この記事では、「エビの背わたを取らないのはダメなのか?」という疑問についお伝えしています^^
エビ料理に慣れていない人がまず疑問に思うのは、エビの背中にうっすら見える黒い筋は必ず取らないといけないかという部分だと思います。
結論からお伝えすると、絶対に取らなければならないわけではありませんが、取った方が見た目も香りも食感も良くなるので取ることを強くおすすめします!
あのエビの背わたって、人間でいうところの腸にあたる部分です。つまり、エビが食べたものが詰まっているというわけですね。
ついでに砂なんかも入っちゃってることが多いので、そのままにしておくとせっかくのエビ料理が「砂混じり」になってしまう可能性があります。それじゃ台無しですね。
記事本文では、エビの背わたについてもう少し詳しくお伝えするとともに、食中毒になる可能性などについてもまとめているので、ぜひ最後まで読んでいってください!
エビの背わたを取らないデメリット!取る理由をざっくり解説!
冒頭でもお伝えした通り、エビの背わたは100%取らなければならないというほど危険なものではありません。
エビが食べたものの成れの果てと多少の砂が混じっている程度ですので、「もうさっき食べちゃったよ!?」という人もひとまずご安心ください。
とは言え、エビの背わたは場合によっては生臭さを強く感じることがありますし、何度もお伝えしている通り砂が混じっていることがあるので、これから調理する人は取り除いた方が良いに決まっています。
あとこれは地味に重要なんですが、エビの背わたを取らないまま料理を完成させてしまうと、黒い筋が非常に気なる料理に仕上がってしまいます。
いくら味や香りが良くても、エビに背わたが残っているだけでちょっと残念な気持ちになってしまうのはわたしだけではないはずです。
料理は目でも楽しむもの。やはり、エビの背中の黒い筋はないにこしたことはありません。
ちょっとごちゃついてきたのでまとめておくと…
の3つがエビの背わたを取る理由としては有力です!
エビの背わたを取るのは非常に面倒です。その気持ち、痛いほどよくわかります。
しかし、食べる人のことを一番に考えれば、エビの背わたの処理はきっちりしておくべきでしょう。料理の印象もかなり違ってきますので。
エビの背わたの取り方がよくわからないという人は、こちらの動画で背わた取りスキルを磨きましょう。
ご覧の通り、特に難しい部分はありません。
冷凍エビの場合は、しっかり解凍した状態で背わたを取るのが基本です。完全に溶けていないと背わたが途中で切れてしまうので、必ず完全解凍してから開始してくださいね!
あと、勢い良く引っ張ってもちぎれてしまうので、爪楊枝などを背わたに引っ掛けた後は落ち着いた気持ちで、ゆっくり引き抜きましょう。
それでもちぎれてしまった場合は、包丁などで背開きにして取り除けばOKです!
エビの背わたで食中毒になる可能性はあるのか?
エビの背わたで食中毒になる可能性についてですが、これはほとんどないと言っても良いでしょう。ゼロではないかもしれませんが、非常に低いと思います。
お刺身など生で食べるようなエビは口にする時点で背わたが残っているようなことはほぼありませんし、冷凍むきエビなどは加熱してから食べることがほどんどです。
それに、先程からお伝えしている通り、背わたに入っているのはエビの食べたものと砂くらいのものですのでご心配なく。
ただ、ひとつだけ注意していただきたいのは、「鮮度が落ちているエビ」については、背わたとか関係なく食中毒になる危険性があるということ。
背わたの中身が原因になるかもしれませんし、エビ自体が原因になるかもしれません。
エビに限らず海産物は傷むのが非常に早いですので、温度の高い状態で放置しているとどんどんダメになってしまいます。
色が悪くなっていたり、臭いが強くなりはじめたら黄色信号。赤信号はすぐそこまできているので、できるだけすぐに食べるようにしてくださいね!
あと、エビを食べて起こる食中毒について調べていた時に目についたのですが、どうもエビには「リステリア菌」というのがくっついていることがあるようで、これを妊婦さんが食べてしまうのはよろしくないとのこと。
どちらかというと背わたよりもこっちの方を気にした方が良さそうです^^;
で、このリステリア菌なんですが、「熱に弱い」という特徴があるのでしっかり加熱してから食べるのであればあまり心配しないでも大丈夫なようです。
それでも万が一を避けるために、妊婦さんはエビを避けた方が無難かもしれませんね。
ということで、鮮度の落ちていないエビの背わたを食べたからと言って、すぐ食中毒になるようなことはほぼありません。あ、加熱はちゃんとしてくださいね!
エビの背わたがない!?最近はそういうエビが多いようです!
ここまでエビの背わたについていろいろ書いてきましたが、実は個人的にひとつ不思議に思っていることがありました。
それは、最初から背わたがないようなエビがいることです。小さめの冷凍むきエビなんかにはよくそういうエビが入っていますが、あれってそのまま食べても良いんでしょうか?
調べてみたところ、最近は出荷前に背わたを取り除いていたり、出荷が近づいたエビにはエサをあげないなどの方法で、背わたの中身をからっぽに近い状態にしているとのことでした。
最新のテクノロジーで背わたのないエビを作っているのかと思ったりもしましたが、意外とアナログな方法で対処しているようなので、何だかほっとしました。
なので、買ってきたエビに背わたがない場合はそのまま調理しちゃってOKです。そういう商品だと思って美味しくいただきましょう^^
余談ですが、エビには背わただけでなくお腹側にも黒い筋のようなものがありますが、これは腸管ではなく、エビの神経なんだそうです。
なので、これに関しては取らなくて大丈夫です。この部分には砂は入っていませんので!
まとめ
以上、エビの背わたを取らないのはダメなのかどうかについてお届けしました!
エビの背わたは腸管なので、エビが食べたものと砂が入っているくらいです。なので、絶対に取り除かないとダメというものでもありません。
ただし、場合によっては生臭さかったり、砂ジャリに当たるの可能性があるので、できれば取り除いておくことをおすすめします!単純に仕上がった料理の見た目にも大きく影響しますので。
このような理由から、エビの背わたを食べたからと言って食中毒になってしまうようなことはほとんどありません。鮮度が落ちているエビには注意が必要ですが…。
あと、背わたのないエビはそのまま調理しちゃってOKです(●´▽`)