この記事では、「なすのあく抜きを忘れたらどうなるのか?」などについてお伝えしています^^
なすは他の野菜と比べ比較的あくの多い野菜なので、一般的にあく抜きした方が美味しく食べられると言われています。
ですが、なすのあく抜きを忘れたからといって渋みやえぐみが強くて食べられないというような状態になることはほとんどありません。
サラダにして生食するような場合はえぐみが目立ってしまうかもしれませんが、濃い味付けにしたり、たくさんの油で調理するような場合にはほとんど影響ありません。
それ以外で考えられるデメリットとしては「断面が黒ずんでくる」くらいのものですが、これも真っ黒になるようなことはないのでそんなに心配するレベルではありません!
ちなみに、なすに含まれるあく成分はもともと「ポリフェノール(抗酸化物質)」なので、なすのあくが体に悪いということはないのでご安心ください。
記事本文では…
などについてもまとめているので、ぜひ最後までチェックしてみてください(*・∀-)☆
なすのあく抜きを忘れたらどうなる?
冒頭でも軽くお伝えした通り、なすのあく抜きを忘れたとしても焦る必要はありません。
生食など食べ方によってはあく抜きした方が美味しく食べられますが、火を通して食べるのであればそれほど影響はないからです。
つまり、なすは絶対にあく抜きしないと食べられないものではないのです^^
また、水なすのようにもともとあくの少ない品種については、あく抜きなしでも全然美味しく食べられますよ♪
もうひとつのデメリットとして挙げられるのが断面の変色ですが、カットしてから何時間も放置するとかでなければ、それほど極端に黒くなってしまうようなことはありません。
りんごやバナナのようにすぐに真っ黒になってしまうタイプではありませんのでご安心ください。
とりあえず、あなたの目の前のあく抜きしていないなすについては、生食以外で食べるのであればそのまま調理しちゃいましょう。
それで食べてみて、もしちょっとえぐみが気になったというような場合は、次からあく抜きするようにすればOKです。
あまり気にならなかったという人は、今後もあく抜きなしで調理しちゃって問題ありません。
実は、わたしはこっち派だったりします。
わたしはなすを生食するようなことがほとんどないので、ざっくりカットしてそのまま煮るか炒めてしまいます。麻婆茄子なんか、全くわかりませんよ^^
あ、すでにカットしている状態ですぐに調理できない場合は一応今からでもあく抜きしておいてくださいね。
味的には大丈夫だとは思いますが、その方が見た目が良くなりますので!
なすをあく抜きする理由について
先程の見出しですでに伝えてしまったようなものですが、一応あく抜きをする理由について簡単にまとめておきますね!
えぐみを少なくする
繰り返しになりますが、なすは比較的あくの強い野菜なのでサラダなどで食べる場合はあく抜きしないと渋みやえぐみを感じてしまうことがあります。
そうした余分な雑味を抑えるために、水(塩水)につけたり塩をふりかけたりしながらあくを抜いていきます。
ただし、濃い味付けにしたり、たくさんの油で調理するような場合はほとんど目立ちませんので、あく抜きをすっ飛ばしてしまっても大丈夫です!
断面の変色を防ぐ
なすをカットした断面が空気に触れていると、しだいに茶色く変色していきますが、これは先程からお伝えしているなすに含まれるポリフェノール(抗酸化物質)が酸素に触れて変色している状態です。
ただし、これも茶色くなったからと言って極端に味が落ちるというわけではありません。
また、健康面についてもそうした酸化した食品も大量に食べ続けなければ特に問題はないかと思います(まったくの無害というわけではないかもしれませんが)。
変色するスピードは違いますが、茶色くなったりんごと同じように考えてもらえればわかりやすいかと思います^^
なすのあく抜きが必要ないケースについて
ここまで説明してきた通り、なすは調理法や品種によってはあく抜きしなくても問題ありません。このあたりについても簡単にまとめておきますね!
まず、醤油や味噌、香辛料などを使って「濃い味付けにする食べ方の場合」はあく抜きしなくてもほとんど問題ありません。
鮮度が著しく落ちているなすはちょっと微妙ですが、普通の状態のなすに含まれるあく程度であれば、調味料の味にかくれてしまいます。
また、カットしてからすぐに調理する場合は、加熱調理している間にあくが抜けてしまうので、調理中にあく抜きしているようなものです^^
次に、「たくさんの油を使って調理するケース」。
天ぷらや中華料理など大量の油で調理すると、なすのえぐみを感じにくくなるので、どうしても気になるという人以外はあく抜きをスルーしちゃって大丈夫です!
そういう意味では、中華料理は油も香辛料も使うのでなすの食べ方としては最適ですね。
ちなみに、なすは時期によってあくの強さに違いがあったりします。
なすの旬は長く5月~10月頃までになりますが、夏になる少し前の6月あたりに収穫されたなすは特にあくが少ないと言われています。
逆に秋頃になってくるとあくが段々強くなってくるので、この時期のなすを調理する場合は上のふたつに該当する場合でも念のためあく抜きしておいた方が良いかもしれません。
もちろん気にならない場合もあるので、一度食べてみてからの判断でOKです^^
最後に、そもそもあくの少ない品種を食べる場合です!
なすにはいくつも種類がありますが、その中にはあくが少ない上に水分をたっぷり含んでいる生食に向いているタイプが存在します。
代表的なのは「水なす」と呼ばれる品種ですね^^
見るからにコロンとして可愛らしい品種ですが、水なすはとっても柔らかく甘みも強いので皮ごと食べられます(●´艸`)
なので、もしあなたがなすを生で食べたいと思ったら水ナスを選ぶのがおすすめです♪
なすのあくは体に悪いわけじゃない!
ここからは、なすのあくが体に悪いわけでなないという点についてもう少し補足しておきます。
野菜にはあくを含むものがたくさんありますが、一口にあくと言っても野菜によってその成分には違いがあります。
中には体にあまり良くない成分なのであく抜きが必須というタイプもありますが、なすに含まれるあく成分は無害なタイプなので、あく抜き必須ではないのです。
なすに含まれるあく成分は、「クロロゲン酸が酸化したもの」になります。
クロロゲン酸は抗酸化物質のひとつで、食材そのものが空気に触れて酸化しないように自らを酸化させて守ってくれるありがたい成分になります。
そして、このクロロゲン酸は酸化しても有害にはなりません。これがなすのあくが体に悪いわけではないという理由になります!
ただ、逆のことを言うようで申し訳ないのですが、無害とは言え酸化している物質を摂取するのはあまりおすすめできることではないと個人的には思っています。
なので、あく抜きを忘れてしまってもさほど問題はありませんが、余裕があるなら10分程度ですむので、あく抜きしてから食べた方が良いかもしれませんね^^;
まとめ
以上、なすのあく抜きを忘れたらどうなるのかなどについてお届けしました!
なすは比較的あくの強い野菜に分類されますが、サラダなど生で食べるような場合以外はあく抜きを忘れてもさほど問題ではありません。
あく抜きなしのなすを生で食べると独特のえぐみが目立ってしまって美味しくないと感じるかもしれませんが、加熱してしっかり味付けすればほとんど気にならなくなります^^
また、天ぷらや中華料理などたくさんの油で調理する場合もえぐみを感じにくくなります。
あと、水なすのようなもともとあくの少ない品種を食べる場合もあく抜きは不要です。そのままでも十分美味しく食べられますよ♪
参考になれば嬉しいです^^