この記事ではシリカゲルの寿命の見分け方についてお伝えしています^^
シリカゲルは再生すれば何度も使えて非常に便利なんですが、繰り返し使っていると捨てるタイミングに迷ってしまう人も多いかと思います。
シリカゲルの寿命はメーカーによって異なりますが、
を寿命の目安と考えておくとよいでしょう!
この記事では、シリカゲルの寿命の見分け方を説明するとともに、再生方法の詳しい方法やシリカゲルの種類の見分け方についても解説します。
シリカゲルを有効に活用するための参考になれば嬉しいです(*・∀-)☆
シリカゲルの寿命の見分け方!捨てるタイミングも調べてみた!
冒頭でも少し触れましたが、繰り返し使えるシリカゲルにも再生限度はあるので、ここでは寿命(捨てるタイミング)の見分け方を2つ紹介しますね。
まず1つ目は、メーカーの推奨している使用期限です。
メーカーによって使用期限は半年もしくは1年が多く、1年以上のものはほとんど見かけません。
そのため、あらかじめ表記を確認して目安を決めてしまうことが1つです。
2つ目の目安は、透明な粒に混ざっている青色の粒がピンク色に変化する期間に注目する方法です。
青色の粒は水分の吸収量が上限近くになり、再生が必要となる目安を表すインジゲーターの役割をするものです。
シリカゲルが空気中の水分を吸湿し、これ以上は水分が吸えなくなってくると、この青色がピンク色に変化していきます。
ピンク色になれば再生が必要な合図になります。
再生方法は後ほど紹介しますが、シリカゲルは空気中の水分と一緒に空気中の汚れや油分も吸収されるため、再生は出来ても徐々に吸湿できる上限量は減っていきます。
シリカゲルを購入した時よりも明らかに色の変化が短くなってきたら捨てる時期だと思いましょう。
シリカゲルの再生方法!天日干し以外の方法もまとめて紹介!
それでは次にシリカゲルの再生方法を紹介します!
シリカゲルの再生方法は「天日干し」と思われている人も多いかもしれませんが、実はシリカゲルには、a型とb型の2種類があり、再生方法は2種類で異なります。
先にあげたシリカゲルの再生方法である天日干しの方法は、b型のシリカゲルに適した方法です。
a型のシリカゲルは、熱を加えて水分を放湿させる必要があり、電子レンジを使用する方法とフライパンを使用する方法との2種類があります。
では、注意点等を含めて詳しくみていきましょう(^^)/
天日干し
繰り返しになりますが、天日干しで再生出来るのはb型のシリカゲルです。
b型のシリカゲルが天日干しで再生可能な理由は、特徴でもある「自力放湿」ができるからなんです♪
b型のシリカゲルは、高湿度下において吸水しやすく、湿度が低くなってくると自ら放湿する性質があります。
そのため、天気の良い晴れた日に天日干しすることで、再生をさせることが出来るんですね。
天気の良い、空気の乾燥した日であれば半日程度で再生が出来ることもあります。
方法も、天日干しをしておくだけなので、手軽に再生できて嬉しいですよね^^
反面、天候により再生に掛かる時間が左右されてしまうことがデメリットの一つです。
再生時期が近くなったら、天気予報を確認して前もって準備しておくと良いでしょう。
電子レンジ
次の再生方法は電子レンジで行う方法です。
天日干しで再生出来るa型のシリカゲルと違い、b型のシリカゲルは150℃以上の高温下でないと再生出来ないといわれています。
そのため、電子レンジもしくはフライパンでの加熱が必要となります。
電子レンジでの再生方法は簡単で、袋ごとレンジに入れ500wで30秒〜1分の加熱を繰り返します。
繰り返し行い、インジケーターがピンク色から青色に戻れば再生完了です。
ポイントは、加熱を少しずつ行うことです。
一気に温め過ぎてしまうと包装されている袋が破けてしまったり、青色の粒がインジケーターの機能を失い再生タイミングがわからなくなってしまうこともあります。
そのため、少し面倒かもしれませんが必ず少しずつ加熱を行ってください。
レンジの再生方法はとても手軽に行えますが、大量に再生を行う場合のデメリットに、
熱される場所にムラが出来てしまって、均等に熱が加わらないこと
吸湿した水分と一緒に吸い込まれた大気中のガスも同時に放出されるので換気が必要であること
があります。
再生する量や目的によって、次に紹介するフライパンを使用する方法を選択するのもひとつです。
フライパン
繰り返しになりますが、フライパンを使用した方法もa型のシリカゲルを再生させる方法です。
再生方法を紹介する前に、重要な注意点として、フライパンで加熱する時は必ず普段使いしていないものを使用してください。
理由は、シリカゲルを炒る時にフライパンについてしまう小傷で、1回の再生だけでも多くの小傷ができてしまいます。
特にテフロン加工されているフライパンは傷がつきやすいので避けた方が賢明です。
そのため、シリカゲルをフライパンで復活させる場合は、100均のものを使用したり、もう使わなくなったフライパンを使用してください(‘ω’)ノ
では、フライパンでの再生方法を紹介します。
はじめにシリカゲルが個包装されている場合は袋から粒を出し、フライパンの上にシリカゲルを入れます。
そのまま、弱火〜中火で5分〜10分ほど、ごまを炒る要領でまんべんなくかき混ぜながら火を入れていきます。
インジケーターがピンク色から青色にしっかり変わったら再生完了です。
ちなみに、シリカゲルは焦げても無害ですが、インジケーターの役割をしている塩化コバルトは焦げると変色をしなくなります。
役割を果たさなくなるため、なるべく焦がさないよう注意して行ってください。
また、火からおろしたシリカゲルはかなり熱くなっています。
やけどに注意して耐熱容器や金属製のボールで自然に冷やし、保存袋で保管してください。
いくつか注意点は出てきましたが、大量に再生を行いたい場合は、電車レンジの加熱と違いムラなく再生が出来るためおすすめです♪
乾燥剤の豆知識!シリカゲルのa型とb型の見分け方について!
シリカゲルは内部に開いている穴(孔)を通じて空気中の水分を取り込みます。
この開いている孔の大きさの違いで、特徴や用途に違いがでます。
再生方法の紹介でも、シリカゲルにはa型とb型の2種類があることを紹介しましたが、ここでは、2種類の特徴の違いと用途、見分け方について紹介します(^^)/
a型シリカゲルの特徴
a型のシリカゲルは、粒子が密になっていて、表面積が大きく孔が小さくなっています。
そのため、低湿度でも空気中の水分をぐんぐん吸収することができ、一度吸収した水分は放湿されません。
上限量を吸湿してしまったら、それ以上の吸湿することは出来ないため、使用時は密閉された袋や容器の中で行われます。
用途としては、水分をしっかりと吸湿することが出来る利点を活かし、食品をはじめ、精密機器や医薬品等の乾燥材に使用されています。
b型シリカゲルの特徴
一方、b型のシリカゲルは、粒子の凝縮が粗く、孔が大きいのが特徴です。
高湿度で多量の水分を吸収することができ、湿度が下がってくると徐々に放湿されるため、湿度を保ちたい場合などに適用されることが多くあります。
用途の例としては、木工品やピアノ・ギターなどの楽器類、また文化財などの湿度調整によく使用されています。
同じシリカゲルでも、構造の違いで用途が異なるので、使用したい場合は、特徴を知って用途にあった種類を選択できると便利ですね♪
次にシリカゲルのa型とb型の見分け方を紹介します。
見分け方は2つあり、1つ目はパッケージの表示の再生方法の記載を確認する方法です。
「電子レンジで再生可能」など熱を加える方法が書かれていればa型のシリカゲルです。
b型のシリカゲルには「天日乾燥で繰り返し使える」と書かれていることが多いです。
2つ目は、シリカゲルを水の中に入れた時に起こる反応の違いです。
a型のシリカゲルは、水の中に入れると数秒でパチパチと壊れる、もしくは何の反応もしないものに分かれます。
b型のシリカゲルは沢山の小さな泡が出てシリカゲル自体も気泡に包まれ、1分程経過すると、簡単に手で砕けるくらい脆くなります。
もし、パッケージがない場合などは数粒を使用して、この方法で調べるとわかりやすいですね♪
まとめ
今回は、シリカゲルの寿命の見分け方と再生方法や種類の特徴について紹介しました!
シリカゲルは再生可能ですが再生限度があり、寿命の見分け方は…
が目安になります(^^)
それから、シリカゲルはa型とb型では構造が違うため、特徴や用途、再生方法も異なります。
a型はしっかりと除湿出来る点を活かし、食品や薬品、精密機器に使われていて、再生方法は、電子レンジやフライパンなどで熱を加えることです。
b型は湿度の調整に向いているため、木工品や楽器などに適していて、天日干しで放湿を行います。
特徴や用途、再生方法を知って、シリカゲルを有効に活用するための参考なれば嬉しいです♪