この記事では、スナップエンドウの白い斑点についてお伝えしています^^
春先から夏にかけてが旬の「スナップエンドウ」。
サッと茹でるとシャキシャキとした食感やしっかりとした甘味がおいしいですよね♪
そんなスナップエンドウですが、表面に白い斑点があることがあります。このまま食べてしまっても大丈夫なのかと心配になる人も多いかも知れませんね。
結論からお伝えすると、スナップエンドウの白い斑点はそのまま食べても大丈夫です!
見た目はあまりよくありませんが、味も斑点がないものと全く変わりません。
スナップエンドウに白い斑点ができる原因は、霜による冷害や擦り傷、もしくは害虫が食べたことなどによるもので、人体には影響がないと言われています。
まれに茶色い斑点や黒い斑点が見られることもありますが、それも外的要因や生育過程に発生した病気によるもので、安心して食べられます。
記事本文では…
などについてもまとめているので、ぜひ最後まで読んでいってくださいね(*・∀-)☆
スナップエンドウの白い斑点は食べても大丈夫なの?
冒頭でもお伝えしましたが、スナップエンドウの白い斑点は人体に悪影響を及ぼさないものなので食べても問題ありません。
と言うのも、外的要因がほとんどで、味や栄養素的には何ら問題がない場合が多いからです。
それでは、スナップエンドウの白い斑点の正体について見ていきましょう!
霜の影響
スナップエンドウの収穫時期は、3月から6月です。3月と言えば、まだまだ寒い日も多く、早朝には霜が降りることもありますよね。
露地栽培などの場合、この霜の影響をダイレクトに受けてしまうことによって、表面が凍傷のような状態になり、結果白い斑点となって表れてしまうことがあるんです。
繰り返しますが、見た目が悪いだけで味には全く影響がありません。
火を通すと斑点はほぼ消えるので、気になるようであれば茹でたり、その部分を取り除いたりして使用するといいでしょう。
擦り傷
スナップエンドウは、その生育過程において、葉や茎の間の風通しのよさが重視されます。
春先には強い風が吹くこともありますし、その影響でさや同士が擦れたり、さやが茎や葉にあたって傷ができたりすることがあります。
その部分が白い斑点となって残ってしまうという場合も多いようです。
また、霜の影響と同様、冷たい風の刺激によって凍傷のような症状が起こることもあるようです。
その場合も白い斑点や跡となってしまうことがほとんどです。
害虫のしわざ
3月から4月にかけては気候も暖かくなり、虫たちも活動を始める時期になってきます。
野菜を食べたり汁を吸ったりするアブラムシなどの害虫も、この時期になると活発に動き出します。
野菜や花などに虫たちが寄ってきますが、スナップエンドウは特にさやが厚く甘みも強いので、害虫にとっては「恰好の餌」となります。
その結果、スナップエンドウ表面の緑の色素が分解されて、白い斑点となって残ってしまうことがあるようです。
虫ときくとちょっと嫌な感じがする人もいるかもしれませんが、この場合も人体に影響はないので食べてしまっても大丈夫です!
よく洗ってからお好みの調理法でいただきましょう^^
いずれの理由によるものだとしても、食べることには何ら影響はありませんので、安心して調理してくださいね。
スナップエンドウの白い斑点については、主に今見てきた3つの原因が考えられますが、それとは別に、時折茶色い斑点が見られる場合があります。
次はこの茶色い斑点についてご説明いたします!
スナップエンドウの茶色い斑点は食べても大丈夫なの?
まず、スナップエンドウの茶色い斑点についてですが、こちらも結論から言ってしまえば食べても大丈夫です。
主な原因は、先ほどあげた3つとかぶる部分もあるのですが、白色ではなく茶色の斑点ができるのには、この他に以下のようないくつか理由が考えられます!
ひとつ目が、「生育環境の個体差」。
スナップエンドウなどの植物は、緑色の色素を持っていますが、その色素の量は種類や個体によって異なります。
また、同じ場所で育っていても、葉の影になっていたり、直射日光が強く当たったりと、実がなっている場所はそれぞれ違いますよね。
そのため、同じストレスを受けていても、色素量や環境によって発現する斑点の色が白かったり茶色かったりと違いがあらわれることがあるのです。
もうひとつスナップエンドウに茶色い斑点ができる理由としてあげられるのが、「生育過程での病気によるもの」です。
スナップエンドウは多くの野菜と同じように、葉や茎が病気にかかることが多々あります。
特に「うどん粉病」という、カビの一種が葉全体に広がっていく病気にかかると、下葉から枯れ始めてやがて茎も朽ち、最終的に実が収穫できなくなるケースも。
さらに、うどん粉病はさやそのものにも発生することがあり、その場合、病気であった箇所が黒褐色の斑点となって、さや表面に残ってしまうことがあるのです。
ちなみに、茶色い斑点のあるものは、白い斑点のあるものと比べると少し味も落ち食感も悪くなる傾向にあるようですが、きちんと洗ってから少し長めに茹でるなどをすれば食べても問題ありません。
栽培の過程で過酷な環境に置かれたスナップエンドウは、表面に斑点が出やすい傾向にあると言えるかもしれませんね。
通常、このような黒や茶色の斑点があるものは市場には流通しないことがほとんどですが、もしもそのようなスナップエンドウに遭遇しても、「食べられる」ということは覚えておいてくださいね^^
スナップエンドウに白いカビが生えた場合は食べずに処分!
最後に、食べない方がよいスナップエンドウはどのようなものなのかについて簡単に見ていきましょう!
白いカビのようなものが発生
スナップエンドウは時間が経つと、ヘタやガクの切り口の部分から綿のような白いカビが発生することがあります。
こうした場合、カビている部分を切り落とせばいいという話も聞きますが、見えない菌糸が伸びている可能性もありますし、カビの胞子が別の部分に付着している恐れもあります。
ですので、スナップエンドウのガクの部分に白いカビが発生しているのを見つけたら、迷わず捨てるようにしましょう。
また、ここまでの見出しで白や茶色の斑点は食べられるということをお伝えしてきましたが、もちろん例外もあります。
もし全体的に茶色や黒色が広がってしまっている場合は、スナップエンドウが腐っている可能性があるので食べずに処分するようにしましょう!
スナップエンドウは、傷み始めると実の端から変色していきます。
変色が一部分の場合は、その部分を切り落として食べることも可能ですが、触ったりにおいをかいでみたりして少しでも不安に思ったら捨てるようにしてください。
まとめ
以上、スナップエンドウの白い斑点や茶色い斑点についてお届けしました!
何気なく手に取ったスナップエンドウに白い斑点を見つけたことから深掘りしていった今回。スナップエンドウは、白い斑点も茶色い斑点も食べられることがわかりました。
白い斑点ができる原因としては…
などが考えられますが、いずれも人体に影響はないので、食べてしまっても問題ありません。
同様にスナップエンドウの茶色い斑点についても似たようなことが原因なので、食べてしまっても大丈夫です。
ただ、その変色が全体に及んでいる場合や、ガクの部分に白いカビのようなものが発生している場合は食べずに処分することをおすすめします。
傷んでいる確率が非常に高いですし、カビは目に見えない部分にまで菌糸を伸ばしていることが多いのがその理由です!
とりあえず、ちょっとした斑点くらいなら気にしなくても大丈夫です^^