この記事では、出がらしのお茶は体に悪いのかどうかについてお伝えしています^^
「出がらしのお茶」という言葉だけでは、淹れた方のお茶なのか、淹れた後の茶葉の方なのかがわかりにくいですが、どちらにしろそれらが体に悪いというわけではありません。
淹れた方のお茶で言うと、茶葉から抽出される成分の割合が旨味よりも苦味の方が目立つようになるので、苦~いお茶になってしまうというだけの話です。ちなみに、茶葉の方も料理すれば食べられたりします♪
ただし、淹れた後の茶葉を急須に入れたままで何時間も経過してしまったような場合、もうその茶葉は傷んでいる可能性があるので処分するしかありません。
記事本文では、これらの件についてもう少し掘り下げるとともに、「お茶っ葉の再利用する方法」などのついてもまとめてみましたので、ぜひ最後までチェックしてみてください(*・∀-)☆
出がらしのお茶は体に悪いのか問題についてさらに解説!
冒頭でもお伝えした通り、出がらしのお茶は体に悪いというわけではありません。
2煎目、3煎目となるとどんどん苦味が強いお茶になるので心配になるかもしれませんが、それは甘みや旨味の成分が1煎目でたくさん出てしまい、茶葉に残っているのが苦味の強い成分ばかりになるためです。
出がらしだからといって有毒化するようなことはありませんので、その点はご安心ください^^
ただし、これは1煎目を入れてから2煎、3煎と入れるまでの時間がそれほどあいていない場合の話になります。1煎目を入れてから10時間とか経過した茶葉をそのまま使うとなると話は別です。
と言うのも、お茶っ葉は割りと傷みやすいという特徴があるからです。
お茶(日本茶・緑茶)といえば、とりあえず「カテキン」や「カフェイン」という成分に目がいきがちですが、実はそれ以外にも「タンパク質」なんかも含まれています。
このタンパク質ですが、温度が高い状態から長時間放置しているとどんどん腐っていくんですよね。カテキンの抗菌作用とかいろいろあるとは思うんですが、それでもやっぱり腐っていきます。
わたしは以前お茶屋さんで働いていたことがあるんですが、午前中に淹れた茶殻を夕方処分する頃には、もうどえらい臭いを放っていたことをよく覚えています。
こんな茶葉を使ってお茶を淹れたら、そりゃお腹こわしますよ…。
「宵越しのお茶は飲むな」という言葉はかなりメジャーですが、これはまさにそのことを言っているのだと思います。
つまり、危険なのは淹れて飲む方のお茶ではなく、「長時間放置して傷んでいるかもしれない淹れた後の茶葉」ということなのです。飲むお茶の方は、午前中に淹れたものを夕方に飲んでも別にどうってことありません。美味しくはないでしょうけど。
と言うわけで、結論としては…
ということになります!
しつこいようですが、1煎目から何時間も経過した茶葉を使って2煎目を淹れるようなことはおすすめできません。
室温などによっては大丈夫な場合もあるかもしれませんが、そこそこハイリスクなチャレンジだと思っておきましょう。
とにかく苦いお茶が好きなんだ!という人以外は、できれば茶葉は毎回新しいものを使った方が美味しいお茶を飲めますよ♪
出がらしのお茶を再利用する方法!ざっくりと紹介します!
さて、もうこれと言って書くことがなくなってしまったので、おまけの豆知識として「出がらしの茶を再利用する方法」について簡単にまとめておきますね(茶葉の方です)!
知らなければポイポイ捨ててしまうだけですが、これらの知識があれば何かの役に立つかもしれません。
もし面白いな思うものがれば、ぜひ再利用してみてくださいね(ノ `・∀・)ノ゙
食べる
実は、出がらしのお茶はひと手間かけるとちょっとした一品料理にアレンジすることができます。
グラム1000円以上するような高級なお茶の茶葉をすぐに捨ててしまうのは、正直もったいないと、わたしなんかは思ってしまいます。
そこで、まだ旨味や栄養素が残っている茶葉を料理して美味しくいただこうという話になるわけです^^
調理すると言っても、使える料理はある程度決まっているので、その中から適当に選んで作ってしまえばOK。
わたしの知る限りそんなに難しいものはありませんので、一度「茶葉 レシピ」などでググってみてはいかがでしょうか(一応リンクにしておきますね)。
茶葉の種類によってはやはり苦味が目立ってしまう場合もありますが、その苦味を個性と捉えて味わえば、割りとなんでも美味しく食べられるのではないかと思います♪
掃除に使う
出がらしのお茶をお掃除に再利用するのは、おそらく最もメジャーな活用法ではないかと思います。
基本的には、まだ水分が残っている状態の茶葉を玄関先などにまとめておいて、それをほうきなどで転がしながらお掃除するような感じになります。濡れた茶葉がホコリなどを巻き込んでくれるので、思っている以上にキレイになるようです。
フローリングなどでも同じように使えるようですが、臭いが残ったり、キズなどからエキスが入り込んでシミになったりしたら嫌なので、個人的にあまりおすすめしていません。
また、掃き掃除以外ではティーバッグなどに出がらしのお茶を入れてスポンジ的なものにし、キッチンのシンクを洗うという方法もあるようです。
雰囲気的にカテキンの殺菌力が頼りになりそうな感じがしますね!
消臭剤として使う
今回調べていて初めて知ったのですが、出がらしのお茶は乾燥させると消臭剤として使うこともできるとのことです。
出がらしのお茶をフライパンなどで焦げ付かないように加熱して水分を飛ばし、温度が十分に下がったらティーバッグなどに入れて臭いの気になるところに置いておくというやり方になります。
お茶の消臭効果について、ちょっとした論文を読んでみたのですが、茶葉に含まれているカテキンの量によって消臭効果が変わるということはないようなので、安いお茶でもそれなりに効果がで期待できそうです。
乾燥させるのが面倒くさくない人にはなかなかおすすめの再利用方法かもしれませんね♪
出がらしのお茶は体に悪いのかについてのまとめ
出がらしのお茶が体に悪いということはありません。これは抽出した飲む方のお茶であっても、急須に残っている茶葉の方でも同じです。
注意していただきたいのは、抽出してから急須の中で何時間も放置したような茶葉を使ってまたお茶を淹れるようなケースです。
茶葉にはタンパク質が含まれているので、抽出から時間が経ってしまうと傷んでダメになっていることがあるからです。「宵越しのお茶は飲むな」というのは、おそらくこのことを指しているのだと思います。
おまけとして出がらしのお茶の再利用方法を紹介しましたが、ちょっと高級な茶葉を使っている場合は、ぜひ茶葉を使った料理にチャレンジしてみてくださいね!
栄養的にもグッドな再利用方法ですし、気分的にもやり手な感じになれますよ(●´艸`)