗菌力・殺菌力が強いので、味噌自体から食中毒が発生することはほとんどないと言われています。

    その味噌をベースに、ふきのとうを砂糖や油と煮詰めて水分を飛ばして完成するふき味噌は、保存にも向いていますし、栄養素も豊富に含んでいる食品です。

    そんなふき味噌は、冷蔵と冷凍どちらでも保存が可能ですが、保存方法によって保存期間が変わってくるので、その点には注意が必要です!

    冷蔵保存の目安

    煮沸した瓶に詰め、1週間~10日間程度保存可能です。

    味噌が腐ることはほとんどありませんが、もし万が一白いカビなどが見られた場合は、迷わず捨ててください。

    冷凍保存の目安

    小分けにしラップに包んだ状態で、約1年間保存可能です。できればさらにフリーザーバッグにいれておくとさらに安心です。

    ふき味噌は冷凍してもカチカチに凍らないので、取り出してすぐに使えます。

    冷凍保存はカビの心配もありませんし、個人的にはおすすめの保存方法です^^

    ふき味噌の美味しい食べ方!アレンジアイデアを紹介!

    最後に、ふき味噌を使ったアレンジレシピをいくつかご紹介します♪

    簡単に作れるものばかりなので、忙しい時にもおすすめですよ^^

    ふき味噌の焼きおむすび

    何と言ってもふき味噌とご飯の相性は抜群♪

    おむすびの片側表面にふき味噌を塗り広げオーブントースターで焼くだけで、最大限にふき味噌を味わえます。

    白ご飯にふき味噌を少し混ぜ合わせてから作ると、さらに風味が増しておいしいですよ!

    ふき味噌とチーズのブルスケッタ

    ご飯に合うイメージが強いふき味噌ですが、実はパンとも相性が良いんです!

    フランスパンにふき味噌を塗り、その上にモッツァレラチーズを乗せてオーブンで数分。焼き上がりにパセリを散らせば、何ともおしゃれな一品に仕上がります。

    ふき味噌は焼くことで香りやほろ苦さが際立つので、料理の味に深みが増すように感じます♪

    鰆のふき味噌焼き

    甘辛い味がよく合う鰆にふき味噌を乗せれば、ほろ苦さも加わって春らしい味わいに。

    ふき味噌は焦げやすいため、先に鰆をグリルである程度焼いてから、ふき味噌を塗って焼き上げるのがポイントです!

    ふき味噌に砕いたクルミを散らせば、香ばしさがアップしますよ^^

    ネギと厚揚げのふき味噌炒め

    ふき味噌は味付けのアクセントとしても優秀です。

    小葱と厚揚げを、ふき味噌とマヨネーズで炒め合わせるだけで、立派な一品になっちゃいます。

    葱の代わりに季節の青菜もおすすめです!

    ふき味噌はお豆腐との相性も良いので、冷ややっこにそのまま乗せても美味しいですよ。

    ふき味噌マヨの野菜スティック

    ふき味噌とマヨネーズをお好みで混ぜ合わせ、スティック状に切ったキュウリやニンジン、セロリなどに付けていただきます。

    不足しがちな野菜も摂れますし、お酒もどんどん進むこと間違いなしです♪

    まとめ

    以上、ふき味噌で食中毒になることはあるのかどうかについてお届けしました!

    ふきのとうには確かに毒がありますが、きちんとあく抜きすれば問題なく食べられることがわかりました。

    そのことを踏まえれば、「ふき味噌にも食中毒の心配はほぼない」ということがよくわかります。

    ただし、アレルギーや誤食は起こる可能性があるということは、覚えておいた方が良さそうです!

    ふき味噌をはじめ、ふきのとうを料理して食べるときには、あく抜きなどの下準備をしっかりして、体調にも十分配慮しましょう。

    春野菜に含まれる毒素は、冬の間に身体に溜めこんだ悪いものを外に出してくれる働きがあると言われています。

    正しい知識を身につけて、春野菜の恩恵を目一杯いただきたいものですね♪

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