この記事では、玄米がべちゃべちゃになる原因と対処法についてお伝えしています^^
最近は健康への意識が高まり、白米よりも栄養素が豊富に含まれている玄米を選択される方が増えています。
精米されていない玄米は白米と比較して栄養的なメリットがある反面、炊き方が白米よりも難しく、玄米がべちゃべちゃになってしまうという話を良く耳にします。
玄米がべちゃべちゃしてしまう主な原因としては、
などが考えられます(´・∀・)ノ゚
玄米は白米よりもかたくパサパサしているイメージがあるので、ついつい浸水時間を長くとってしまったり、水の量を多めにしてしまう傾向が強いので注意が必要です!
記事本文では、これら玄米がべちゃべちゃになってしまう原因の解説とともに、柔らかくなってしまった場合の対処法やリメイクアイデアについてもお伝えしています。
どうも玄米が上手に炊けないぞという方は、ぜひ最後までチェックしてみてくださいね(*・∀-)☆
玄米がべちゃべちゃになる原因について詳しく解説!
冒頭でも軽くお伝えしましたが、玄米がべちゃべちゃになってしまうのは、浸水時間が長過ぎるか水の量が多過ぎることが原因として考えられます。
この2つの原因について、もう少し詳しく掘り下げてみましょう!
原因① 浸水時間が長い
玄米を美味しくふっくら炊き上げるには、白米の時よりも長い時間浸水させておくのがポイントとなります。
具体的に書くと、白米の場合は1時間程度でも十分ですが、玄米だと5~6時間くらいは浸水して水分をしっかり含ませる必要があります。
しかし、この浸水時間は長ければ長いほど良いというものではなく、これ以上浸水時間が長すぎると逆に水分を多く吸いすぎてしまい、玄米がべちゃべちゃになってしまう原因になってしまう場合があるんです。
例えば、翌日の朝食用にと前日の夕食後すぐあたり(20時前後)に玄米を水に浸けてしまうと、翌朝の6時までだと10時間も浸水してしまうことになります。
浸水時間は長くても7〜8時間を超えないようにするようにしてくださいね!
補足になりますが、玄米の浸水時間は玄米を紹介しているサイトや、購入した商品によってバラツキが大きい場合があります。
もちろん品種によっても多少の違いがあるので、玄米の浸水は何時間!と一概には決めにくいわけです。
なので、玄米の入っている商品のパッケージに書かれている量を参考に一度炊いてみて、その後に好みの食感になるように浸水時間を調節することが重要となってきます。
自分なりの目安が見つかるまでは、毎回何時間浸水したかをメモしておいて、その中から好みの炊き上がりになる浸水時間を見つけるようにしましょう!
原因② 水加減が多すぎる
白米と比べた場合、浸水時間同様水の量についても玄米の方が多くなりますが、これも多ければ良いというものではなく、好みに合った適量があります。
玄米はパサパサになりがちなイメージがあるので、最初はどうしても水を多く入れてしまいがちです。
それだけでも炊きあがりは柔らかくなってしまいますが、さらに長すぎる浸水時間が加われば、もうべちゃべちゃまっしぐらなのは言うまでもありません。
炊飯器に玄米モードがある場合は玄米のメモリを、土鍋で炊く場合は玄米の1.3倍の量を目安にしっかり軽量してから入れるようにしてください!
特に土鍋の場合は水加減が難しいので、最初はパッケージに書かれている量を守り、それから少しずつ自分の好みに合わせて水量を調節するようにしましょう。
水の量に関してもやはりメモが活きてくるので、最初のうちは忘れずに入れた水の量を記録するようにしてくださいね!
玄米が柔らかすぎた場合の対処法を紹介!捨てる前に試してみて!
ここからは、玄米が柔らかすぎた場合の対処法について見ていきましょう!
玄米が柔らかすぎた場合に試せる方法としては…
の3つがおすすめです^^
どの方法も100%好みのかたさにまでもっていけるわけではありませんが、捨ててしまうくらいであれば、これらの方法をぜひ試して欲しいと思います。
それでは、ひとつずつ詳しく説明していきますね♪
炊飯器で再加熱する方法
まずは、一番お手軽な炊飯器でそのまま再加熱して水分を飛ばす方法になります!
炊飯器に再炊飯モード(再加熱モード)があればその機能を活用しましょう。再炊飯モードがない場合はもう一度炊飯ボタンを押して何分か加熱する形となります。
炊き上がったべちゃべちゃの玄米を軽くひと混ぜして中の水分を飛ばし、それから炊飯器のボタンを押すだけでOKです。
しばらく時間がたったら加熱をストップして、中の様子を伺ってみましょう。味見をしてあなたが許せる範囲までかたくなっていれば成功です!
この方法だけでも多少べちゃべちゃ感は軽減できるかと思いますが、それでもまだ水分が残っている場合は、別の方法も取り入れてみてください^^
電子レンジで加熱する方法
とりあえず今すぐ食べる分だけなんとかしたいという場合は、電子レンジで加熱して水分を飛ばす方法がおすすめです。
ご飯茶碗一杯分くらいの玄米を平らなお皿に移して広げ、ラップをかけずに電子レンジで加熱してみましょう。
加熱時間は、600Wの電子レンジで約1分くらいが加熱の目安となります。電子レンジの性能や玄米の柔らさ具合によって加熱時間は調節してください。
一度に長時間加熱すると加熱ムラが発生したり、一部がカラカラになってしまう可能性があるので、放置せず様子を見ながら少しずつ加熱するのがポイントです。
途中で一度全体をかき混ぜてあげると、より均一に玄米から水分を飛ばすことができますよ!
繰り返しになりますが、ラップをしてしまうと余計にべちゃべちゃになってしまうので、必ずラップはかけない状態で加熱するようにしてくださいね^^
土鍋やフライパンでで加熱する方法
最後に紹介するのは、フライパンや土鍋を使って直火で再加熱する方法です!
他の方法と比較すると手間は少しかかりますが、味見をしながらの加熱が可能なので、より自分好みのかたさに調節することができるというメリットがあります♪
やり方はとってもシンプルで、フライパンや土鍋に移した玄米を時々かき混ぜながら、弱火でじっくり加熱するだけでOKです。
混ぜるといっても熱の均一化と水分を飛ばすのが目的なので、あまりグリグリ混ぜすぎないように注意してください。混ぜすぎると玄米がつぶれて粘りが出てしまいますので…。
あと、火から下ろした後もしばらくは予熱の効果が続くので、味見をして自分の好みよりも少し柔らかいかな感じるところで火を止めておくと、食べる時に丁度良いかたさになりますよ。
予熱に関してはフライパンよりも土鍋の方が蓄熱性が高いので、このことを意識してみてくださいね!
余談になりますが、土鍋を持っていない人にはおすすめしたい土鍋があるので、ちょっとだけお付き合いください♪
わたしのおすすめは、ハリオの「フタがガラスのご飯釜」です!
この土鍋は火加減の調節がほとんど必要なく、炊き上がりも笛の音で知らせてくれる(フタの持ち手がホイッスル)という便利土鍋なんです(●´艸`)
また、フタがガラスで出来ているので、炊飯途中でも中の様子を見ることができちゃいます♪
口コミの傾向や詳しい解説についてはこちらの記事で詳しくお伝えしているので、ぜひ合わせてチェックしてみてくださいね!
参考記事:ハリオご飯窯の口コミ評判!ご飯以外のレシピや焦げ付きやすいかも調査!
失敗した玄米のリメイクアイデア!おすすめレシピを紹介!
さて、ここまでやっても玄米がどうにもならなかった場合、最後の手段として別のご飯料理にリメイクしてしまうことをご提案させていただきます!
ポイントは、水分を多く含む料理にリメイクすること。
例えば、リゾットや雑炊(おかゆ)などがわかりやすいですね。こういった料理であれば、もともと玄米がべちゃべちゃだったとしても問題ありませんので^^
せっかくなので、少しだけおすすめレシピを紹介させてもらいますヽ(*´∀`)ノ
洋風にアレンジ!玄米を使ったチーズたっぷりリゾット
① 玉ねぎを細かくみじん切りにして、油(分量外)を少々入れたフライパンで、しんなりするまでいためます。
② 良い感じに玉ねぎが透き通ってきたら、お水とコンソメを加えてスープに仕上げます。
③ コンソメスープに玄米を加えて加熱し、お米が膨らんできたらピザ用チーズを加えて軽く混ぜましょう。チーズがとろっとしてきたら火を止めてOKです。
④ 器に盛り付けて、お好みにで塩、こしょう、粉チーズを振りかければ完成です♪
あっさり系なら!鶏ガラスープと白だしを使った玄米卵がゆ
① お鍋にお湯を沸かして、ごま油以外の調味料を加えてスープに仕上げます。
② スープの味が決まったら、玄米を入れて弱火でぐつぐつ加熱していきましょう。好みのかたさになればOKです。
③ 溶き卵を全体に回しかけ、白身が固まる程度に火が通ったら完成です!
④ 好みでごま油を少しかけると、中華料理感がアップしてまた違った味わいを楽しめます♪
まとめ
以上、玄米がべちゃべちゃになる原因と対処法についてお届けしました!
玄米がべちゃべちゃになってしまう原因は、
のどちらか、もしくはその両方だと考えられます。
玄米の炊飯に慣れない間はついつい水分を多くしてしまいがちですが、自分流にアレンジしてしまうと失敗する確率が逆に高くなってしまう可能性があります。
最初はパッケージやレシピに書かれている浸水時間や水量を守り、ある程度上手に炊けるようになってから、工夫して自分好みの目安を決めていくのがおすすめです!
もし玄米が柔らかく炊きあがってしまった場合は、
のいずれかの方法を試してみてください。
完全に思い通りのかたさにまで復活させることは難しいですが、上手くいけば食べられるくらいにまではもっていくことが可能です^^
それでもダメな場合は、水分を多く含むリゾットやレシピなどにリメイクして美味しくいただきましょう♪
玄米がべちゃべちゃでも食べられますので、捨てちゃったりしないでくださいね(`・ω・´)ノ