この記事では、じゃがいもは茹でるのとレンジならどっちが正しいの?という疑問についてお伝えしています!
まだ料理にあまり慣れていない人の中には、じゃがいもの加熱方法について疑問を持っている人も多いかもしれません。
レシピによっては「茹でる」と書いてあったり、「レンジで加熱する」と書いてあったりと結構バラツキがあるので、そんな風に感じるのも当然だと思います。
結論からお伝えすると…
記事前半では、これらの内容についてさらに詳しく解説し、後半ではじゃがいもの茹で方やレンジ加熱のポイントについてもまとめていきますね!
じゃがいもは茹でるもレンジもどっちも正解!でもおすすめは「茹でる」!
冒頭でも軽くお伝えした通り、じゃがいもは茹でるのもレンジで加熱するのもどっちも正解なので、あまり難しく考える必要はありません。好きなやり方で加熱してOKです。
ですが、わたしのおすすめは「茹でる」です。
レンジ加熱は栄養素が逃げにくいことやかなりの時短になるという大きなメリットがありますが、「加熱ムラ」が起きやすく均等に熱を加えるのが思っている以上に難しかったりします。
テレビ番組やお料理動画なんかでは簡単そうに見えますが、実際にやってみると結構失敗するんですよね…。
表面を濡らしてラップをしても、部分的に水分が飛び過ぎてボソボソになったりしたのは一度や二度ではありません。
このような経験から、わたしは時間に余裕があるのであれば、じゃがいもは茹でた方が失敗せずに美味しく仕上げることができると思っています。
使い分けとしては…
- 失敗せず美味しく仕上げたいなら「茹でる」
- どうしても時間がない時だけ「レンジ加熱」
というような感じが良いのではないでしょうか^^
じゃがいもの茹でるとレンジの違いをもう少し詳しく解説してみる。
ここからはじゃがいもの「茹でる」と「レンジ加熱」の違いについてまとめておきますね!
じゃがいもを茹でる場合のメリット・デメリット
じゃがいもを茹でる場合のメリットは…
といったところです。
レンジ加熱したじゃがいもと比較すると水分を含んでいる感じがして、とても美味しく食べることができます♪
茹でる場合のデメリットは時間がかかること。これに尽きます。
じゃがいもをまるごと茹でたりすると30分くらいかかるので、時間がない時にはこれがストレスに感じることもよくあります。
このデメリットの解決策としては、じゃがいもをまるごとではなくカットしてから茹でることです。食感を残せる程度の大きさにカットすることで、茹で時間を10分~15分程度短くすることが可能です。
あまり小さくカットしてしまうと、煮崩れしてどうしようもなくなってしまう可能性があるので注意してくださいね!
じゃがいもをレンジで加熱した場合のメリット・デメリット
じゃがいもをレンジで加熱する場合のメリットは…
といったところです。
レンジ加熱はとにかく短時間でじゃがいもに火が通るという点が魅力です。
仕上がりはちょっと微妙になってしまうこともありますが、とりあえず食べられるようにするのであればこれ以上の方法はないと言っても過言ではありません。
言い方は悪いですが、それなりの仕上がりでも問題ないなら、レンジ加熱の方が茹でるよりもはるかに効率的に仕上げることが可能です。
一方、レンジ加熱のデメリットは「加熱ムラ」が起きやすい点です。そして、それによって食感がパサパサした感じになってしまうことが挙げられます。
繰り返しになりますが、根菜類のレンジ加熱は簡単なようで結構難しいんです。
電子レンジはその性質上、食材を均一に加熱するのが苦手なので、食材の一部に熱が集中してしまうことがよくあります。
場合によっては水分が蒸発し過ぎてちょっとした爆発を起こしてしまうこともあるので、思っている以上に注意しながら加熱しなければいけません。
対処法としてはじゃがいもを水で濡らして、そのままラップをかけて加熱するなどの方法がありますが、先述した通りそれでもうまくいかないことがあります。
わたしはこの加熱ムラによる仕上がりの不安定さが嫌いなので、茹でる方をおすすめしています。
ただ、栄養素が流れにくいという点については、茹でるでは太刀打ちえきない大きなメリットなので、栄養素の流出を防ぐことを重要視するのであれば、レンジ加熱はおすすめの方法と言えるでしょう^^
じゃがいもの茹で方!水から時間をかけて加熱するのがポイント!
最後に、じゃがいもの茹で方やレンジ加熱のポイントなどについて補足しておきますね!
どんな茹で方でも共通して大切なのは「水から茹でる」こと。
じゃがいもは火が通りにくいので、いきなりお湯に入れると表面だけ先に火が通って中がまだ生ということが起きやすいんです。
その結果、茹で上がりにムラができたり、表面がボロボロになってしまいます。だからこそ、必ず水からゆっくり茹でるのが大切なのです!
では、実際にどうやって茹でるのか、皮付きの場合とカットした場合に分けて手順を説明しますね(´・∀・)ノ゚
皮付きのまま茹でる方法
1:じゃがいもを洗って、芽を取る
じゃがいもをまずしっかり洗います。泥や汚れを落としつつ、もし芽が出ていたら、芽とその周りをしっかり取り除きましょう。
芽には「ソラニン」という天然の毒素が含まれているので、取り除くようにしましょう。
2:鍋にじゃがいもと水を入れて火にかける
じゃがいもをそのまま鍋に入れ、じゃがいもが完全につかるくらいの水を入れます。そのまま火をつけて沸騰するのを待ちましょう。
3:沸騰してから15分~20分茹でる
お湯が沸いてきたら、中火にして15分から20分くらい茹でます。じゃがいもの大きさや個数によって時間が変わるので、竹串やフォークを刺してみて、スッと通ればOK!それが茹で上がりのサインです♪
カットしてから茹でる方法
1:じゃがいもを洗って、芽を取る
これも皮付きの場合と同じで、まずはしっかり洗って、芽があれば取ります。
2:じゃがいもの皮を剥いてカットする
皮を剥いたら、じゃがいもをカットします。ここでのポイントは、あまり小さく切りすぎないこと!小さくすると煮崩れしやすくなるので大きめに切ってくださいね。
3:鍋にじゃがいもと水を入れて火にかける
カットしたじゃがいもを鍋に入れ、水をじゃがいもが浸かるくらいまで注いで火にかけます。
4:沸騰してから7分~10分茹でる
お湯が沸いたら弱火にして、7分から10分ほど茹でましょう。これも竹串を刺してみて、中央までスッと通るか確認してみてくださいね!
じゃがいものレンジ加熱!水分を蒸発させ過ぎないことが大切!
電子レンジは食材の中の水分を使って加熱しますが、じゃがいもはもともと水分が少ない食材です。
すでにお伝えしましたが、水分が足りなくなると爆発したり焦げたりすることもあります。 そんなトラブルを避けるためには、水分をしっかりキープしながら加熱することが大切です。
それでは、皮付きのまま加熱する方法とカットしてから加熱する方法、両方の手順を説明しますね!
皮付きのままレンジで加熱する方法
1:じゃがいもを洗って芽を取り除く
まずは、じゃがいもをしっかり洗います。芽が出ていたらしっかり取り除いてくださいね。
2:ラップでふんわり包む
洗った後、じゃがいもの表面に水分を残したままラップでふんわり包みましょう。
この水分が爆発防止のポイントです。ラップでぴっちり包むのではなく、少し空気を含ませる感じで包むと蒸気が逃げやすくなりますよ!
3:電子レンジで3分加熱する
500W~600Wのレンジで約3分加熱しましょう。加熱が終わったらじゃがいもを軽く押してみて、柔らかくなっていたらOKです!もしまだ固い場合は、30秒ずつ追加で加熱して調整してください。
4:予熱でしっかり火を通す
加熱が終わったらそのままラップで包んだ状態で数分間放置します。予熱で中まで火が通り、均等にホクホクになりますよ♪
小さくカットしてレンジ加熱する方法
1:じゃがいもを洗って芽を取り除く
こちらも最初は同じです。じゃがいもをしっかり洗って、芽を取っておきましょう。
2:カットして水にさらす
皮を剥いたら、お好みの大きさにカットします。その後、数分間水にさらすことで余分なデンプンを落とし、加熱中のベタつきを防ぎます。
3:重ならないように並べ、ラップをかける
カットしたじゃがいもを耐熱皿に重ならないように並べます。表面に水分が少し残っている状態で、上からふんわりとラップをかけます。
4:電子レンジで2分半加熱する
500W~600Wで約2分半ほど加熱します。竹串やフォークを刺して、スッと通れば加熱完了です。まだ固い場合は10秒ずつ追加で加熱し、火の通り具合を調整してくださいね!
じゃがいもの加熱方法についてのまとめ
じゃがいもの加熱については、茹でるのもレンジ加熱もどちらも正解なので、状況に合わせて使い分けられるようになると便利です。
茹でるのは時間が調理に時間がかかりますが、失敗することなく均一に仕上げることができます。食感もホクホクしてじゃがいもの美味しさを最大限引き出せるのはこちらだとわたしは思います。
一方、レンジ加熱は加熱ムラが起きやすいという大きなデメリットがありますが、とにかく短時間でじゃがいもに火を通すことができます。また、栄養素の損失も少ないので、じゃがいもの栄養素を少しでも多く摂取したい場合などにおすすめです。
わたしはレンジ加熱の方が難しく感じるので、時間があるのであれば茹でる調理法をおすすめします!