この記事では、オクラは生で食べたらダメなのかどうかについてお伝えしています^^
茹でて刻むとネバトロ感がやみつきになる「オクラ」。
様々な料理に活用できる夏野菜の代表格とも言えるオクラですが、意外と知られていないのが生食できること。そう、実はオクラは生で食べられるんです!
特に新鮮で柔らかいものは生食に向いていて、茹でたオクラとはまた違った風味や食感を楽しむことができます。他の野菜と同様に、茹でたものより栄養価が高いことも生食の良いところ。
ちなみに、この魅力的なオクラの生食に必須なのが「下処理」です。
下処理と聞くと面倒に感じるかもしれませんが、オクラの下処理は超簡単なのでご安心ください^^
記事後半では…
などについてもまとめているので、ぜひ最後まで読んでいってくださいね(*・∀-)☆
オクラを生で食べたらダメなの?茹でたオクラとの違いも解説!
冒頭でもお伝えしたように、オクラは生で食べられます。
オクラにはオーソドックスな5角形のものやちょっと大きい丸型のものなど、色々な種類がありますが、どんなオクラも下処理さえすれば生で食べることが可能です。
特に鮮度が良くて柔らかいオクラは下処理もしやすい上に味も良く、オクラを生で食べたい場合には最適ですよ。
よく勘違いされやすいのが、オクラは生で食べると身体によくないという情報ですが、この情報の本当の意味は、「オクラを下処理しないまま生で食べると、身体に負担がかかってしまう」ということだと、わたしは思っています。
と言うのも、オクラの表面には無数の産毛が生えており、このままの状態で食べてしまうと、口当たりが悪いうえに、消化不良の原因になってしまう可能性があるからです。
また、人によってはオクラの産毛がアレルゲンとなり、オクラアレルギーを引き起こしてしまう危険性もあるそうです。
通常、野菜などは生の方がアレルギーの発症率が上がるのですが、オクラも例外ではないんですね。
このように、生のオクラには身体に甚大な影響を与えるような毒性は含まれてはいないものの、適切な下処理をしなかった場合やたくさん食べ過ぎた場合には、人によって消化不良や下痢、アレルギー反応などを引き起こしてしまう恐れがあります。
ですので、オクラを生で食べたいときには、必ず下処理するようにしてくださいね(ノ `・∀・)ノ゙
さて、ここからは生のオクラと茹でたオクラの具体的な違いをまとめてみました!
味・香りの違い
基本的に生のオクラも茹でたオクラも味に癖がないので食べやすく、どんな調味料とも馴染みます。
あえて違いを挙げるなら、食べたときに感じる「青臭さ」。
生のオクラの方が鼻に抜けるような野菜独特の香りがあり、ダイレクトに味覚に響きます。
茹でたオクラよりも生のオクラの方がちょっと大人の味わいかもしれませんね。
食感・ねばりの違い
生のオクラの方が歯ごたえがあり、気持ちの良いシャキシャキ感を感じられます。
実の中の種の「プチプチ感」を楽しめるのも、生食の醍醐味。
特に刻まずに食べる場合は、歯切れも良くネバネバも感じにくいため、ネバネバが苦手な人は、生のまま、しかも大きめカットで食べる方が食べやすいかと思います。
これに対して、茹でたオクラは柔らかく、トロトロネバネバとした食感が特徴です!
栄養価の違い
生のオクラにも、茹でたオクラにも、驚くほど豊富な栄養素が含まれていますが、生の方が若干栄養価が高いと言われています。
その理由は、茹でることによって水溶性のビタミンやミネラルが溶け出して減少してしまうからです。他の野菜と同じですね!
ちなみに、オクラに含まれる主な栄養素は次の通りです(´・∀・)ノ゚
この中でも特に強い抗酸化作用を持つ「ビタミンC」や胎児の成長に欠かせない「葉酸」は他の野菜よりもオクラに多く含まれていますが、茹でることによって減少しやすい栄養素と言えます。
逆に、身体の維持に必要なビタミンAを作ってくれる「βカロテン」は茹でることによって増える栄養素として知られています。
また、オクラの食物繊維は、水溶性食物繊維と不溶性食物繊維がバランスよく含まれていて、主にオクラの水溶性食物繊維(ペクチン)はネバネバの成分のもとになっています。
オクラのネバネバは血糖値の上昇を抑えたり、脂質やナトリウムの排出を促してくれる働きがあるので、よりオクラの健康効果を感じたい方には茹でオクラをおすすめします^^
こうして生のオクラと茹でたオクラの違いを確認していくと、それぞれにそれぞれの特徴があって、どちらにも魅力があることが分かりますね。
その日の好みや体調で食べ方を選んでみれば、オクラから摂れる栄養素も味わいの幅もさらに広がるような気がします^^
オクラの生食で下処理なしはダメ!正しい下ごしらえのやり方!
繰り返しになりますが、オクラを生で食べたいときには下処理が必須です。
ここでの下処理とは、簡単に言ってしまえば「オクラの表面の産毛を取り除く工程」になります。
また、オクラのガクやヘタは生で食べるにはかた過ぎるので、この下処理の工程で同時に取り除いてしまいましょう。
それでは、オクラを生で食べる場合の下処理方法を見ていきましょう♪
生食の下処理方法
手順① オクラをよく水洗いする
汚れなどを取り除くと同時に、オクラ表面の産毛を湿らせて下処理しやすくします。
手順② まな板にオクラを並べ、塩を振りかける
オクラ5本に対し、塩小さじ1杯強が目安です。
手順③ まな板の上でゴロゴロと手を動かす(板ずりする)
で板ずりすることによりオクラのアクも抜けますし、色も鮮やかになります。
またこの時に表面の産毛も取れるので、調理したときの味のしみ込みもとてもよくなりますよ。
手順④ 塩を洗い流してから、ヘタとガクを切り落とす
③の前や、塩を洗い流す前にヘタとガクを切り落としてしまうと、板ずりしたときに種が出てきてしまいますし、塩を洗い流すときに実の中に水が入ってしまいます。
食感のアクセントである種を残し、水っぽい仕上がりを回避するためにも、必ず最後にヘタとガクをカットするようにしましょう。
はい、以上がオクラの下処理になります!コツも技術も必要ありません。
ちょっと面倒に感じるかもしれませんが、オクラを生で食べるときには必ず行うようにしてくださいね!
下処理なしで食べるよりも、ずっと美味しくなりますし、身体への負担も圧倒的に少なくなりますよ♪
選び方のポイント
オクラを生で食べる場合は、どんな種類のオクラにしても「できるだけ鮮度のよいものを選ぶ」ことをおすすめします。
新鮮なものは実も柔らかいですし、食感や香りもよく、下処理もしやすいですよ。
以下に鮮度の良いオクラの選び方のポイントをまとめてみたので、ぜひ参考にしてみてくださいね♪
生オクラの美味しい食べ方!わたしのおすすめを紹介!
最後に、生オクラの美味しい食べ方を紹介しますね!
どれもお手軽簡単料理なので、ぜひ作ってみてください(^^♪
生オクラの納豆丼
冷凍保存しておいた常備菜の肉味噌と新鮮な生オクラの肉味噌丼。
暑い時期、体力を消耗させない為に火を使わない調理も大切です。
トマトもずく酢で消化を助けると共に夏バテ予防効果もプラス。#発酵食品 #免疫力アップ #腸活#フードロス #食育 #消化酵素 pic.twitter.com/Pyfll4yzWn— 発酵文化研究所 株式会社Career Lab 次の目標はロサンゼルス進出 (@CareerLab_) August 26, 2020
下処理した生のオクラを刻んで、納豆と混ぜて白ご飯に乗せるだけで、立派などんぶりが完成。
仕上げに卵の黄身を乗せれば、色どりも良く、夏の食欲を刺激してくれます。
生オクラは細かく刻めば刻むほど粘りが出て美味しいですよ。
生オクラって、個性の強い食材と合わせるとその食材の長所を引き立ててくれるし、オクラ自体の味も際立って、一石二鳥なんです!
生オクラのおつまみ
今夜はお祝いなので1人で飲みます🎊
今までオクラといえばお醤油がベストオブベストだと思い込んでいたけれど
生オクラに
オリーブオイル、塩、ブラックペッパー
たった1分で立派な前菜だ… pic.twitter.com/nnUVbB9vSG— ꪔ̤̮はしご酒する野菊ꪔ̤̮ (@nogiku_hashigo) September 12, 2021
生のオクラを丸ごとオリーブオイルで和えて、ブラックペッパーで味付けした簡単おつまみ。
生オクラのワイルドな歯ごたえと味に、お酒が進みます。
ブラックペッパーのかわりに岩塩を使うのも、シンプルながらコクがある味に仕上がってオススメですよ。
オクラの冷やしうどん
#ヴィーガンラーメンkenju
今日の晩ごはんでーす🍜
塩ヴィーガンラーメンスープを冷やしておうどん!
トッピングにレモンとミョウガと生オクラ!
塩レモン冷やしうどんだよ🤗 pic.twitter.com/vXwe0nkDER— ない (@kimiganai) August 5, 2020
塩とレモンで味をととのえたうどんに、生オクラをトッピングした夏にピッタリの一品。
生オクラはミョウガなどの香味野菜との相性も抜群なんですよ。
うどんは、出汁の味を生かしたシンプルな味付けの方が、よりオクラや他のトッピングがアクセントになります。
うどんだけでなく、そうめんや冷や麦を食べるときの薬味としても生オクラは優秀食材です。
まとめ
以上、オクラは生で食べたらダメなのかどうかについてお届けしました!
オクラは新鮮で柔らかいものであれば、加熱せずに生で食べることもできます。
生オクラ独特の食感を味わえるだけでなく、より栄養素をたくさん摂取できるので夏バテ気味の身体には嬉しい野菜です♪
ただし、オクラを生で食べたいときには下処理が必須。
オクラの産毛による消化不良やアレルギーを回避するため、また、生オクラの栄養をより効率的に摂るためにも、必ず下処理をするようにしましょう。
野菜は色々な食べ方ができる上に、それぞれの食べ方にそれぞれのメリットや美味しさがあるので全然飽きません^^
調理法ごとの味わいや栄養素を知れば、その時の自分の体調や心持ちに合った料理が作れて、身体にも心にもやさしい食事ができます。
正しい知識と情報で、もっともっと野菜料理を楽しんで、自分や家族の健康を守っていきたいなと思いました(●´▽`)