
この記事では、「IH対応のフライパンの真ん中が盛り上がるのはどうして?」という疑問について、わかりやすくお使えしていきます^^
一人暮らしで自炊をがんばっていると、使い慣れたお気に入りのフライパンが少しずつ変化してきたことに気づくことはありませんか?
特にIHで使っていると、卵を割ったとたんにスルスル〜っと端に流れてしまったり、なんだか焼きムラが目立つようになってきたり…ちょっとモヤっとしてしまいますよね。
それ、実はフライパンの構造や熱の伝わり方が関係していることが多いんです!
原因としては、こんなことが考えられます(´・∀・)ノ゚
- IH対応として元々内側に湾曲加工されている構造上の仕様
- 金属の熱膨張によって底が押し出される
- アルミとステンレスの膨張率の違いによる歪み
- 空焚きや強火の使用で過度に変形してしまう
- 軽量で薄い素材が使われているフライパンは特に変形しやすい
もちろん、間違った使い方や火加減によって変形してしまっている可能性もあるのですが、きちんと理由があるので「私のせい…?」と気にしすぎなくても大丈夫。
記事本文では、IHフライパンの真ん中が盛り上がる原因の詳しい解説に加え、できるだけ長持ちさせる使い方のコツ、さらには変形しにくいおすすめ商品までしっかり紹介しています。
ぜひ最後までチェックしてみてくださいね(*・∀-)☆
IHのフライパンの真ん中が盛り上がる理由

IH対応のフライパンは、素材の性質や構造によってどうしても中心部分が盛り上がってしまうことがあります。これは「不良品」ではなく、実は多くの製品で見られる現象なんです。
そもそも金属は加熱すると膨張するという特性を持っています。
特に、アルミとステンレスのように異なる金属を組み合わせたIH対応のフライパンでは、それぞれの膨張率の違いが影響して、加熱時に中心が少し浮き上がる形になってしまうのです。
まずはこのあたりについて、もう少し詳しく説明していきますね!
構造的に最初からわざと少し盛り上げている製品も
IH対応のフライパンをよく観察してみると、中心がほんの少し盛り上がっているように見えることがあります。実はこれ、製造時点から意図的に施された設計だったりします。
金属は加熱によって膨張し、冷えると収縮するという特性を持っていますが、アルミニウムとステンレスのように異なる金属を組み合わせたフライパンの場合、膨張するスピードや幅が違うので調理中に底面が変形しやすくなってしまうのです。
とくにアルミニウムはステンレスよりも大きく膨張するため、何も工夫しなければ底がドーム状に盛り上がってしまいます。
そうなると、IHコンロにうまく接しなくなったり、調理時に油が端へ流れてしまうことになる原因になることも考えられます。
そこで、フライパンを作っている工場ではこうした変形を見越して、あらかじめフライパンの底を少しだけ内側に湾曲させておく処理を行います。
これにより、加熱時には適度にフラットな状態となり安定した調理が可能になるというわけです(´・∀・)ノ゚
ただし、長く使い続けたり頻繁に強火で加熱したりすると、そのわずかな湾曲以上に変形が進んでしまうこともあります。
その結果、中心がさらに盛り上がり、油が端に外側に逃げやすくなるほか焼きムラの原因にもなってしまうことも考えられます。
フライパンの中心が盛り上がっていると不安になったときは、設計上の工夫か使用による劣化かを見極めることが大切です!
底面の大きな変形は火力が原因かも
もしも「前は平らだったのに、最近明らかにガタつく」という場合、それは火力のかけ過ぎによる熱変形が原因かもしれません。
IHコンロは炎が見えないため直感的に火力を判断しづらく、つい高出力のまま調理してしまいがちです。
ですが、強火での急加熱は金属が一気に膨張してしまうリスクがあり、底面に大きな歪みや盛り上がりを生じさせる原因になります。
特に温まるまでの短時間に強火を使用すると、その影響は顕著に現れやすいのです!
近年は「軽くて扱いやすい」ことを売りにした薄手のフライパンが人気ですが、こうした製品は熱を急速に吸収しやすく、素材の柔らかさも相まって熱変形しやすい傾向にあります。
耐久性よりも軽量性を優先した構造だと、特にIHのような高出力機器では注意が必要です。
理想的な使い方としては、最初は中火以下でじっくりと温めること。
急がず少しずつ熱を加えていくことで、素材の膨張を穏やかにし、変形リスクを抑えることができます。調理中も必要以上に火力を上げないよう適切な温度管理を心がけると良いでしょう。
変形してしまったIHフライパンは基本的に修理は難しい

このような原因で一度大きく変形してしまったフライパンは、自力で元の状態に戻すのは非常に困難です。
また、変形した金属は冷却しても元に戻ることはなく、特にIH対応のフライパンでは接地面の歪みが調理の安定性に大きく影響するのでそのまま使い続けるのも問題があります。
たとえば、底面が目に見えてガタついたり中心部が山のように盛り上がったままになっている場合、そのフライパンはすでに本来の性能を発揮できない状態と言えます。
こうした状態で使い続けると…
といった症状が出てくる可能性があります(´Д`。)
安全面でも不安が残るため、明らかに大きな変形があるフライパンは早めに手放した方が賢明です。
見た目にはまだ使えそうに見えても、料理が思い通りにいかずストレスを感じるようになったら、それは十分に「買い替えのサイン」と言えます!
IHやガス火用のフライパンを変形させないために気をつけたいポイント!

ここからは、フライパンの変形を防ぎ、長く使い続けるためのポイントについてまとめています!
最初から強火で一気に加熱しない
毎日の調理でついやってしまいがちなのが、冷たいフライパンをそのまま高火力で一気に加熱すること。
特にIHは火が見えないため、強火で加熱している感覚がつかみにくく、うっかり空焚きに近い状態になってしまうこともあります。
このような急加熱は金属が急に膨張して底面が盛り上がる原因になってしまいます。
フライパンの変形を防ぐためには、火力は中火以下からじっくりと加熱するのが特に重要なので覚えておいてくださいね!
使用後に水をかけて「ジュジュー!」っとしない
フライパンで調理したあとすぐに水をかけて冷やしていませんか?
わたしもこれはよくやっていたのですが、このやり方は変形やひび割れのリスクを高めてしまうNG行動です。
熱を持った金属に急激な冷却が加わると素材が収縮しようとしてストレスがかかり、変形だけでなく素材自体が傷む原因にもなります。
フライパンを冷ますときは、しばらく放置して自然に温度が下がるのを待つようにしましょう!
これらの基本的なケアを意識するだけで、IHフライパンはずっと快適に使い続けることができます。特別な道具や高い洗剤が必要なわけではありません。
「優しく温めて、優しく冷ます」
そんなちょっとした心遣いがフライパンへのダメージを大きく減らしてくれますよ^^
底面の盛り上がりの少ないIHフライパンの見つけ方とおすすめ商品!
最後にフライパンを買い替える際に注意しておきたいポイントについて補足しておきますね!
底面の盛り上がりの少ないIHフライパンの特徴
もし次にフライパンを買い替えるなら、「変形しにくい構造」の製品を意識して選ぶことがとても大切です。
特に注目したいのが「一体成型(ダイカスト)」や「鋳物タイプ」のフライパンです。
これらは金属を型に流し込んで作るため継ぎ目がなく構造的にも強度が高いのが特徴です。そのため、加熱による膨張や収縮の影響を受けにくく、長期間使っても底面が歪みにくい傾向があります。
さらに「底面にステンレスが打ち込まれていない」「底がフラットで塗装が施されているタイプ」もおすすめです。
ステンレスが露出しているタイプよりも熱の伝わり方が均一になりやすく、焦げ付きや焼きムラも防ぎやすい設計になっています。
反対に「超軽量」とパッケージに記載されたフライパンは、使い勝手は良いかもしれませんが熱変形しやすい素材(たとえば薄いアルミ単体)を使っている場合が多く、IH調理器のような高出力熱源ではすぐに変形してしまう可能性も。
つまり、多少重みがあっても素材の厚みや構造のしっかりしたものを選ぶことで、長く快適に使えるフライパンに出会える確率がグーンとアップするわけです!
IHで使える底が変形しにくいフライパンを紹介!
おすすめしたいのは、平和フレイズの「うふふフライパン」という製品です(*・∀-)☆
名前からしてちょっとかわいらしい印象なんですが、実力は本格派。とくにIHコンロと相性抜群で、長く愛用できるフライパンを探している方にぴったりの製品です。
このフライパンの最大の特長は、底面に施された特殊加工。
熱を加えても中央が浮きにくく油がしっかり中心にとどまるよう設計されているため、目玉焼きやオムレツも形よくきれいに焼けます。
油の偏りが少ないので、ムラなく焼けて見た目も味も満足度アップ。お弁当づくりの味方になってくれますよ♪
さらに、本体は厚みがあって変形に強く熱の伝わり方が均一なので、こげつきや焼きムラが起きにくいのもポイント。
もちろん、内面のフッ素加工はこびりつきにくく、洗うときもスルッと汚れが落ちます。外側はセラミックコート仕上げで、キズや汚れにも強く、見た目の清潔感が長持ちするのも嬉しいポイントです!
また、持ち手は手になじむ太めの形状で重さのバランスがよく、調理中に持ち疲れしにくいのも地味にうれしい工夫と言えます。
Amazonレビューも1000件以上の高評価があり、多くのユーザーが実感している安心の品質が魅力です♪
お値段は少し張りますが、毎日使うことを考えればコスパはむしろ良好。
料理の仕上がりやストレスのなさや長持ちする丈夫さを考えたとき、うふふフライパンはきっと買ってよかったと思える相棒になってくれるはずですよヽ(*´∀`)ノ
▼ うふふフライパンを画像付きでチェックしてみる ▼


まとめ:元々少し盛り上がっている製品も。外側への盛り上がりは変形かも!
IHフライパンの真ん中が盛り上がっているのは、構造上ある程度は避けられない部分。そのような形状にすることで、フライパンの膨張する特徴を上手くコントロールしているからです。
ですが、使用を続ける中で次第にガタつきがひどくなったり、明らかに中心が盛り上がったまま戻らないようになった場合は、熱のかけ方や使い方に原因がある可能性も。
たとえば、
などを繰り返してしまうと、素材のバランスが崩れてしまい元の形に戻らなくなってしまう可能性があります!
といった基本的なポイントを守るだけでも、フライパンの変形をかなり防げるようになりますよ^^
もし今お使いのフライパンが許容範囲を超えて変形している場合は、そのまま使用せずに新しいフライパンに買い替えることをおすすめします。
その場合は、ぜひ変形に強いフライパンを意識してみてくださいね!