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ミョウバンの結晶作りで失敗する原因は?それぞれの対処法も解説!

ミョウバン 結晶 失敗 原因

この記事では、「ミョウバンの結晶作りで失敗する原因&対処法」についてお伝えしています^^

夏休みの自由研究の定番テーマであるミョウバンの結晶作りですが、簡単そうに見えて意外と失敗してしまうことが多いようです。

ミョウバンの結晶作りに失敗する原因はいくつかありますが、基本的に知識不足のまま適当に実験を開始してしまった場合に失敗する確率が高くなります(当たり前ですが…)。

逆に言えば、結晶作りに対する知識を持った状態で工程をひとつずつ丁寧にこなしていけば、小学生でもキレイな結晶を作ることができますよ♪

記事本文では、ミョウバンの結晶作りでよくある失敗例を挙げ、それぞれに対して原因と対処法を解説していきます。

何度か挑戦してみたんだけど上手にミョウバン結晶が出来ないという場合は、ぜひ最後までチェックしてみてくださいね!

※ この記事ではミョウバン結晶の作り方については詳しく解説していませんので、まだ結晶作り全体像を理解していない場合は、一度この実験について調べてみてくださいね。

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ミョウバンの結晶作りで失敗する原因と対処法!

それでは早速、ミョウバンの結晶作りでよくある失敗の原因と対処法について見ていきましょう!

今回は…

  • 結晶ができない
  • 結晶が底にたまってしまう
  • 糸から結晶が落ちてしまう・結晶に穴が開く
  • 結晶が底にくっついてしまう
  • 結晶が白くなってしまう
  • キレイな形にならない
  • の6つの失敗例について解説していきますね(´・∀・)ノ゚

    結晶ができない

    ミョウバン水溶液を作ったのに結晶ができないという場合は、おそらく水に溶かすミョウバンの量が少ないのが原因だと考えられます。

    溶けたミョウバンが結晶になるには、水の中のミョウバンが「これ以上溶けた状態を維持できない!」というくらい溶けてないといけません。

    これを「飽和している状態」と言いますが、ミョウバンをたくさん溶かすには水の温度(70℃前後)を上げたり、水に溶けやすいミョウバンを使うのが解決策となります。

    そこから温度を下げるとミョウバンが水に溶けていられる量が減ってくるので、はみ出た部分が結晶になるという理屈です。

    水の温度や溶かすミョウバンの量は参考にする実験ページに従ってくださいね!

    さて、ミョウバンには「生ミョウバン」「焼きミョウバン」のふたつがあるのですが、生ミョウバンの方が水に溶けやすいため、結晶作りに関しては生ミョウバンの方が向いています。

    スーパーやドラッグストアで売られているのはなすの漬物などに使う焼きミョウバンの方なので、事前にAmazonなどでポチっておくと良いでしょう。店頭で探すよりも楽です!

    これで結晶が全く出来ないというような事態は回避できるはずです^^

    結晶が底にたまってしまう

    ミョウバンの結晶が底にたまってしまうというのは失敗ではありません。むしろ順調に進んでいる状態です(しっかり飽和している状態)。

    これを失敗と捉えてしまう人は、実験のやり方を何も読まずに実験を開始してしまったのではないでしょうか。

    というのも、この底にたまった結晶から形の良いものを選んで、大きく育てていくのがこの実験の進め方だからです。

    というわけで、結晶がそこにたまっているのであれば、参考にする実験ページをググって目を通してから実験を進めていきましょう!

    糸から結晶が落ちてしまう・結晶に穴があく

    糸につるした種結晶が下に落ちてしまう、もしくはいつの間にか結晶に穴があいてしまうという場合は、種結晶を入れる水溶液の温度が高過ぎるのが原因だと考えられます。

    実験を早く進めたい気持ちはわかるのですが、ミョウバンを溶かした水溶液はしっかり温度を下げてから結晶を入れるようにしてください。

    種結晶を入れて良い温度の目安は、大体35℃あたりを下回ってからです。これは体感では判断しにくいですので、できるだけ温度計を使って測るようにしましょう!

    結晶が底にくっついてしまう

    糸や導線が長すぎると種結晶が容器に底にたまった結晶にくっついてしまうことがあります。

    一度こうなってしまうとキレイな結晶にすることが難しくなってしまうので、もしそういう状態になってしまった場合は諦めてもう一度最初からやり直すようにしましょう。

    次に同じようにならないためには糸や導線の長さをしっかり調整してからつるしてあげればOKです。

    プリンカップなどを使う場合は、種結晶が底と水面どちらからも2cm以上離れた位置にくるように糸や動線の長さを調整してみてください!

    結晶が白くなってしまう

    ミョウバンの結晶が白くなってしまうのは、水溶液の中に目に見えないくらいの小さなホコリや何かしらの不純物が混ざっていた場合に起こる現象です。

    また、短時間で急激に結晶化させた場合にも結晶が白くなることがあります。

    多くの場合このふたつのどちらか、もしくは両方が原因となっているので、対処法としては「ホコリや不純物が入らないように気をつけながら時間をかけて結晶化させる」というものになります。

    なので、まずはしっかり水溶液をろ過して使うようにしましょう。コーヒーフィルターを使う場合は2重にするとよりしっかり不純物を取り除くことができます。

    それ以降の不純物対策としては、2リットルペットボトルの上半分をカットして水溶液の入った容器に被せておく方法がおすすめです!

    ペットボトルのふたはつけたままにしておいても大丈夫ですし、もしあれば薬包紙をかぶせておくとホコリを防ぎつつ水溶液を蒸発させることができます。

    時間をかけて結晶させるためには、出来るだけ衝撃を与えないことが大切です。

    実験をしている間はできるだけ水溶液が揺れないように注意してみてください。人の出入りの少ない静かな部屋にそっと置いておくと上手くいきやすいですよ♪

    ちなみに、一度白くなった結晶を透明にすることはできないので、もし白くなってしまった場合は最初からやり直しましょう!

    キレイな形にならない

    形の美しいミョウバン結晶にならないのは、形の悪い種結晶を育ててしまったパターンと、白くなる原因と同じように短時間で急激に結晶化させたパターンが考えられます。

    最初に底にたまった種結晶を選ぶ時に、出来るだけ正八面体に近い形のキレイなものを選ぶようにしましょう。

    スタートの形が良ければ、結晶はその形を元にして大きく育っていきます^^

    短時間で結晶化する原因のひとつは、水溶液の温度を急激に下げてしまうことなので、水溶液の温度はゆっくり下げていくようにしましょう。

    水溶液が適温になるまで待ってから種結晶を入れ、そのまま放置しておけばOKです。冷蔵庫とかに入れなくて大丈夫ですよ。

    もちろん先程お伝えした通り、あまり衝撃を与えるのもダメなので、置いておく場所にも注意してくださいね!

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    焼きミョウバンが透明にならないのは普通です!

    最後に焼きミョウバンについてひとつだけ補足しておきますね。

    焼きミョウバンを水に溶かした場合、白濁して白い液体が出来上がりますが、これは至って普通の現象です

    最初は驚きますが、それをそのまま放置しておくと次第に透き通って透明になるのでご安心ください。

    繰り返しになりますが、焼きミョウバンの方が水に溶けにくい性質を持っているので、こういった実験に使う場合は生ミョウバンを使う方が手軽で上手くいく可能性が高くなります。

    わざわざ生ミョウバンを買うのが億劫だという場合は、ミョウバンの結晶作りのキットを購入するのもおすすめです。

    これなら必要なものが全て入っているので、本当に手軽に実験に取り組むことができます!

    最近では100均でも買えるようですので、夏休みが近づいてきたら近くのお店を見に行ってみてはいかがでしょうか^^

    最初は失敗するくらいの気持ちでチャレンジしよう!

    以上、ミョウバンの結晶作りで失敗する原因や対処法についてお届けしました!

    ミョウバンの結晶作りは簡単なようで失敗するポイントがいたるところに潜んでいます(´Д`。)

    なので、今回お伝えしたようなことに気をつけながら、それぞれの工程を丁寧に進めていくのが美しい結晶を作るポイントになります。

    正直、最初から美しい形の整った結晶を作るのは難しいと思います。慣れた人でもそう言っているくらいなので、失敗しても全然普通です。

    何度か作っている間に思いもよらない美しい結晶に育つこともあるので、もし失敗したとしても諦めずに挑戦してみてくださいね♪

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