この記事では、きゅうりの冷凍がまずいと感じる理由などについてお伝えしています^^
冷凍したきゅうりを解凍すると「ふにゃふにゃ」だったり「ぶよぶよ」になってしまうので、生のきゅうりの食感が好きな人にとってはまずいと感じてしまうかもしれませんね。
きゅうりは水分の多い野菜なので、解凍した時に壊れた細胞から水分が流れ出てしまい、そのような食感になってしまうのです。
また、冷凍保存特有の「冷凍焼け」を起こしている可能性も考えられます。
ただ、きゅうりを冷凍する前に水分を抜いたり、解凍の仕方や食べ方を工夫することで、ふにゃふにゃになったきゅうりでも全然美味しく食べられます♪
記事本文では、きゅうりの冷凍がまずいと感じる理由についてもう少し掘り下げるとともに…
などについてもまとめているので、ぜひ最後まで読んでいってくださいね(*・∀-)☆
きゅうりの冷凍がまずい理由!対処法も合わせてチェック!
冒頭でも軽く触れた通り、きゅうりを冷凍してまずいと感じるのは…
の2点が主な理由として考えられます(´・∀・)ノ゚
きゅうりは95%以上が水分なので、その水分を閉じ込めている細胞壁が冷凍することによって壊れてしまうと、解凍した時に一気に流れ出てしまいます。
そうなるとご存知の通り、ふにゃふにゃというかぶよぶよとした食感になってしまい、元のきゅうりとは似ても似つかないような状態になってしまうというわけです。
また、水分と一緒に水溶性である「ビタミンC」が流れ出てしまう可能性があるので、栄養素的にもデメリットと言えるかもしれませんね。
また、冷凍する時にラップに包んでそのまま冷凍してしまったような場合には、水分が飛んで乾燥したり、冷凍庫の臭いがうつってしまったりと、言わゆる「冷凍焼け」を起こした状態になってしまうこともあるかもしれません。
この状態になってしまうと、解凍が上手くいったとしても味は数段落ちてしまうので、文字通りまずいきゅうりになってしまいます。
となると、やはりきゅうりは冷凍してはいけない野菜なんじゃないのかと思ってしまうかもしれませんが、しっかり準備をしてから冷凍すればそれなりに美味しく食べられます。
「それなり」と書いたのは、生のきゅうりに比べるとどうしても食感が損なわれてしまうからです。これは冷凍野菜の宿命なので、諦めるしかありません。
しかし、逆に言えば食感が気にならない食べ方をするのであれば問題ないとも言えます。
ふにゃふにゃになってしまったきゅうりでも、その食感をいかした料理に使えば美味しく食べられるというわけですね^^
少し考え方を変えてみると、きゅうりがふにゃふにゃなのはメリットと捉えることもできます。
きゅうりは生で食べる時以外は大体「塩もみ」をして水分を抜き、ふにゃふにゃになってから酢の物にしたり、ポテサラに入れたりすることがほとんどだと思います。
でも最初からふにゃふにゃになっているのであれば、この塩もみのひと手間が省略できます。
普通は塩をまぶしてから10分くらいは置いておかないとダメなので、その10分を短縮できるのはなかなか時短になりますよ!
なので、きゅうりを冷凍してふにゃふにゃになったとしても、それは失敗ではないの捨てたりせず、上手に料理して美味しくいただきましょう♪
きゅうりの冷凍方法を解説!美味しく食べる解凍方法のコツも紹介!
ここからは、きゅうりの味を出来るだけ落とさないための冷凍保存のやり方について解説していきますね。
きゅうりの冷凍方法には…
のふたつがあります(´・∀・)ノ゚
それぞれの方法に良いところがあるので、あなたの好みに合わせて使い分ければ良いかと思います^^
それでは、それぞれ詳しく見ていきましょう!
1本まるごと冷凍する場合
この方法のメリットは、とにかく冷凍するまでの手間がかからないのと、解凍してから好きなサイズにカットできるという点です。
なので…
みたいな感じの人におすすめしたい方法です♪
以下、ざっくりとしたやり方です!
② キッチンペーパーなどでしっかり水分と取り除く
③ 1本ずつラップでしっかり包む
この時、きゅうりの表面が空気に触れないに気をつけましょう。そこから乾燥していきますので。
④ フリーザーバッグに入れて冷凍する
ここが一番重要です。ラップ×フリーザーバッグの2重構造が、きゅうりを乾燥や臭い移りから守ってくれます。冷凍焼け対策としては非常に効果的です!
補足になりますが、冷凍庫に入れる時は「金属製のトレー」にのせておくと、短時間で冷凍することができます。
きゅうりに限らず食品を冷凍する時のポイントなので、ぜひ覚えておいてくださいね^^
まるごと冷凍の保存期間については約3週間~1ヶ月程度が目安となります。冷凍していても少しずつ劣化するのは止められませんので、できるだけ早く食べ切るようにしてくださいね。
次に美味しく食べるための解凍方法ですが、ポイントは「半解凍」の状態で解凍をストップするという点です。
完全に解凍してしまうと、前述した通り水分が抜けてふにゃふにゃになってしまうので、まだ固さの残った状態でカットしてしまおうという寸法です!
具体的には、ラップをしたままの状態で2~3分程度流水にさらして解凍すれば、大体良い感じになるかと思います。さらす時間はきゅうりの太さによって違ってくるので、細いきゅうりの場合は短めに調整してください。
ある程度解凍できたかなと感じたら、きゅうりをぎゅっと握ってみて、少し固さが残っているなと感じるくらいのところが半解凍の目安です。
ここまで解凍できたら、ラップを外して軽く絞って余分な水分を落としましょう。この状態で好きなサイズにカットし、最後にもう一度軽く絞って水分を落とせば準備完了です!
後は目当てのレシピに使いましょう。細胞が壊れているので、味がすごく入りやすいですよ♪
小口切りにして冷凍する場合
まるごと冷凍に対してきゅうりを小口切りにしてから冷凍する方法のメリットは、解凍に時間がかからないということと、解凍してすぐに使えるという点です。
なので…
といった人に向いている方法と言えるでしょう!
やり方は以下の通りです^^
② きゅうりを好みの薄さで小口切りにする
③ 塩をまぶして揉み込み、5~10分程度置く
④ きゅうりを絞って余分水分を落とす
⑤ ラップの上にあまり重ならないように並べる
⑥ ラップでしっかり包み込む
⑦ フリーザーバッグにいれて冷凍する
小口切りにしてから冷凍する方法でも、冷凍保存のポイントはまるごとの場合と同じです。
きゅうりが空気に触れないように密封することと、金属製のトレーにのせて冷凍時間を短縮するという点です。
また、きゅうりをあまり重ならないように並べることで冷凍時間はさらに短くなりますし、逆に解凍するのも短時間でよくなるというメリットがあります!
小口切り状態での保存期間については、約2週間が目安です。カットしている分劣化が早いので、まるごと冷凍よりもさらに早く食べ切るようにしてくださいね。
使う時は冷蔵庫に移して自然解凍しましょう。どうしても急ぐという場合は、フリーザーバッグのまま流水で解凍してもOKです^^
少し手間がかかるやり方ではありますが、解凍してからすぐに使えるというのは大きなメリットですね。
酢の物やサラダに入れるような使い方しかしないという人にとっては重宝しそうです♪
まとめ
以上、きゅうりの冷凍がまずいと感じる理由やその対処法などについてお届けしました!
きゅうりは冷凍すると水分が抜けてふにゃふにゃになってしまうので、生の食感を期待している人にはまずいと感じるかもしれません。
また、冷凍に失敗して冷凍焼けを起こしているような場合は、本当にまずくなっている可能性が高くなります。
ふにゃふにゃ食感については、「そういうもの」という認識を持って、ふにゃふにゃ食感をいかせる食べ方を選べば美味しく食べられます。
冷凍焼けは、ラップとフリーザーバッグでしっかり密封しておくことで効果的に防ぐことができます^^
あと、まるごと一本冷凍したきゅうりを解凍する時は、「半解凍」で止めるのがポイントです。完全に解凍するとふにゃふにゃになるのでご注意ください!
きゅうりが冷凍できればかなり便利なので、ぜひ参考にしてみてくださいね♪