この記事では、「ホンビノス貝とバカガイの違い」についてお伝えしています^^
ホンビノス貝もバカガイも、もともとはあまり知れらていませんでしたが、近年はポピュラーな食材として人気が高まっています。
見た目もそっくりなので、はっきり見分けるには自信がないという方も多いのではないでしょうか?
ホンビノス貝とバカガイの違いは主に、
から見分けることが出来ます!
バカガイは砂抜きに少し手間がかかりますが「青柳(アオヤギ)」とも呼ばれ、寿司ネタとしてもお寿司屋さんでよく見かけるおいしい貝です。
一方、ホンビノス貝は原産地のアメリカではクラムチャウダーの材料として一般的に使われている貝です。
どちらも同じような形をしていますが、よく見るとそれぞれの特徴があり、特に下処理の方法に大きな違いがあります!
記事本文では、両者の特徴を活かし、おいしく食べられるように見分けるポイントを詳しく解説しているので、ぜひ最後まで読んでいってください(*・∀-)☆
ホンビノス貝とバカガイの違いについて詳しく解説!
それではさっそくホンビノス貝とバカガイの見た目の違いをみていきましょう!
ホンビノス貝とバカガイの見た目の違い
大きさとしてはホンビノス貝は10cm前後、バカガイは8cm前後まで成長します。
ただ、貝は成長するものなので、大きさだけで見分けるのは難しそうですね。
形はどちらの貝も丸みをおび、おにぎりのような形をしています。
お休みに潮干狩りに行ってきました!
大きいのはホンビノス貝だよ✨
あさりもたくさん取れたし満足‼️ pic.twitter.com/t9tMvw8Mhh— kiii_ (@mi_kikiki_) April 25, 2022
ホンビノス貝の一般的な特徴として…
などがあります。
ハマグリだと信じてたのに…バカガイだった!#潮干狩り pic.twitter.com/VpC07NiuBQ
— はむ (@hamokame) June 7, 2019
一方、バカガイの一般的な特徴としては…
のようなものがあります(´・∀・)ノ゚
また、バカガイはホンビノス貝に比べ薄い貝殻で、割れやすく艶も少ないという特徴があるのも見分ける際のポイントとなります。
貝の開き口から見ると、貝殻の厚さを確認しやすいですよ♪
このように、ホンビノス貝とバカガイを見分ける時には、まずは貝殻の色と模様、厚さに注目してみるのがわかりやすいと思います!
ホンビノス貝とバカガイの下処理の違い
ホンビノス貝とバカガイは見た目はそっくりですが、下処理の仕方には大きな違いがあります。
ホンビノス貝は沼地に住むので、他の貝と違って「お腹に砂をためない貝」です。
そのような理由から、一見砂抜きは不要そうですが、ホンビノス貝の場合は「モヤ抜き」と呼ばれる泥抜きも兼ねているので、やはり下処理はした方がおいしく食べることができるでしょう!
一方でバカガイは一般的に「砂抜きが難しい」と言われています。
潮干狩りでもお馴染みの貝ですが、砂抜きが難しいことからバカガイは置いていかれるということも少なくないようです。
難しいと言われる理由は、海中で生きているバカガイは酸欠に弱く、砂抜きをしている最中にダメになってしまうからです。
そうい言ってもせっかく採れたバカガイ、下処理のポイントを抑えていただきたいと思う人も多いことでしょう。
そんな人のために、バカガイの砂抜き方法を簡単に説明しておきますね♪
ホンビノス貝は塩水に付けて暗い場所に置いておくのが一般的な下処理ですが、バカガイは暗い場所に置いていても砂は吐き出しません。
少し工程が多く感じるかもしれませんが根気よく繰り返すことが大切です!
② 半分口が開いたところでザルにあげる
完全に火を通してしまうと砂が抜けなくなるので注意しましょう!
③ 貝殻から身をはずす
④ 水で揉み洗いをする
身を入れたボールに水をはり、手の平をやさしく身に押し当てながら揉み洗いします。
⑤ 水を交換しながら繰り返す
10回前後水を交換しながら繰り返すとだんだん砂が出なくなります^^
⑥ 鍋にもう一度お湯を沸かし3分ほど茹でる
⑦ 仕上げの揉み洗いして冷水でしめる
ザルにあげて最後に2~3回揉み洗いした後、冷水でしめます。
もみ洗いの時に、加えて回し洗いをすることで、よりきれいに砂抜きできますよ♪
工程は多いですが、ひとつひとつ丁寧にすれば難しい作業はありません。
潮干狩りでバカガイをゲットした時は、ぜひ試してみてくださいね(*´ε` *)
ホンビノス貝とバカガイの味や香りの違い
やはり、気になるのは何と言っても味や香りですよね!
ホンビノス貝は、ハマグリのぷりっとした食感とアサリのしっかりした食感の間をとったような食感です。
本場のクラムチャウダーに使われるということもあり、濃厚な風味が特徴で食べ応えがありますよ♪
バカガイは歯ごたえもよく、あっさりとした味わいの中にほんのりした甘みがあるため、寿司のネタにも使われています。
ホンビノス貝は、満足感のある味わいがあることから「洋食」に、バカガイは優しい素材の味を活かして「和食」に使ってみてはいかがでしょうか♪
ホンビノス貝とバカガイのその他の違い
価値は寿司のネタにもなっているだけあって、バカガイの方がちょっとお高めです!
やはり砂抜きに少し手間がかかっても、おいしくいただきたいものですね♪
生息地としては、ホンビノス貝は主に「東京湾」に生息しており、砂浜でもたくさんとれますが泥っぽいところを好むようです。
バカガイは、日本国内では主に北海道から「東京湾・伊勢湾・瀬戸内海」などに生息しています。
余談ですが、貝にも旬があり潮干狩りで採れるれる時期が異なりなります。
ホンビノス貝は3〜4月の春が旬で、バカガイの旬は、2〜4月で初春から春ですね。
ホンビノス貝もバカガイも共通して、春と秋が産卵前となり身がふっくらとして特においしいと言われていますよ♪
ホンビノス貝とバカガイの見分け方!迷ったらココをチェック!
最後に、ホンビノス貝とバカガイをもっと簡単に見分けるポイントをお伝えしておきますね。
貝の厚みや柄だけで見分けるのが難しい時に、ぜひ覚えておいてください!
ホンビノス貝の特徴として、蝶番から伸びる部分が少しひねったように曲がっているという特徴があります。
第二回ホンビノス潮干狩りの成果。
やはり少なめ。
今回は小さめのサイズのビノスとモウカサメを使ってアクアパッツァ風にしたよ(^^)
めっちゃお腹すいてて美味しくて写真とるの忘れたー(笑)
一緒に入れた庭のローズマリーが良い仕事してくれて、いま部屋のなかがとてもいい香り(^^) pic.twitter.com/bwy246KPf4— bunbuku (@ultra_bunbuku) March 19, 2019
それに対してバカガイは蝶番からのひねりは無く、「綺麗な扇型」に成長します。
潮干狩りの結果。バカ貝‼︎砂抜きが面倒臭いけど、美味い‼︎前回の潮干狩りで美味さは経験済み(^-^)
さっそく調理に入ります♬
でも、ホント疲れた( ̄◇ ̄;)足がガクガクやwww pic.twitter.com/A14aap4f6S— TAMサン (@TAM20080611) May 28, 2018
また、バカガイは「口が半開きのような状態」になっている事が多くあるのも特徴のひとつです!
この状態がだらしなく、バカガイの名前の由来になっている説もあるそうです・・・!
口が半開きで中から薄いオレンジ色の身が見える場合はバカガイの可能性が高いですね♪
とは言え、個人的にはやはり貝殻の形で見分けるのが一番わかりやすいと思います^^
まとめ
以上、ホンビノス貝とバカガイの違いについてお届けしました!
ホンビノス貝とバカガイはぱっと見よく似ていますが、それぞれ異なった特徴を持つ貝です!
このふたつを見分ける時は…
などを確認してみるのがわかりやすいでしょう!
色や模様だけで見分けるのが難しい場合は、ホンビノス貝の「蝶番から伸びる部分が少しひねったように曲がっている」という特徴を確認してみましょう。
バカガイは蝶番からのひねりは無く、綺麗な扇型に成長しますよ!
また、下処理にも大きく違いがありました。
ホンビノス貝は砂をあまり飲み込まない性質ですが、代わりに泥が入っている可能性があるので「モヤ抜き」をした方が美味しく食べられます。
バカガイは沸騰したお湯で煮て貝から身を剥き、良く揉むことで砂を取り除くことができます。
ホンビノス貝に比べて少し手間がかかりますが、丁寧すれば誰でもできますよ^^
気になるバカガイの名前の由来ですが、口が半開きの様子に加えいくつかあり…
など色々な説があるようで、古くから日本との深い関わりがあったことを感じられます。
聞きなれない名前の貝だとおいしさや、口にすることに不安を持ちますが、特徴を知り見分けることで、身近でポピュラーな存在に感じますね!
参考になれば嬉しいです^^