この記事では、かぼちゃが土臭い・土っぽい味になる場合の原因や対処法などについてお伝えしています^^
買ってきたかぼちゃで煮物を作ってみたものの、味見してみたらなんだか土臭いように感じることが時々あります。
普段は全く問題ないのに、たまにこういう土っぽい味というか臭いを感じると、このまま食べても大丈夫なのかと不安になってしまいますよね…。
結論からお伝えすると、かぼちゃは土臭い場合でも食べて問題ありません。
と言うのも、かぼちゃが土臭いのは…
がほとんどだからです!
それに、かぼちゃはしっかり加熱してから食べる野菜なので、衛生的にも安心できます^^
記事後半では、逆に食べてはダメな状態のかぼちゃの特徴についてもまとめているので、ぜひ最後まで読んで言ってくださいね(*・∀-)☆
かぼちゃは土臭い場合でも食べて大丈夫です!
繰り返しになりますが、かぼちゃは少しくらい土臭い状態であっても、しっかり火を通していれば食べても問題ありません。
原因の多くは、皮についていた土やホコリの臭いが果肉の方にも残ってしまっただけですので。
詳しくは3つ目の見出しで解説しますが、食べられない状態のかぼちゃはカビ臭かったり、腐っているような臭いになるので、食べるまでもなく「こりゃダメだ」と判断がつきます。
ただ、ひとつ特殊な例があって、土臭さの他に白いかたまりのようなものがある場合は無理に食べなくてもOKです(食べても問題ないのですがあまり食用には適しません)。
これも次の見出しでお伝えするんですが、かぼちゃにはまれに「クリスタル症状」という白い塊が出来ることがあり、その部分は土臭いというか、薬品っぽい臭いや青臭い臭いがするのが特徴です。
そのちょっと特殊な臭いを土臭いと感じてしまう場合もあるかと思いますので、果肉に何だかよくわからない白っぽい部分を見つけた場合は、その部分は食べずに処分しちゃいましょう!
そういうのがなくて、土臭いのも我慢できるレベルであれば食べても大丈夫です♪
かぼちゃが土っぽい味になる原因と対処法を解説!
もうほとんどお伝えしてしまいましたが、ここからはかぼちゃが土っぽい味になる原因と対処法についてまとめていきたいと思います!
豆知識だと思って気軽に読んでみてくださいね^^
かぼちゃが土っぽい味になる原因
繰り返しになりますが、かぼちゃが土っぽい味(臭い)になるのは、かぼちゃの皮の部分に残った汚れや土をキレイに落とし切れていないのが原因と考えられます。
表面がつるっとしているなすびやトマトなどと違って、かぼちゃの表面は非常にデコボコとしているので汚れが落ちにくい野菜と言えます。
また、かぼちゃは全体的に深い緑色(部分的にはオレンジ)をしているので、少しくらい汚れが残っていても見落としてしまう場合もあるでしょう。
しっかり洗ったつもりでも小さなヘコミの奥やかさぶたっぽい部分の隙間などに入り込んだ汚れはなかなか落ちにくいものです。
こうした汚れが残っている状態にもかかわらず、皮をほとんど残した状態で調理してしまうと、調理後にも土臭さが残ってしまう結果につながってしまいます。
ちなみに、カットしたかぼちゃを調理せずに汚れた状態のまま長期間保存してしまうと、それはそれで臭いが全体に移ってしまう場合があるので注意が必要です!
また、かぼちゃがまだ未完熟で若すぎる場合は、「青臭さ」が目立ってしまうケースもあります。青臭いと土臭いは厳密に言えば違いますが、表現としては近いものがあるので、ひょっとしたらそのケースに当てはまっている可能性も考えられます。
そして、忘れてはいけないのが先程登場した「クリスタル症状」です。
あまり聞き慣れないこの症状は、かぼちゃの糖質やでんぷんが果肉の中で結晶化し、白くかたまりになってしまう現象のことを指します。
結晶化しているとは言え、もとは糖質やでんぷんなど食べられる成分なので、食べたからといって体に害があるというわけではありません。この点はご安心ください^^
ただ、クリスタル症状の難点は味に苦みが出てしまうことと、独特の臭いが発生する点にあります。
特に臭いについては「薬品っぽい臭い」などと表現される食品らしからぬタイプで、しかも加熱すると「青臭いような腐臭」になるそうです。どんな臭いだそれ。
ひょっとしたらこれを土臭い感じている人がいるかもしれませんね(いないか?)。
というわけで、長々とかぼちゃの臭いの原因について書いてきましたが、これくらいの範囲であれば食べても問題ありません^^
かぼちゃが土臭くならないための対処法
かぼちゃが土臭くなる原因の多くは表面に汚れが残っていることなので、対処法としては汚れを落としきるか、怪しい部分の皮を全て切り落としてから調理するということになります。
さっと水で流す程度ではなく、たわしや野菜用のブラシを使って徹底的に汚れを落としてあげましょう。
そして、目立つヘコミやかさぶたっぽい部分は迷わず大きめにカットです!
特に、かさぶたの部分は加熱しても柔らかくならないので、遠慮なく切り落としてしまってOKです。
さらに完璧に対処するのであれば、本格的に調理する前に一度下茹でしておくのがおすすめです。
下茹ですることで、わずかに残っている汚れや臭いの原因を一掃することができますよ!
次に若いかぼちゃへの対処法ですが、これはしっかり熟したかぼちゃを選ぶのが一番賢い対処法です。もう買ってしまってからでは遅いですからね。
甘くておいしい完熟かぼちゃの見分け方はとしては…
のようなものがありますので、買う前にしっかりチェックしておきましょう!
ちなみに、かさぶたみたいなのは別に悪いかぼちゃの特徴ではなく、単純にキズがついた部分を自力で修復したあとなので気に特に気にしなくても大丈夫です^^
そして最後のクリスタル症状ですが、これについては残念ながら外側から確認できないので、運が悪かったと割り切るしかありません。
カットしたかぼちゃの断面部分は確認できますが、断面以外の部分に発生している場合もあるからです。
出来ることと言えば、食べるサイズにカットした時に白い部分がないかをよくチェックすることくらいだと思います。
そこでもし発見できたら、スーパーで交換してもらえる可能性は十分ありますので持っていってみましょう^^
食べられないかぼちゃの特徴をざっくりまとめてみた!
この記事の締めくくりとして、これまでとは逆に食べてられない状態のかぼちゃについて、ざっくりとまとめておきたいと思います!
かぼちゃは糖分や水分が多いので、思っている以上に早くダメになってしまいます。
以下の特徴をしっかり覚えておいてくださいね(´・∀・)ノ゚
柔らか過ぎる・ぬるぬる・異臭
加熱してもいないのに皮や果肉が異常に柔らかくなっていた場合、そのかぼちゃは腐りかけている可能性が高いと判断できます。
ちょっと押しただけで果肉が崩れたり、水分が表面に出ている場合(ぬるぬる)場合はかなり腐敗が進んでいるので
また、そこまで進んでいる場合は独特の腐敗臭がするはずなので、合わせて臭いもチェックするようにしましょう!
皮・断面・わたの部分にカビ
先程お伝えした通り、かぼちゃは糖分や水分が多いのでカビが生えやすい野菜と言えます!
特にカットしているかぼちゃはわたの部分がカビやすく、気温・湿度が高い時期などはすぐにふわふわしたカビが発生してしまいます。
さらにカビの色も様々で、黒・青・白とバリエーションも豊かです(嬉しくないですけど)。
この中でもわたの部分に生えるのは白いカビの場合が多いのですが、白いカビは毒性が強いと言われているので、見つけたら確実に処分するようにしてください。
カビは表面に見えている部分だけではなく、果肉の中に菌糸を伸ばしている場合がほとんどなので、白いカビに限らずカビが生えてしまったかぼちゃは食べずに処分するのが正解です。
カビた部分だけを取り除けば良いというものではありませんので、この点は十分ご注意ください!
ちなに、カットした断面が白っぽく膜のようなものが張ることがありますが、これはカビではんくかぼちゃのでんぷんが乾燥したものなので食べても大丈夫です。
カビかどうかは「なんとなくふわふわしているか」で判断すればOKです^^
まとめ
以上、かぼちゃが土臭い・土っぽい味になる場合の原因や対処法についてお届けしました!
かぼちゃが土臭いのは、表面についてる土やほこりの臭いが残っているのが主な原因なので、しっかり加熱調理していれば食べても大丈夫です。
また、一部が白く結晶化する「クリスタル症状」というのもありますが、この場合は青臭い臭いや薬品っぽい臭いがするようです。
この状態のかぼちゃについても食べられないことはありませんが、あまり美味しくはないので無理に食べる必要はありません。
かぼちゃで注意するべきなのは、
のような部分になります!
これらの特徴がひとつでも見つかった場合は、食中毒の危険性もあるので必ず処分するようにしてください。もうダメになっちゃってますので。
というわけで、多少土臭いくらいのかぼちゃであれば問題ありません♪