この記事では、オクラの表面が黒い場合は食べれるのかどうかについてお伝えしています^^
オクラを買って冷蔵庫でしばらく放置していると、オクラの表面に黒い斑点やしみのようなものが出てくることがあります。
結論からお伝えすると、オクラの表面の一部にだけ黒い部分がある場合は、まだ食べれる状態であることがほとんどです。
逆に、表面の一部ではなく全体が黒くなっていたり、中の種まで変色しているような場合は劣化してダメになっている可能性が高くなります。
また、フワフワとした毛のようなものが生えて変色している場合もカビの可能性が高いですので、食べずに処分するようにしましょう!
記事本文では…
などについてもお伝えしているので、ぜひ最後まで読んでいってくださいね(*・∀-)☆
オクラの表面が黒いのは食べれる場合が多い!原因も解説!
冒頭でも軽く触れましたが、オクラの表面が黒い状態であっても、それが一部分だけであれば食べれることがほとんどです。
オクラがこのような色になってしまうのにはいくつか理由があるのですが、特に身近なものとしては…
のふたつが考えられます。
もうひとつオクラの病気が考えられるのですが、あまり多くはないので今回は割愛させていただきます。
オクラを傷つけてしまった跡
まずひとつめの「オクラを傷つけてしまった跡」についてですが、これは人間でいうところの内出血のようなもので、オクラに含まれている鉄分がぶつけたところで酸化して黒くなっているような感じです。
オクラは野菜の中でも鉄分を多く含んでいるので、ちょっと傷つけただけでもそこから黒くなってしまいます。思っている以上にオクラはデリケートなのです。
ですので、黒くなっていると言ってももとは鉄分ですので、そのまま調理して食べてしまっても問題ありません。
冷蔵庫保存による低温障害の影響
次に「冷蔵庫保存による低温障害の影響」についてですが、これはオクラを買ってきてから温度の低い冷蔵庫の中に長期間保存している場合によく起こる現象です。
あまり知られていませんが、オクラはアフリカが原産地なので本来温かい場所で育つようにできている植物です。つまり、寒さにはめっぽう弱いんです。
そのオクラを温度の低い冷蔵庫の中に入れてしまうと、寒さで弱ってしまい表面が黒く変色してしまうのです。
個人的に「低温障害」という言葉は作物を育てている段階で使う言葉なのではないかと思っているのですが、通説的に冷蔵庫保存での変色理由にも使われているので、あえてそのまま使用しています。違和感を覚える人がいるかもしれないので一応…。
低温障害を起こしているオクラも別に食べれるんですが、多くの場合変色だけでなく水分が少なくなってヘナヘナになっていることが多いので、あまり美味しくはないかもしれませんのでご注意ください(´Д`。)
このように、オクラの一部が黒い場合でもほとんどの場合は食べて大丈夫ですのでご安心くださいね。
ただ、食べれると言っても見た目的にはあまりよろしくないので、細かくに刻んで他の食材と合えるなど、変色や味・食感の劣化があまり目立たないようにして食べるのがおすすめです^^
ダメになっているオクラの見分け方
ここからは、傷んでしまってダメになっているオクラの特徴や見分け方についてまとめておきますね。
黒く変色しているだけでなく、以下のような特徴が確認できる場合はすでに食べられなくなっている可能性が高いので処分するようにしましょう!
全体的に変色している
オクラの変色が一部分だけでなく全体的に黒くなっている場合は、上に挙げたような食べれる状態以外の問題が起きていることがほとんどです。
特に、常温で保存しているのにそのような変化があった場合は普通に腐りかけていると判断できるので、そのまま処分することをおすすめします!
そこまで変色している場合は色以外にもダメっぽい要素があると思うので、こりゃダメだなとすぐわかるとは思いますが^^;
種が変色している
変色が一部だったとして、カットした時に見える種が変色している場合もダメになっているサインと言われています。
この場合、黒というよりも茶色に変色しているケースが多く、オクラの中まで劣化が進んでいると判断してOKです。
変色した種を取り除けば食べれるんじゃないかと思うかもしれませんが、リスクの方が高いのでやめておきましょう。
というわけで、種が茶色になっているオクラも処分対象です!
異臭がする
ここから下は当たり前の特徴ばかりですのでさらっといきますね。
そのままですが、オクラから食品が腐った時に発する臭いを感じたらアウトです。
表面に粘りがある
オクラを触った手にネチャっとした感触を感じた場合もアウト。それはオクラ特有のネバネバではなく、ダメになっている場合のネバネバです。
また、そのような状態であればすでにオクラはフニャフニャになっていると思うので、見つけたら即処分してしまいましょう。
カビが生えている
オクラって結構カビが生えやすいんですよね。タッパなどに入れている時だけでなく、ネットに入れたままでも結構生えてきます。
なんなら、店頭で売られている時からカビているなんてケースもあります!
そしてイオンの半額以下になってたオクラ。カビオクラ。後ろに写ってるオクラの割引シール付いてるのほとんどカビオクラだったんだけどこれセーフなん?凄く毛深い。 pic.twitter.com/1OBVHjhZxP
— たはし (@tahashidayon) July 29, 2019
カビの見分け方はふわふわした毛のようなものがついているかどうかで判断できます。多くの場合白っぽいふわふわしたカビが発生するので、カビだとすぐわかるかと思います。
カビの生えたオクラは当然処分してください。カビている部分を取り除いたりしてもダメです。菌糸がどこまで伸びているかわからないので、ハイリスクノーリターンです。
オクラの正しい保存方法!黒くさせないためのコツも紹介!
それでは最後に、オクラを黒くさせないための正しい保存方法についてまとめておきますね!
常温、冷蔵、冷凍の3つのやり方について解説しているので、いつもオクラを適当に保存しちゃってる人は参考にしてみてください^^
オクラの常温保温
オクラを常温で保存する場合は、新聞紙などにくるんで湿気を取り、直射日光の当たらない比較的涼しい場所で保存するようにしましょう。
オクラは寒いのも苦手ですが、温度が高過ぎるのもあまり得意ではありません。
なので、室温の高くなる夏場であれば当日中に食べるようにしましょう。それ以外の季節でも長くは持ちませんので、翌日までには食べることをおすすめします!
あと注意点としては、先っぽの部分は傷つきやすいので、ヘタを方を下にして立てて保存すると黒くなるのを防ぐことができますよ^^
オクラの冷蔵保存
オクラを常温保存よりも長く保存したい時は、フリーザーバッグなどに入れて冷蔵庫の「野菜室」に入れて保存するのが正解です。
野菜室は他の場所よりも少し温度が高く設定されているので、オクラが低温障害を起こすのを防ぐことができます!
冷蔵庫の中は思っている以上に乾燥しているので、水分が飛んでしまうのを防ぐためにフリーザーバッグ、なければビニール袋などに入れてあげてください。
この状態なら4~5日程度は日持ちするので、そのあたりを目安に食べ切るようにしてくださいね♪
それ以上になるとどうしても劣化して黒くなってくるので、食べるまでに時間がかかりそうなら次に紹介する冷凍保存に切り替えてください!
オクラの冷凍保存
たくさんオクラを買って食べるまでに時間がかかりそうな場合は、思い切って冷凍保存することをおすすめします。
鮮度が落ちてから冷凍するのは良くないので、できるだけ早い段階で冷凍してしまうのがポイントです!
ちなみに、オクラは生のままでも加熱してからでも冷凍することができます。
生のまま冷凍する場合は、塩でゴリゴリして産毛を取った後、ヘタとガクの部分を取り除いておきましょう。
その状態で数本ずつ小分けにラップで包み、それをさらにフリーザーバッグに入れて冷凍すればOKです。
この時、冷凍時間を短縮するために「金属生のトレー」などにのせたて冷凍すると、品質の劣化を少しだけ防ぐことができます♪
加熱してから保存する場合は、同様の下処理をした後に軽く茹でる、もしくはレンジで30~40秒くらい加熱しておけば問題ありません。
粗熱を取ったあとはやはり小分けにしてラップに包み、フリーザーバッグに入れて冷凍してください。
ある程度用途が決まっている場合は、カットした状態で冷凍しても大丈夫ですよ♪
和物にする場合などは輪切りにしておくと使う時に便利ですね!
まとめ
以上、オクラの表面が黒い理由や対処法などについてお届けしました!
オクラが表面が黒くなるのは、傷ついたところが酸化している、もしくは冷凍保存による低温障害が原因であることがほとんどです。
なので、一部分だけが黒くなっている程度であれば、そのまま調理して食べてしまっても問題ありません。
逆に、オクラ全体が黒くなっているものやベタつき、嫌な臭いのあるものについてはダメになっている可能性が高いので食べずに処分するようにしましょう!
種が茶色くなっているものや一部にカビの生えているものもダメです。
オクラは日持ちしない野菜なので、どんなにちゃんと保存しても時間が立つと劣化して次第に黒くなっていきます。
できるだけ鮮度を保つ保存方法を選びながら、黒くなる前に食べきるのが一番賢い選択と言えそうですね^^