この記事では、「興味はあるけど鉄のフライパンはやめた方がいいのかな…」と迷っている人に向けて、鉄のフライパンのメリットやデメリットについてお伝えしています^^
料理をするのが楽しくなってくる頃に欲しくなる調理器具と言えば、やっぱり鉄のフラインですよね。
鉄のフライパンは扱いが難しいと言われていますが、実際のところどんな感じなのでしょうか?
結論からお伝えすると、鉄のフライパンは…
というちょっと手間のかかる調理器具になります。
正直なところ、こういうのが面倒くさい!と思ってしまう人は鉄のフライパンはやめた方がいいかもしれません。
また、重さもそこそこありますし、しまう場所を取ってしまうというデメリットも忘れてはいけません。
ただし、ここまで読んでも「使いたい!」と思える人にとっては、料理の幅をどど~んと広げてくれる頼もしい味方になってくれることでしょう♪
記事本文では、鉄のフライパンのメリットやデメリットとともに、鉄のフライパンに向かない料理などについてもまとめてみました。
鉄のフライパンを導入しようかどうかで迷っているなら、ぜひ最後まで読んでいってくださいね(*・∀-)☆
鉄のフライパンはやめた方がいいの?デメリットをまとめてみた!
冒頭でも触れた通り、鉄のフライパンは使い初めに「シーズニング」という準備が必要だったり、サビさせないためのお手入れが必要だったりします。
なので、とにかく手軽に使いたい、お手入れも最小限で抑えたいというタイプの性格の人にはあまり向いていないかもしれません。
また、鉄のフライパンはそれなりに重いので、テフロン加工のフライパンのように軽々扱うという感じでもありません。
だからと言って、一概に鉄のフライパンはやめた方がいいとは言い切れませんが、どのようなデメリットがあるかということは、事前にしっかり理解しておいた方が良いことは間違いありません。
ざっくりとですがまとめておいたので、一緒に見ていきましょう!
シーズニングが必要
個人的に一番面倒くさいと感じるのが、使い始める前の「シーズニング」という作業です。
これは、新品の鉄のフライパンの表面に施されているサビ止めの塗装を焼き切るためにするのですが、同時に表面に油を塗って馴染ませ、サビにくいフライパンにする工程でもあります。
シーズニングのやり方を細かく説明するとかなり長くなってしまうので割愛しますが、全くの初心者には少し難しく、ちゃんと出来ているかの判断がしにくいという点もハードルを高くしている要因と言えるでしょう。
実はわたしも以前実際にシーズニングをやってみたことがあるのですが、かなり面倒くさく、最後までやる前に使うのをやめてしまったという苦い経験があります。
なので、一度シーズニングのやり方について調べてみて、それでもチャレンジしてみようと思えるかどうかを確認してみることを強くおすすめします!
サビやすい
鉄のフライパンは鉄だけあって、使った後のお手入れが不十分だとすぐに「サビが発生」してしまいます。
またこのお手入れがちょっと面倒で、いつも使っている中性洗剤を使ってゴシゴシ洗うというのが出来ません。
鉄のフライパンを中性洗剤で洗ってしまうと、せっかくシーズニングで馴染ませた油が取れてしまうからです。
なので、日頃のお手入れとしては、たわしや竹でできた「ささら」という道具で汚れを落として水洗いし、その水分を加熱して乾燥させ、仕上げに油を塗って保管するというなかなか手間のかかるケアが必要になってきます。
これを毎回しないといけないとなると、使うのがちょっと億劫になってきますよねー…。
重たい
これも地味に嫌なんですが、鉄のフライパンは結構重いんですよね。
もちろんサイズや形によって重さは違いますが、同サイズの安いテフロン加工のフライパンと比較するとかなりずしんと感じます。
一例ですが、30cmのテフロン加工の安いフライパンが700~800gだとすれば、鉄のフライパンは1500~2000gくらいの重さがあります。
なので、フライパンを振りまくって炒飯を踊らせるような使い方をするには、それなりのテクニックとパワーが必要になってきます。
無理して変な使い方をしていると、下手したら腱鞘炎になってしまいそうな勢いです。
保管場所が必要
最後に、鉄のフライパンは収納場所も考えなくてはいけません。
なぜなら、油を塗った状態で保管するので、他のフライパンの上にそのまま重ねるなどの方法がとれないからです。
だからと言って、ゴミやホコリがくっついてしまう可能性もあるのでコンロの上に置きっぱなしにするということもできません。
鉄のフライパンの保管方法としてよく推奨されているのは「つるして保管する方法」なので、こうした場所がキッチンに確保できるかというのも事前にチェックしておく必要がありそうです。
ひとこと
はい、ここまでかな~り嫌なことばっかり書いてきましたが、あなたはどう感じたでしょうか?
もしここまで読んでも、「まぁ、別にそれくらいならいいかも」と感じられたなら、あなたは鉄のフライパンを買っても大丈夫なタイプと言えるでしょう。
逆に、「超面倒くせーっ!」と感じた人は、十中八九使うのをやめてしまうタイプなので、この時点で引き返してテフロンのフライパンを使うことをおすすめいたします。
鉄のフライパンって結構値が張るので、無駄にするにはもったいない代物です。
ちなみにわたしの場合は、この記事を書いているだけでどんよりした気分になってくるので、間違いなく鉄のフライパンはやめた方がいいタイプに属すると思います…。
鉄のフライパンが人気の理由!メリットだってこんなにたくさん!
ここらは一転して、鉄のフライパンの良い部分、メリットについてお伝えしていこうかと思います。!
先程までお伝えしたデメリットでも心が折れなかった人は、このメリットの部分を見てテンションを上げ、鉄のフライパンをゲットしちゃってください^^
料理が美味しくなる
熱伝導が良く保温性に富んだ鉄のフライパンは、加熱ムラが少なく食材を素早く均一に加熱することができます。
具体的に書くと、野菜はしんなりせずにシャキシャキに炒めることができますし、お肉は表面がカリッと焼けるので旨味も逃げず、中はジューシーに焼き上がります。
いつもと同じ食材が、鉄のフライパンを使うだけで一気にグレードアップする感じです!
こうなってくるとあれもこれも鉄のフライパンで焼いてみたくなり、料理が楽しくなること間違いなしです♪
鉄分を摂取できる
鉄のフライパンは、使うだけで「ヘム鉄」と呼ばれる吸収率の高い鉄が溶け出してくるので、料理と一緒に鉄分を摂取することができちゃいます!
その結果、鉄のフライパンを使うとステンレスのフライパンを使うより約3倍の鉄分を摂取することができると言われています。
鉄分は、現代人に不足しがちな栄養素の一つです。
美味しくて栄養も補給できるなんて、まさに一石二鳥のアイテムと言えるでしょう♪
サビても復活させられる
鉄のフライパンにはサビやすいというデメリットがありますが、実はサビてしまっても復活させることができます。
鉄のフライパンは硬いたわしや金属ヘラも安心して使えるので、サビてしまった場合は思いっきりゴシゴシ磨き上げましょう!
そんな感じでサビがしっかり取れれば、後は再び油を塗って仕上げればOKです^^
丈夫で長持ちする
鉄のフライパンはめちゃくちゃ頑丈なので、ちょっとくらい落としたりぶつけたりしてもへこんだり、割れたりすることはまずありません。
なので、思いっきり振り回すことができます(笑)
それに、鉄のフライパンは使うほどに油が馴染み焦げ付きにくくなっていきます。成長するというやつですね。
長く時間をかけ自分の手で育てたフラインは、さぞかし愛着のわくことでしょう(●´艸`)
コストパフォーマンスが良い
上記の通り、鉄フライパンはとても長持ちするため、コストパフォーマンスが良い調理器具と言えます。
4000円のフライパンを2年に1回買い換えると10年で2万円にもなりますが、8,000円の鉄フライパンは10年でも20年でも使うことができます!
長い目で見ると、鉄のフラインパンはかなりのお値打ちのアイテムなのです^^
鉄のフライパンに向かない料理は?作る料理の系統から考えてみる!
最後に、鉄のフライパンに向かない料理について少しだけ補足しておきましょう。
鉄のフライパンは「焼く」ことに適している調理器具なので、「煮る」「蒸す」「茹でる」といった調理法には向いていません。
もちろんやろうと思えばできないことはありませんが、こうした調理法では鉄のフライパンの良さを最大限活かすことができないという意味です。
なので、鉄のフライパンを買うかどうかで迷った場合は、いつもご自身が作る料理はどんなタイプの料理が多いかを考えてみると、その必要性が見えてきます!
例えば、和食が好きで肉じゃがやぶり大根などの煮物料理をすることが多ければ、残念ながら鉄のフライパンの登場は少なくなる可能性があります。
逆に、中華が好きでチャーハンや餃子など、炒めものをすることが多いのであれば、鉄のフライパンは大活躍するでしょう♪
ステーキや卵を焼いてシンプルに食べたい人にも向いていますね^^
これから焼き系の料理にもチャレンジしようと考えいるならあまり関係ないかもしれませんが、今後も焼き系は少ないかも…と思う人はあえて鉄のフライパンを選ばなくても良いかもしれませんね!
思い出した、お好み焼きとかはめちゃめちゃ美味しくなりますよ!まさにカリふわです♪
まとめ
以上、鉄のフライパンのメリットやデメリット、向かない料理についてお届けしました!
鉄のフライパンはシーズニングが必要だったり、日頃のお手入れが欠かせなかったりと、なかなか面倒であることはたしかです。
ただ、そういった点を理解し上手に付き合うことができれば、鉄のフライパンにはあえて使うだけのメリットがたくさんあることも事実です!
性格によっては鉄のフライパンはやめた方がいい場合もあるかもしれませんが、こうして最後までこの記事を読むくらいの情熱があれば、おそらく問題ないのではないかと思います。
日々のお手入れで育てた鉄のフライパンは、きっとあなたのお料理を数段「グレードアップ」させてくれることでしょう^^
お気に入りの一品を見つけて、ぜひ生活に取り入れてみてください♪