この記事では、水垢がクエン酸を使ってひどくなった場合の原因とその解決策についてお伝えしています^^
キッチンのシンクで水垢を取るためにクエン酸を使った経験がある人は多いかと思います。
でも、使ってみたら逆にシンクが白くなってしまった、または汚れが目立ってきたという経験はありませんか?
その白くなった汚れは、実はシンクについていた油汚れがクエン酸と反応して生じたものなんです。
クエン酸はアルカリ性の汚れには効果的ですが、油汚れは酸性なのでクエン酸と反応してしまうんですね。
なので、クエン酸で掃除する前にはまず「油汚れをしっかりと落とす」ことが大切です。
記事本文では、水垢が石灰化した場合の適切な掃除方法についても詳しく解説していますので、ぜひ最後までチェックしてみてください(*・∀-)☆
水垢がクエン酸でひどくなった理由とは?3つの原因を解説!
冒頭でも軽く触れた通り、シンクの水垢がクエン酸でひどくなった原因の多くは「化学反応」にあります。
この見出しでは、その他の要因も一つずつ明らかにしていきますね!
クエン酸と油汚れが反応してしまう
クエン酸は酸性の性質を持っていて、水あかや石鹸カスといったアルカリ性の汚れに対しては非常に効果的です。
しかし、油っぽい汚れに対してはちょっと困ったことになるんです。
と言うのも、実は油汚れも酸性なんですよね。クエン酸と油汚れが出会うと化学反応がおきて、汚れが白く変色したり、さらに手ごわくなってしまうんです…。
なので、大事なのは水垢や石鹸カスを取る前にしっかり油汚れを取り除くことなんです。
この油汚れを落とす時に大活躍するのがご存知「重曹」。
重曹は弱アルカリ性を持っているので、酸性の油汚れに対してはピッタリです。
まずは重曹で油汚れをしっかりと取り除いて、その後にシンクが乾いたらクエン酸で水あかや石鹸カスを落とすという手順がおすすめです。
もしシンクが白く変色してしまった場合も、この方法で改善する可能性があるので、ぜひ試してみてくださいね!
クエン酸を長時間置き過ぎたことによる酸焼け
汚れが頑固だからといってクエン酸をシンクに長時間放置すると、シンクが色が変わってしまうことがあります。
この現象、実は「酸焼け」と呼ばれています。
酸焼けとはステンレス製のシンクが酸性の液体と反応してしまうこと。その部分は黒くなってしまうのが一般的な症状です。
そして、残念ながら一度酸焼けしてしまうと、クエン酸ではなかなか落とせなくなってしまいます。
でも、まだ諦めるのは早いですよ!
解決策としては、「クリーム状のクレンザー」がおすすめです^^
確かに重曹も研磨作用がありますが、酸焼けはかなりしつこいので、より強力なクレンザーの方が効果的です。
クレンザーを選ぶ際は、粒子が細かいものを選んでくださいね。
慌てて粒子の大きいクレンザーでゴシゴシとこすってしまうと、逆にシンクを傷つけてしまう場合があるので注意が必要です。
シンクの表面を傷つけないためにも、粒子の細かいクレンザーを選びましょう!
もし、研磨による傷が気になる方は、目立たない場所でまずは試してみてくださいね。
水垢が石灰化して頑固汚れに変身
まず、水垢は水道水に含まれるカルシウムやマグネシウムといったミネラルが水が蒸発した後に残って白く固まるんです。
そして、この水垢を放置してしまうとさらに固くなって「石灰化」してしまいます。
石灰化した水垢は通常の水垢よりもずっと落としにくくなるので、時間と労力が倍増してしまいます…。
お風呂場の鏡についている白いウロコ状の汚れを見たことありますよね?実はあれが石灰化した水垢なんです。
ご存知の通り、一度石灰化してしまうと普通の洗剤ではなかなか落ちません。キレイにしようと思うとなかなか労力を要します。
そんな厄介な石灰化した水垢に対する対策は、「クエン酸」がおすすめ。
石灰化した水垢と反対の性質を持つクエン酸を使って、水垢を柔らかくしてから溶かしていくのが効果的な対処法となります。
次の章では、このクエン酸を使った具体的な手順についても詳しく説明していますので、ぜひ参考にしてみてくださいね^^
水垢が石灰化した時の落とし方!とりあえずこの方法を試して!
それでは、水垢が石灰化してしまった場合の落とし方について、簡単に解説していきます。
と言っても難しい部分はほとんどありませんので、気楽にチャレンジしてみてください!
ステップ1:クエン酸水を作成する
まずは、スプレーボトルにクエン酸を小さじ1/2と、ぬるま湯(約40度)を100ml入れて、しっかりと混ぜ合わせます。
ステップ2:クエン酸水を吹きかけて待つ
次に、そのクエン酸水を水垢が気になる場所にしっかりと吹きかけます。その後、約30分放置します。
蒸発を防ぐために、ラップやキッチンペーパーを使うと、より効果的に水垢を落とせますよ!
ステップ3:スポンジで優しくこする
最後に、スポンジで軽くこすります。もしこの時点で落ちない場合は、放置時間をもう少し長くしてみてください。
それでもダメな場合は、クエン酸の濃度を少し高くしてみましょう。
ただし、濃度を上げる場合は、放置時間は短くして、シンクが変色するリスクを減らしてくださいね。
以上が石灰化した水垢を落とすための基本的な手順です。
時間や濃度を調整しながら試してみてくださいね(´・∀・)ノ゚
水垢にクエン酸を使う時の注意点!ざっくりまとめて解説!
最後に、水垢にクエン酸を使う場合の注意点を補足しておきますね。
それほど難しい内容ではありませんが、しっかりと押さえておくとより安全に、効果的に掃除ができます♪
塩素系漂白剤との混合はNG
クエン酸と塩素系漂白剤が混ざると、人体に害のある有毒ガスが発生する危険があります。
なので、シンクで漂白剤を使った後にクエン酸を使用するのは絶対にやめましょう!
長く放置しすぎないこと
クエン酸が溶けた水をシンクに長時間放置すると、水分が蒸発してクエン酸だけが残ってしまいます。
これが原因で、汚れが逆に増えたり白く変色する可能性があります。
せっかく掃除しているのに、新たな別の汚れを作ってしまっては本末転倒です。くれぐれもクエン酸が溶けた水の放置時間には十分ご注意ください!
クエン酸の濃度にも気をつける
クエン酸の濃度も大事なポイントです。基本的には、水100ml~200mlに対してクエン酸小さじ1が目安です。
もし汚れがひどい場合に濃度を上げるなら、放置時間を短く調整することが大切です。
また、高濃度のクエン酸は肌に刺激を与える可能性があるので、ゴム手袋を着用することをおすすめします^^
以上が、クエン酸を使う際の注意点です。これらを頭に入れて、安全かつ効果的な掃除をしてくださいね!
まとめ
以上、水垢がクエン酸でひどくなった原因やその対処法についてお届けしました。
水垢がクエン酸で白くなってしまう主な原因は、シンクについた油汚れとクエン酸が化学反応を起こすからです。
その他にも、クエン酸を長時間放置してしまうと「酸焼け」が起きたり、水垢が「石灰化」してしまうこともあります。
最も大切な対処法は、「水垢を落とす前にまず油汚れをしっかりと落とす」ことです。
油汚れは重曹で、その後にクエン酸で水垢を落とすという手順がおすすめです!
石灰化した水垢に対しては、以下のような簡単な作業で落とせます。
② 水垢に吹きかけて放置
③ スポンジで優しくこすり落とす
作業はシンプルですが、場合によっては少し時間がかかることもあります。
かと言って焦って行動すると、シンクに傷をつけて取り返しのつかない失敗をしてしまう可能性もあるので落ち着いてお掃除してくださいね。
クエン酸を上手に活用して、ピカピカのシンクを目指しましょう^^