
この記事では、ハムスターの空腹サインについてお伝えしていきます^^
ハムスターは小さな体ながら活発に動き回るので、毎日の食事がとても重要です。でも、言葉を話せないため「お腹が空いたよ!」とは伝えてくれません。
なので、そこは飼い主がハムスターの「空腹サイン」をしっかりと把握し、適切な餌の量やタイミングを知ることが大切です!
ハムスターが空腹のときには、次のようなサインを見せることがあります。
- 餌をすぐに完食する
- ホイールで活発に動く
- 巣を頻繁に出入りする
- ケージをかじる
- 餌を要求する行動をとる
- 見た目の変化がある(行動ではないですが…)
この記事では、ハムスターが空腹を感じたときに見せるこれらのサインを詳しく解説し、適切な餌の与え方についても紹介します。
しっかり食事管理をして、ハムスターが元気に過ごせるようにしてあげましょう!
ハムスターの空腹サインとは?具体的な行動の傾向について解説!

まずは、冒頭でお伝えしたハムスターの空腹のサインについて、さらに詳しく見ていきましょう!
ハムスターは空腹になると、さまざまな行動を見せます。定番の行動だけでなくちょっと変わった行動もあるので、普段の様子と比較して考えると空腹サインに気づきやすくなります。
よく行動を観察してハムちゃんの空腹サインを見逃さず、適切なタイミングで餌を与えることが大切です(´・∀・)ノ゚
また、空腹サインには個体差があるので、どのサインがそのハムスターの空腹サインなのかを確実に判断することは難しいかと思います。
ですが、以下に紹介する行動が空腹サインかも知れないと知っておくだけでも、空腹サインを見逃すリスクを下げるのに役立つとわたしは考えています!
餌をすぐに完食してしまう
普段は餌を少しずつ食べるハムスターが餌を一気に完食してしまう場合、お腹が空いている可能性が高いと考えられます。
特に、いつもより早く食べ終わるようであれば、一度餌の量を見直してみましょう。
また、ハムスターは餌を頬袋に詰めて一時的に保存する習性がありますが、空腹時にはより多くの餌を詰め込むことが増えるケースがあります。
飼い主が餌を入れた瞬間に、すぐ頬袋に詰めて巣に戻るような行動が頻繁に見られる場合は、餌の量が不足しているかもしれません。
これらの行動に加え、餌皿の周りを何度も行き来して残りの餌を探す、餌皿を前足で引っかく、またはケージの端をかじるといった行動も、お腹が空いているサインのひとつであると考えられています。
これらの行動をしっかり観察し、必要に応じて餌の量を調整してあげてくださいね!
ホイールグルグルが普段よりも活発になる
ハムスターは運動好きな動物ですが、空腹時には特にホイールを激しく回すことがあります。激しく動き回ることで、餌を催促している場合もあるということをぜひ覚えておきましょう。
また、ホイールを回す時間がいつもより長かったり、途中で休むことなく高速で回し続ける場合は、空腹による興奮状態かもしれません。
餌を与える前に異常に活発になることが多い場合は、エネルギー不足が関係している可能性が高いとも言われています。
激しい運動について言えば、ホイール以外にもケージ内を走り回る、ケージの隅を頻繁に掘るような行動を取ることもあります。
これらの行動は餌を探している、つまり空腹サインのひとつとも考えられるため、普段の様子と比べて変化があるかどうかを見極めることがポイントです!
巣を頻繁に出入りしたりする
普段は巣の中でゆったり過ごすことが多いハムスターが何度も巣を出入りする場合は、その近くに餌がないか探している可能性があります。
特に、餌皿の周りをうろうろしているなら空腹のサインの可能性が高いかもしれませんね!
さらに、巣から出た後にケージの隅や床材を頻繁に掘る行動が見られる場合も、食べ物を探している空腹サインのバリエーションと考えられます。
これは野生のハムスターが食料を探す習性に由来しており、空腹を感じると本能的に餌が隠されている可能性のある場所を探ることがあるからです。
また、何度も同じ場所を歩き回ったりする行動も、巣の出入りと同じ用に「このあたりに餌はないかな?」と探し回っているのかもしれません。
こうした行動が続く場合は、餌の量や給餌のタイミングを見直してみることをおすすめします(´・∀・)ノ゚
ケージの柵をカジカジする
個体差があるのですが、ハムスターは空腹が続くとケージの柵を噛むようになることもあります。
これはストレスのサインでもありますが、食べ物を求めての行動である可能性も高いです。
餌の量が足りているか、食事の間隔が長すぎないかをチェックし、ハムスターが安心して過ごせる環境を整えましょう!
「餌くれ行動」が多くなる
飼い主が近づくと前足を伸ばしてきたり、ケージの扉の近くでじっと待っていたりするのも餌を欲しがっている空腹サインです。
特に、飼い主の手や指をじっと見つめたり、クンクンと鼻を動かしながら近寄ってくる場合は、何か食べ物を期待している可能性が高いと考えられます!
また、ケージの扉をカリカリ引っかいたり、出入口付近でうろうろする行動が頻繁に見られるときも、餌を欲しがっているかもしれません。
こうした行動は特定の時間帯に繰り返されることが多く、例えばいつもの給餌時間が近づくと活発になったり、飼い主が近づくたびに同じ動きをすることがあります。
さらに、飼い主の手に登ろうとしたり、餌の気配を感じると前足で掴もうとする動きも、空腹を感じているサインのひとつと考えられるので見逃さないよう注意が必要です。
毎回ではなくても特定の時間帯にこうした行動が見られる場合は、食事のタイミングを見直す方が良いかもしれませんね!
体調や見た目に変化がある
「いつの間にかちょっと小さくなったのかな?」と感じる場合は、餌の量が足りていない可能性があります。
ハムスターの健康を守るためにも、適正な体重を維持できているかをチェックしましょう。
また、毛並みがパサついたり、目の輝きがなくなるなどの変化が見られる場合も栄養が不足している可能性があります。
適切な餌の種類と量を見直し、必要であればペレットの種類を変えたり新鮮な野菜(にんじん・かぼちゃ・ブロッコリーなど)やたんぱく質を補給することも検討してあげてください。
また、極端な空腹状態が続くとイライラして噛みつきやすくなったり、逆に元気がなくなったりすることもあります。
普段より攻撃的になったり飼い主の手を執拗に噛むような行動が見られたら、餌の量や回数を調整することで落ち着くことがあります。
また、逆にじっとして動かなくなる場合や巣にこもりがちになる場合も注意が必要です。
食欲の低下や体力の消耗が原因で元気がなくなっている可能性があるため、食事の管理だけでなく健康状態全体をチェックすることが大切です(`・ω・´)ノ
ハムスターに適した餌の量や頻度は?種類に合わせて考えることも大切!

ここからは、ハムスターの種類に合った餌の量や、与える頻度について補足していきたいと思います!
一概にハムスターの食事と言っても、それは種類や年齢によって適切な量や頻度が異なります。健康を維持するためにも、適切な餌の与え方を把握しておくことは非常に大切です。
以下を参考にして、あなたの大切なハムちゃんに合った食事を与えてあげてくださいね^^
ハムスターの餌の種類と特徴
ハムスター用のペレットを中心に、新鮮な野菜や穀物をバランスよく与えるのが基本です。
ペレットは栄養バランスが取れており特に主食として適していますが、それだけではなく、適量の野菜や穀物を組み合わせることでより健康的な食事になります^^
野菜では、
などが適していますが、水分が多すぎる野菜(レタスやキュウリなど)は下痢の原因になることがあるため、与える量に注意が必要です。
また、穀物としては無塩のオートミールや玄米が適しています。ハムスターは好みが分かれるため、少量ずつ試してどの食材を気に入るか観察するのも良いですね!
ただし、与えすぎると肥満の原因になるので注意が必要です。
特に高カロリーのナッツ類やひまわりの種は、ハムスターが好むものの、過剰に与えると体重増加につながるためおやつ程度に抑えましょう。
種類や年齢に応じた餌の量と頻度
ジャンガリアンハムスターとゴールデンハムスターでは適切な餌の量が異なります。
体の小さいジャンガリアン種なら1日あたり3~4g程度、ゴールデン種なら1日あたり5~10g程度が目安にすると良いでしょう。
ただし、個体によって食欲や活動量に差があるため、一概に決めつけずに様子を見ながら調整することが大切です!
また、餌の量を正確に測るためにはスプーンを活用すると便利です。小さじ1杯(約5g)を基準にすると管理がしやすくなります。
餌を多めに与えすぎるとハムスターが選り好みをしてペレットを残し、おやつや種子類ばかり食べる習慣がついてしまうこともあります。
そのため、適量を測りながらハムスターがバランスよく食べられるように工夫することが重要です。
また、餌を与える頻度も重要です。
基本的には1日1回の給餌で問題ありませんが、成長期のハムスターや高齢の個体は1日2回に分けて与えるのも良いでしょう。
餌が常にケージ内にある状態だと食べすぎて肥満になったり、新鮮な餌と古い餌が混ざることで食事の質が低下することもあるため、残った餌はこまめにチェックして入れ替えるようにしてくださいね^^
食事スケジュールはとっても大切
毎日決まった時間に餌を与えることで、ハムスターの生活リズムを整えることができます。特に夜行性のハムスターに合わせて、夕方~夜にかけての給餌がベストと言えるでしょう。
また、感情面でもハムスターは決まった時間に餌をもらうことで、安心して生活できるようになります。
逆に、給餌の時間がバラバラだったり、大きくずれると、不安を感じてストレスにつながることもあるので注意が必要です。
そのため、毎日なるべく同じ時間帯に餌を与えることを心がけてくださいね!
それから、ハムスターは夜行性なので飼い主が寝る前に餌を与えると、自然な活動サイクルに沿った食事ができます。
夜に活発に動くハムスターにとっては、夜間に十分な栄養を摂ることが大切です。朝になると餌の食べ残しをチェックし、傷んだものがあれば取り除くようにしましょう。
ちなみに、餌の時間に合わせて声をかけたり、餌を与える際に軽く触れ合うことでハムスターとの信頼関係を築くこともできます。
こうした習慣を続けることで、ハムスターが安心して暮らせる環境を作ることができますよ♪
食事の好みやおやつの考え方
ハムスターによっては特定の食べ物を好む傾向があります。特に、おやつを先に食べてしまい主食を残す場合は、バランスを見直す必要があります。
例えば、ペレットを食べずにナッツやドライフルーツばかりを好む場合、主食の味や硬さが合わない可能性もあるため、異なる種類のペレットを試してみるのも一つの方法です。
また、ひまわりの種や果物はハムスターの大好物ですがカロリーが高いため少量に抑えましょう。具体的には、1日1粒程度を目安にするのがおすすめです^^
特に果物は糖分が多いため、頻繁に与えると肥満や糖尿病のリスクが高まります。りんごやバナナなどの果物はほんの一口程度にし、毎日ではなく週に1〜2回程度の頻度に抑えるのがベターですね。
さらに、おやつの与え方にも工夫をするのもポイントです。
例えば、ハムスターが運動した後のご褒美として与えたり、知育おもちゃに隠して探させることで、食事の楽しみを増やしながら過剰摂取を防ぐことができますよ(*・∀-)☆
ハムスターの空腹のサインについてのまとめ
ハムスターは空腹を感じると、
などのサインを見せることがあります!
こうした行動を観察し、適切なタイミングで餌を与えることが大切です。
普段は穏やかなハムスターが攻撃的になる場合、餌不足やストレスが原因かもしれません。このような変化を見逃さず、適切な対応をしてあげてくださいね。
また、健康管理のためにも大きさや毛並みなど見た目の変化に注意が必要です。適切な餌の種類と量を見直すことで、ハムちゃんの健康維持につながります。
餌を与える際におやつを隠して探させるなどの工夫をするとストレス軽減にもなります。
空腹のサインを見逃さず、食事の時間を安心できるものにすることで、ハムスターが快適に過ごせる環境を整えましょう!