この記事では、湯煎焼きに使うバットがない時の対処法などについてお伝えしています^^
湯煎焼きはスフレなどふんわりした口当たりのケーキを作るために必要なテクニックですが、これをするにはある程度深さのあるバットが必要になってきます。
天板に水をはるというやり方もありますが、天板が浅い場合も多いのでどうしても扱いにくく周りに水がこぼれてしまいがちです。
湯煎焼きに使うバットがない時の対処法で一番簡単なのは、ココットにお湯を入れてケーキと一緒にオーブンに入れてしまうことです!
もちろん、ケーキ型が入るくらいの耐熱容器があれば、それに水を張っても代用するのでもOKです。
記事本文では、このあたりについて詳しく解説するとともに、湯煎焼きの方法や、湯煎焼きのメリットなどについてもまとめてみました。
まだ湯煎焼きのことがあまりよくわからない人は、ぜひ最後まで読んで知識を入れていってください(*・∀-)☆
湯煎焼き用のバットがない!代用できそうなアイテムを紹介!
それでは早速、湯煎焼き用のバットがない時に代用できそうなアイデアを紹介していきますね!
ココットで代用する
まずは最もお手軽な代用品である「ココット」からです。ご存知だとは思いますが、ココットは陶器で作られた小さめの丸い耐熱容器のことを指します。
この方法の魅力は特別な道具がなくてもふんわりしたスイーツが作れること。ココット皿さえあれば、手軽に湯煎焼きの効果を得られます。
もちろん小さいココットにケーキを入れることはできませんが、オーブン内に水蒸気を充満させることができるので、するとしないでは大違いですよ!
特にオーブンでプリンなどを作りたいときにぴったりの方法と言えるでしょう。
やり方は至ってシンプル。まず、オーブンに耐熱性のあるココット皿を2~3個並べてそこに熱湯を注ぎます。
そして、その隣にプリンの容器や生地の入った型を置きましょう。あとは普通に加熱していけば、オーブン内に湿気を充満させて生地を均一に焼き上げることができます!
ただし、この方法でも焼き色や火の通り方を確認しながら焼き時間を調整することは必要です。
途中でケーキやプリンをチェックし、必要に応じて焼き時間を延長するか、温度を調節するようにしてくださいね^^
大きめの耐熱容器で代用する
次はケーキ型よりも「大きいサイズの耐熱容器」を使うやり方です。
どちらかと言えば、こちらの方法の方が本来の湯煎焼きに近いのですが、うまくサイズの合う耐熱容器がないこともあると思うので2番目にもってきました。
ただ、サイズさえ合えばココットを使うよりもしっかりした効果を得られると思うので、使う型よりも大きめサイズの容器がある場合はこちらの方法を優先しても良いでしょう。
ケーキだけではなく、プリンを3つくらいだけ作りたいなんて場合には、グラタン皿なんかが使えますね!
やり方は普通の湯煎焼きと同じように、水を張った耐熱容器にプリンやケーキ型を入れて焼き上げればOKです。
注意点としては、バットに比べるとどうしても水の量が少なくなるので熱の入り方に違いが出てきます。
バットを使って湯煎焼きをするレシピと同じように加熱してしまうと火が入り過ぎてしまう可能性があるので、温度設定や加熱時間を調節しながら焼き上げる工夫が必要です。
調節する幅は使う容器によって違うので、何度か試して火の入り方のクセを覚えるようにしてくださいね。
そういう意味でも初めて試す時には、少し慎重に調理するようにしてくださいね!
タオルで代用する
もうひとつの方法として、「水で濡れたタオル」を使う方法もあります。
わたしはこの方法を実践してみたことがないのですが、調べた限りではある程度効果は期待できそうなので、補足としてまとめておきますね。
ココット皿も大きめの耐熱容器もないよー!という場合の最終手段として考えてもらえると嬉しいです。
やり方としては、天板の上にべちゃべちゃに濡らした状態のタオルをしいて、その上にプリンの容器などを置いて焼く形なので、特に難しい部分はありません。
ただし、この方法には重要な注意点がふたつあります。
ひとつ目は綿100%の清潔なタオルを使うこと。衛生面での配慮はもちろんですが、化学繊維が含まれているタオルはこの方法には使えないので、必ずタグをチェックして綿100%を確認してから使うようにしてください。
ふたつ目は、たっぷりと水分を含ませること。含ませる水分が少ないと途中で蒸発してしまい、タオルが焦げてしまう危険性があります。
なので、天板の上がびちゃびちゃになるレベルにしてから加熱するようにしてください。
そして、途中でタオルの状態を確認し、乾いていたらお湯を追加して濡れた状態を保つようにしましょう。
ドアを開けると庫内から水蒸気が逃げてしまいますが、焦げてしまうよりは全然良いですので!
湯煎焼きの正しいやり方!コツと注意点をまとめてチェック!
ここからは、湯煎焼きの方法についてまとめておきます。バットや大きめの耐熱容器で湯煎焼きをする時の参考にしてくださいね^^
湯煎焼きのやり方
まず、オーブンをレシピに記載されている温度まで予熱しましょう。予熱は焼き菓子を均一に焼くために非常に重要な工程ですので、省略しないようにしてくださいね!
手順2:生地の準備
耐熱容器や型に生地を入れます。生地が直接湯に触れないよう、アルミホイルなどで型の外側を覆っておけば安心です。
特に底が抜ける型を使う場合は必ずアルミホイルで覆うようにしましょう。
手順3:湯煎の準備
深さのあるバットや天板、サイズの大きい耐熱容器に熱湯を約1~2cmの深さまで注ぎます。
手順4:熱湯の中に型を入れる
生地の入った型をお湯の中に置きましょう。水の量は型の半分程度が理想的なので、型を入れた後に調節してくださいね!
手順5:オーブンで焼く
バットや天板をオーブンに入れ、レシピに記載されている時間と温度で焼きます。レシピと違うもので代用する場合は、様子を見ながら時間を調節しましょう。
手順6:焼き上がりの確認
焼き時間が終了したら竹串などを生地に刺して焼き上がりを確認します。生地がくっついてこなければ上手に焼き上がっていますよ^^
手順7:粗熱を取る
焼き上がったらオーブンから取り出し、型ごと粗熱を取りましょう。急激な温度変化を避けるために、ゆっくりと冷ますのがポイントです!
湯煎焼きの注意点のおさらい
底が抜ける型はアルミホイルで覆う
底が抜けるタイプの型を使う場合は、型の中にお湯が入ってこないように必ずアルミホイルでしっかり底を覆うようにしましょう!
意外と抜けていることが多い部分なので、忘れないように注意してくださいね。
お湯の量は適切に
注ぐ熱湯の量が多すぎると沸騰時に生地に水が跳ねる可能性があります。これを防ぐためにも型がお湯につかりすぎないように注意してください。
しつこいようですが、方の半分くらいまでお湯が入っていれば十分ですので!
オーブンに入れる前に熱湯を注ぐ
必ず生地をオーブンに入れる前に熱湯を注ぐようにしましょう。こうすることで、焼き始めから適切な湿度を保てます。
湯煎焼きをするとどう変わる?効果やメリットをまとめてチェック!
最後に湯煎焼きをするメリットなどについて簡単にまとめておきました^^
しっとりとした食感に仕上がる
湯煎焼きは、焼き菓子の中でも水分を多く含むスイーツに適しています。
湯煎焼きで焼かれたケーキは、通常の焼き方と比べて非常にしっとりとして柔らかくなるのが特徴です。
多くの水蒸気を含んだ空間でゆっくり焼くことにより、独特の食感が生まれるんですね。
表面の乾燥を防ぐ効果
湯煎焼きはケーキの表面が乾燥して割れるのを防ぐ効果もあります。
水蒸気の力でオーブンの温度が適度な温度が保たれやすく、焼き過ぎによる乾燥やひび割れが少なくなるからです。
特にチーズケーキやプリンのように水分の多いスイーツは、湯煎焼きによって表面がきれいに仕上がりますよ。
初心者にとってはかなり大きなメリットと言える効果ですね♪
滑らかな口当たりの実現
湯煎焼きは水蒸気がケーキ全体の温度を均一に保つことで、生地の急激な温度上昇を防ぐ効果があります。
先に挙げたしっとり食感にも通じるところがあるのですが、これによりチーズや卵など温度に敏感な食材が使用された焼き菓子でも滑らかで均一な口当たりに仕上げることができるのです。
湯煎焼きが不要なスイーツ
一方で、小麦粉を多く使うパウンドケーキなどしっとりさを求めない場合は湯煎焼きする必要はありません。
また、固めの食感が望ましい焼きカステラなども、湯煎焼きではなく通常の焼き方が適しています。
湯煎焼きの効果を理解し、適したスイーツに使うようにしてくださいね!
まとめ
以上、湯煎焼きに使うバットがない場合の対処法についてお届けしました!
ちょうど良い深さのバットがない場合は…
などの方法を試してみてくださいね(´・∀・)ノ゚
大きいサイズの耐熱容器で代用する場合は、お湯を入れ過ぎないように注意しましょう。
あと、底が抜けるタイプの型を使う場合は、お湯が型に入らないように必ずアルミホイルで底の部分を覆うことをお忘れなく。
バットを使うのとは少し違いが出るとは思いますが、何もせずに焼くよりもかなり効果はあるので、ぜひ試してみてくださいね^^