この記事では、キムチが酸っぱいのを戻す方法はあるのかについてお伝えしています^^
辛いだけでなく酸っぱいのもキムチの魅力のひとつですが、発酵が進んで酸っぱくなり過ぎたキムチというのも考えものです。
そこで思いつくのが「酸っぱくなったキムチを元に戻す方法はないのか?」ということだと思うのですが、残念ながら一度酸っぱくなってしまったキムチの酸味を完全に消すことはできません。
ただ、加熱したり油分と混ぜたりすることで、キムチの酸味を出来るだけ目立たなくすることは可能です!
記事本文では、酸味を目立たなくさせる方法の他に…
などについても詳しくお伝えしています^^
目の前にキムチが酸っぱくなり過ぎて困っている場合は、ぜひ最後まで読んでいってくださいね(*・∀-)☆
キムチが酸っぱいのを戻す方法(目立たなくする)について解説!
冒頭でもすでにお伝えした通り、すでに酸っぱくなってしまったキムチを発酵前の味に戻すことはできません。
何故なら、この時点でキムチの成分は発酵により大きく変化してしまっているからです。
ですが、実はキムチの酸味は少し手を加えてあげるだけで、そのまま食べるよりもずっと食べやすくなったりします。
酸味がなくなるわけではありませんが、目立ちにくくなるといった感じですね!
具体的には…
のような対処法があります(´・∀・)ノ゚
キムチの酸味をごまかすのに一番手っ取り早いのは、やはり加熱することです。
キムチは加熱すると酸味よりも旨味がググッと前に出てくるので、結果的に酸味が目立ちにくくなる効果があります。
フライパンで炒めて豚キムチにしたり、お鍋に入れてキムチ鍋(キムチチゲ)を作るのが簡単でおすすめです^^
また、油分には酸味を感じにくくしてくれる効果があるので、炒めるだけでなくごま油やマヨネーズ、ツナ(オイル漬け)などと一緒に食べるのも効果的です♪
砂糖やハチミツなどの甘味も酸っぱさを軽減させてくれますが、かなり味が変わってしまうので、方法としては紹介していますが個人的にはあまりおすすめしていません。
牛乳・豆乳についても同じような立ち位置ですね。まろやかにはなると思いますが、キムチらしさが失われてしまうように感じます。
重曹についてはネットで調べて得た知識なので、どれくらい変化するかが全く予想できませんが、アルカリ性である重曹がキムチの酸を中和してくれるという理屈でした。
ただし、重曹には「苦味」がありますので、もし実際に試す時は使う量には十分ご注意ください。後、必ず食品グレード(食べても大丈夫)の重曹を使ってくださいね!
こんな感じでキムチの酸味を抑える方法はけっこう沢山あるのですが、キムチ本来の味を活かしたまま食べるのであれば、油分を使って加熱するのが一番合っていると思います。
牛乳や豆乳はキムチ鍋にする時に入れてあげると、それっぽくなるかもしれませんね^^
とにかく、おすすめは「加熱して食べる」です(●´∀`)ノ
キムチが酸っぱいだけでなくしびれるのは炭酸ガスの影響!
これ、わたしも経験があるんですが、ある程度発酵が進んだキムチは酸っぱいだけでなく、炭酸のようにシュワシュワして舌が軽くしびれるように感じることがあります。
ここまでくるとちょっと心配になっちゃいますが、味や香りにヤバい変化がなければ食べても特に問題はありません。
と言うのも、このシュワシュワで軽くしびれるような感覚は、まさに炭酸ガスが発生しているからなんです。
炭酸ガスが発生するのは乳酸発酵の過程として普通のことなので、身体に害があるとかそういう心配はいりません^^
少しくらいシュワシュワしていても、全然食べられるのでご安心ください♪
ただし、シュワシュワしている以外にもキムチに以下のような特徴がある場合は、発酵だけでなく傷んでしまっている可能性が高いので食べてはいけません!
発酵がかなり進んでいるキムチを食べる場合は、味だけなく香りや状態の変化を必ずチェックするようにしましょう!
少しでも変だと感じ場合は、食中毒を避けるためにも食べずに処分するようにしてくださいね(`・ω・´)ノ
キムチの保存方法のポイント!冷凍するならパックのままではダメ!
それでは最後に、キムチの発酵スピードを遅くするための保存方法についてお伝えしておきますね!
通常、キムチは買ってきて開封した後、そのまま冷蔵庫にぽんと放り込んでいる人が多いのではないかと思います。
冷蔵庫に入れるというのは間違っていないのですが、この状態では時間とともにどんどん発酵が進んでしまいます。
キムチを冷蔵庫で保存する場合のポイントは、凍らない程度に温度の低い場所で保存するということ、つまり「チルド室」での保存がベストポジションとなります!
さらに、もうひとつ大切なことは、出来るだけキムチを空気に触れさせないこと。
これは発酵を遅らせるだけでなく、品質の劣化(腐敗・乾燥・臭い移りなど)を防ぐという意味もあります。
冷蔵庫で保存する場合は、パックから出して密閉できる容器などに移しかえるか、パックごと大きめのフリーザーバックに入れて密封してしまうという手もあります。
いずれにしても、「空気を遮断する」ということが重要ですので、パックのまま置いておくのではなく、何かしらの対策を取るようにしましょう^^
キムチの量が多く数日の間に食べ切れないと判断できる場合は、パックのままではなく小分けにして冷凍保存するのがおすすめです。
冷凍する場合は、何回分かごとに分けてラップに包み、それをさらにフリーザーに入れておけばキムチを冷凍焼けから守ることができます。
キムチを冷凍する時のもうひとつのポイントは、まだ発酵が進み過ぎていない状態で冷凍するということです。
どんな食材でもそうですが、冷凍保存する時は鮮度の良い状態で冷凍するのが鉄則です!
と言うのも、冷凍している間にもゆっくりではありますが、少しずつ品質が下がってしまうからです。
冷凍する段階ですでに発酵が進み過ぎている状態だと、冷凍しても長く保存することはできません。解凍した時に味がおかしくなっている可能性も考えられます。
なので、冷凍保存に切り替えるかどうかは、買ってきた当日か翌日あたりを限度と考えておいた方が良いでしょう。
冷凍したキムチを食べる場合は、冷蔵庫に移して解凍するか、ジップロックごと流水につけて短時間で解凍するのが正解です。
常温解凍や電子レンジ解凍は品質が劣化する原因となるのでやめておきましょう。レンジはまだましですが、常温解凍だけは絶対にNGです!
加熱調理して食べる場合は、凍ったまま細かく刻んで具材と炒めたり、スープの中にそのまま入れてしまうのでもOKです^^
温度が高い状態(常温)に置いておくと、乳酸菌は張り切ってキムチを発酵させてしまうので、食べた後はサッと冷蔵庫に入れるよう意識してみてくださいね♪
まとめ
以上、キムチが酸っぱいのを戻す方法はあるのかや適切な保存方法についてお届けしました!
繰り返しになりますが、一度酸っぱくなってしまったキムチを元の状態に戻すことはできません。
できるのは、加熱したり油と一緒に食べるなどの工夫をして、酸味をできるだけ目立たなくさせることぐらいになります。
とは言え、酸っぱくなったキムチというのは、同時に旨味成分も引き出されている状態なので、上手に調理すれば酸味の少ないキムチよりも美味しくいただける場合もあります♪
キムチの酸味を目立たくする方法をまとめると、以下のようになります!
重曹はあまりおすすめできませんが、その他で取り入れてみようと思うものがあれば、ぜひチャレンジしてみてくださいね。
わたしは、油をたっぷり使って豚肉と炒める豚キムチがおすすめです(●´艸`)
また、キムチは常温に置いておくとあっという間に発酵が進んでしまうので、短時間でも出しっぱなしにせず冷蔵庫に入れることを意識してくださいね。
もし食べ切れそうにない場合は、早めに冷凍保存に切り替えましょう。その際はできるだけ空気に触れないよう密封するのがポイントです(冷蔵保存もです)!
味・臭い・状態に変化がなければ、多少酸っぱくなってもキムチは全然食べられるので、あなたのお気に入りのアレンジを探してみてください♪