この記事では、水道水のカルキ抜きはペットボトルだけで大丈夫なのかどうかについてお伝えしています^^
水道水に含まれるカルキ(残留塩素)には時間が経つと揮発する特徴があるので、ペットボトルなどに入れて放置しておくだけでもカルキ抜きをすることが可能です。
ただし、めちゃくちゃ時間がかかるというデメリットがあります。
なので、飲料水として考えている場合はペットボトルで放置するやり方ではなく、沸騰させたり、浄水器を通す方法をおすすめします!
記事本文では、水道水のカルキ抜きをペットボトルで行うデメリットについてさらに詳しく解説するとともに…
などについてもまとめているので、ぜひ最後まで読んで行ってくださいね(*・∀-)☆
水道水のカルキ抜きをペットボトルでするデメリットについて
冒頭でも軽くお伝えした通り、水道水のカルキ抜きはペットボトルに入れて放置するだけでもOKです。
ただし、室内に放置しておくだけだとカルキが抜けるまでに約2日もかかってしまいます。日光(紫外線)に当て続ける場合は時間を短くすることができますが、それでも6時間程度は必要とい言われています。
水槽用の水についての実験ですが、こちらの記事が参考になりました(´・∀・)ノ゚
参考記事:(株)キョーリン
そして、この長時間放置で気になるのがその水の「安全性」です。
水道水の残留塩素というとなんだか悪者のような印象を持たれていますが、そもそも何で入っているかというと、雑菌をやっつけるためにわざわざ入れているのです。
それが抜けてしまうということは、「水の中が雑菌が増えやすい状態」になっているということでもあります。
つまり、ペットボトルの中に雑菌が入り込んでいた場合、時間とともに雑菌が増殖して水質が低下してしまう可能性があるのです!
目に見えなくても空気中にはいろんな雑菌やカビがふわふわ漂っているので、ペットボトルに水を入れる時に一緒に入ってしまうことは十分考えられます。
また、保存に使うペットボトルに汚れが残っていた場合などはさらにアウトです…。
そんな状態の水を日光に当てて放置してしまったら、雑菌が増えるのに必要な「水」「温度」「栄養」の3つが整ってしまうことになるのです…。
ちょっと大げさに書いているところはありますが、全くない話ではないのでこの点についてはしっかり理解しておく必要があるでしょう。
あと忘れてはいけないのが、カルキを抜いた水は「保存がきかない」ということ。冷蔵庫に入れていたとしても、せいぜい翌日までには全て飲みきりたいところです。
これはペットボトルの汲み置きでカルキを抜いた場合だけではなく、浄水器などでカルキを含む不純物を取り除いた場合にも同じことが言えます。
理由は先程説明した通り、塩素が抜けていることにより雑菌が増えやすくなっているからですね。
浄水器の場合はカルキを抜いてすぐ飲むことが多いのであまり関係ないかもしれませんが、ペットボトルでカルキ抜きをする場合はどうしても飲む切るまでに時間がかかってしまいます。
カルキを抜く時間+飲み切るまでの時間を考えると、飲料水として使う場合はやはりペットボトルでのカルキ抜きはおすすめできませんね(´Д`。)
ここまで読んで、それでもやっぱりペットボトルでカルキ抜きをしたいという人は以下の点に注意してくださいね。軽くまとめておきます!
やっぱりちょっと面倒くさいですよねー…。
ちなみに、ペットボトルを振りまくるのはあまり効果がないようです。カルキ臭は抜けやすいものの、カルキの量自体はあまり変わらないという意見をよく目にしました。
わたしは毎回こんなことを考えながら飲むくらいなら、浄水器を使って手軽に安全な水を作る方が断然良いと思ってしまうタチなので、次の見出しではおすすめの浄水器をご紹介したいと思います^^
水道水のカルキ抜きが気になるなら浄水器がおすすめ!
カルキを含む水道水の中の不純物が気になるのであれば、ペットボトルを使う方法よりも浄水器を使う方が断然おすすめです。
と言うのも、水道水の中に含まれているのは残留塩素だけではないからです。その他「トリハロメタン」や「鉛」など害があると言われている物質も入っています。
そういった健康上摂取するのが好ましくないであろう物質の大部分を除去してくれるのが浄水器なのです。
コストは多少かかってしまいますが、ペットボトルを使ったカルキ抜きと比べるとかかる時間も安全性も段違いです!
ただし、浄水器にもいろいろ種類があるので、選ぶ時は慎重に選びましょう。
あまり安い製品だと除去性能が低かったりするので、できるだけ「高除去タイプ」を選択する方が良いとわたしは思います。
ちなみに、わたしがずーっと愛用しているのは「トレビーノ」シリーズです(´・∀・)ノ゚
とりあえず塩素だけ除去できれば良いというのであれば、もう少し安いカートリッジもあるので検討してみても良いでしょう。
高除去タイプは基本的に2ヶ月程度でカートリッジを交換しなくてはいけないのですが、塩素と濁りだけの方は5ヶ月くらい持つので、ランニングコストを抑えたい人にもおすすめです。
わたしは安全性を優先しているので高除去タイプを選んでいますが、必要とする製品はその人によって違うと思うので、ぜひあなたにあった浄水器を探してみてくださいね♪
放置以外で水道水のカルキを抜く方法を紹介!
せっかくなので、ペットボトルで放置する以外のやり方でカルキを飛ばす方法についても補足しておきます!
10分以上沸騰させる
最もメジャーな方法だと思いますが、お鍋に水道水を入れて沸騰させる方法です。
この方法の注意点は沸騰させる時間を10分くらい持続させる必要があるところ。理由は沸騰してからしばらくはトリハロメタンが増えてしまうからです。
10分以上沸騰させ続けることで、一旦増えてしまったトリハロメタンを除去することができます。
ただ、冷たい水として飲みたい場合は冷めるまで時間がかかるのもちょっと面倒ですね…。
レモン汁(ビタミンC)を入れる
意外と知られていませんが、ビタミンCには塩素を分解する性質があるので、水道水にレモン汁などを加えることで手軽に塩素を取り除くことができます。
飲食店でたまにレモン水が出てくることがありますが、あれは味や雰囲気だけでなくこうした効果を狙っている場合もあるのかもしれませんね!
レモン汁を入れる量ですが、2Lの水に対して5~6滴くらいが目安になります。
もちろんレモンではなくシークヮーサーとかでも大丈夫ですよ。ビタミンCが含まれていればOKですので、いろいろ試してみても面白いかもしれませんね。
入れる目安量はあくまでもレモン汁の場合ですので、使うものによって調節してくださいね。
炭を入れる(ポット型浄水器のような効果)
ペットボトルで放置するやり方の上位互換みたいな感じですが、水道水の中に炭を入れておくことでもカルキやトリハロメタンを除去することが可能です。
さらに、炭の中のミネラル成分が水に溶け出すので、放置するだけの方法よりもお水が美味しくなるというメリットも期待できます^^
水道水を浄化するための炭はたくさん製品化されているので、あなたがピンとくるものを選べばOKです。それほど大きな違いはありませんので、大体で大丈夫です。
まとめ
以上、水道水のカルキ抜きはペットボトルだけで大丈夫なのかなどについてお届けしました!
繰り返しになりますが、水道水はペットボトルにいれて放置しておくだけでもカルキを抜くことができます。
ただし、6時間(太陽光に当てる)~2日(そのまま放置)くらいの時間が必要なので、すぐに飲みたい人にとってはあまりおすすめできる方法とは言えません。
また、安全性にも少し懸念が残るので、そうした観点から考えると浄水器を使うのが無難だと思います。
高除去タイプの浄水器であれば、トリハロメタンや鉛などの不純物もまとめて取り除いてくれるので、より安全性の高い水を得ることができます^^
単純にカルキを飛ばす方法はわりとたくさんあるので、浄水器はちょっと…という人はぜひ一度試してみてくださいね!