この記事では、オキシクリーンは6時間以上つけるとどうなるのかについてお伝えしています^^
強力な発泡パワーでしつこい汚れも落としてくれる頼もしいオキシクリーンですが、つけ置き時間の目安は大体6時間までとなっていることが多いようです。
数時間つけ置くだけでも白くなるので、6時間以上つけておくとさらに汚れが落ちそうな気がしますが、実際のところどうなんでしょうか?
結論からお伝えすると、オキシクリーンは6時間以上つけていてもそれ以上の効果は期待できません。
理由は、6時間程度でオキシクリーンが完全に分解されて漂白効果が失われてしまうからです!
記事本文では、このあたりについてさらに詳しく解説するとともに、オキシクリーンを使う上で注意すべきポイントなどについてもまとめています。
オキシクリーンを含む過炭酸ナトリウムのことを詳しく知りたい人は、ぜひ最後まで読んでいってくださいね(*・∀-)☆
オキシクリーンは6時間以上経つとどうなるの?
冒頭でもお伝えした通り、お水やお湯に溶かしたオキシクリーンは6時間くらいで成分が分解され「ナトリウム溶液」に変化してしまいます。
このナトリウム溶液には漂白効果がないので、それ以上長い時間つけ置きしてもさらに汚れが落ちるということはありません。
オキシクリーンの主成分である過炭酸ナトリウムが水と反応して変化している最中(ブクブク泡立っている状態)に漂白効果があるわけで、反応しきってしまうと意味がないんですね。
オキシクリーンのつけ置き時間が6時間までと設定されているのは、これが理由になります(´・∀・)ノ゚
このことをふまえて考えると、予めお湯にオキシクリーンを溶かした溶液を作り置きしておくことが無意味なことが見えてきます。
たまに作り置きしようと考える人もいるようですが、オキシクリーンの無駄使いなのでやめておきましょう。
というわけで、オキシクリーンをつけ置きに使う場合は、「使う直前にお湯に溶かして漂白したい物を入れ、長くても6時間以内には引き上げる」というのが正しいやり方になります^^
オキシクリーンでつけ置きする時の注意点!効果を上げるコツも!
オキシクリーンのつけ置き時間についてはここまでお伝えした通りですが、オキシクリーンを使う時に気をつけてほしいことは実は他にもあるんです!
具体的には…
などがあります(´・∀・)ノ゚
それでは、ひとつずつ詳しく説明していきますね!
40℃~60℃くらいのお湯に溶かして使う
オキシクリーンを水に溶かして使うのが絶対ダメというわけではないんですが、基本的には40℃~60℃くらいのお湯に溶かすのが正解です。
まず水に溶かすとオキシクリーンが溶け残る可能性が高くなります。サラサラの粉末なので簡単に溶けそうなんですが、意外と溶けにくいんですよね…。
お湯に入れてもしっかり混ぜないとダメなくらいなので、水だと余計のこと溶け残りが生じやすくなるので注意が必要です。
あと、オキシクリーンを含む過炭酸ナトリウム系の製品は、水の温度が高い方がより効果を発揮するという特徴があります。
かと言って熱湯に入れてしまうとオキシクリーンが一気に分解されてしまうので、ある程度ゆっくり分解させる必要があります。このことを考えると40℃~60℃という範囲になるというわけですね^^
60℃以上の熱湯を使わない
先程軽く触れましたが、オキシクリーンを熱湯に溶かすと反応が強すぎて短時間でナトリウム溶液に分解されてしまいます。
繰り返しになりますが、分解されてしまったナトリウム溶液には汚れを落とす力はほとんど残っていないので、つけ置きする意味がなくなってしまいます。
温度を高くするのは大切なポイントなんですが、効果を考えると水温は60℃を超えないように注意する必要があります(少しの誤差くらいは大丈夫です)。
温度を下げないように工夫する
これまた水温に関係することなんですが、これはつけ置きしている間の温度を保ちましょうというお話です。
最初は40℃~60℃だったお湯もつけ置きしている間にどんどん温度が下がっていきます。温度が下がり過ぎてしまうと漂白する力も弱まっていくので、できるだけ温度が下がらないように工夫することも大切なんですね。
温度を保つには、容器をタオルや布巾で覆ったり(プチプチでもOK)、後からお湯を足して温度を調節するやり方があります。
容器を何かで覆う場合は密封しないようにしてくださいね。危ないですから。
お湯を足す場合は、お湯と一緒に少量のオキシクリーンを追加すると濃度が下がるのを防げますよ^^
密封容器でつけ置きしない
オキシクリーンでつけ置きする場合は、絶対に密封容器で行わないようにしましょう!
オキシクリーンが分解されてブクブクしている時は、「常に水面から酸素が放出されている状態」です。
なので、密封容器でつけ置きしてしまうと容器内の圧力が高まって、フタが吹っ飛んでしまう可能性があるので非常に危険だからです。
温度下げない工夫のところで密封しないようにお伝えしたのはこうした理由があるからです。
布巾やタオルなどであれば通気性があるので安心ですが、空気を通さないフタなどを使う場合は必ず少しずらして空気の通り道を確保しておいてくださいね!
使えない素材を知っておく
最後にお伝えするのは、オキシクリーンを含む酸素系漂白剤には使えない素材があるということです。
酸素系漂白剤は名前に「酸素」とついているので何となく酸性っぽいイメージを持ちやすいですが、実は反対の「アルカリ性」だったりします。
そして、アルカリ性にはタンパク質を溶かしたり、金属と反応して変色させてしまうという特徴があります。
しかも、アルカリ洗剤として有名な重曹やセスキよりも強いアルカリ性なので、衣類に使う場合は使える素材かどうかを理解しておかなくてはいけません。
オキシクリーンが使えないものをざっくり挙げておくと…
あたりになりますので、できれば覚えておきましょう!
まとめ
以上、オキシクリーンは6時間以上つけるとどうなるのかについてお届けしました!
オキシクリーンの漂白効果が持続するのは長くて6時間くらいなので、それ以上つけ置きしていてもあまり意味がありません。
ただ、漂白効果がなくなるというだけなので、6時間以内に必ず引き上げなければならないというわけでもありません。
一晩中つけ置く場合は6時間をこえてしまうことも全然あるので、その点についてはご安心ください。
それよりも…
とかの方が重要なので、オキシクリーンでつけ置きする時にはぜひ意識してみてください!
参考になれば嬉しいです^^