この記事では、ガトーショコラの中身がトロトロの場合の対処法についてお伝えしています^^
手作りのガトーショコラをカットしてみたら中身がトロトロでしたー…なんてことがたまにありますが、それは生焼け状態なのでそのまま食べちゃダメです。
小麦粉を使っていないレシピなら大丈夫という意見も見かけましたが、多くのレシピが小麦粉を使っているので、やはりここは焼き直してあげましょう!
焼き直しと言ってもオーブンで数分程度再加熱したり、面倒くさい場合は電子レンジを使って加熱する方法もあるので割りとお手軽です。
記事本文では、ガトーショコラの中身がトロトロになる原因や生焼けの見分け方、さらには焼き直しの方法までしっかり解説しているので、ぜひ最後までチェックしてみてくださいね(*・∀-)☆
ガトーショコラの中身がトロトロはダメ!生焼けの原因も確認!
冒頭でもお伝えした通り、ガトーショコラの中身がトロトロの状態なのは、そのガトーショコラが生焼けになっているからです。
これがトロトロがウリのフォンダンショコラだったら良いんですが、ガトーショコラの場合はそのまま食べるとお腹を壊しちゃうこともあるので焼き直しが必要です。
ちなみに、フォンダンショコラの中身がトロトロなのは、中にガナッシュ(簡単に言うと柔らかいとろける系のチョコ)を入れて焼き上げているからです。トロトロなのはガナッシュがとろけているのであって、生地が溶けているわけではありません。
お菓子作り初心者はここがごっちゃになって、フォンダンショコラもこんなんだから大丈夫でしょ!と考えがちですが、小麦粉を使っている生焼けの生地はお腹に優しくありません。
なので、フォンダンショコラではなくガトーショコラの中身がトロトロな場合は、再度加熱してしっかり中まで火を通してあげることが重要になります!
さて、ではなぜレシピ通りに焼いたはずのガトーショコラが生焼けになってしまうのか?
これには大きく分けて3つの原因が考えられます。
② オーブンの設定温度が低くなっていた
③ オーブンの設定温度が高くなり過ぎていた
④ オーブンで焼く時間が短くなっていた
①と②はシンプルに庫内の温度が上がり切らなかったために生焼けになってしまったパターンです。
特に、予熱時間をしっかり取らずに焼き始めてしまうのはよくある失敗なので、覚えのある人は予熱をしっかり行ってから焼き始めることを徹底しましょう。
温度設定が間違っていたという凡ミスも考えられるので、こちらも焼き始める前のチェックが肝心です。
③と④は実はつながっているんですが、③の温度が高過ぎる場合は生地の表面が短時間で焼き上がるので、まだ中まで焼けていない状態で取り出してしまうパターンにつながります。
見た目的にはしっかり焼けているので、初心者がオーブンの窓から見たら慌てて取り出してしまうんですよね。これはわたしも違うケーキで経験があるのでよくわかります。
そうすると、当然レシピの推奨時間よりも焼き時間が短くなってしまうので、生地の中心部分は生焼けの状態になってしまうわけです。
中には時間の設定ミスや何となく取り出してしまうケースもあるかもしれませんが、慣れないうちからレシピ以外のことをすると失敗しやすいので、まずはレシピに書かれている通りに進めるようにしてくださいね!
少なくとも、予熱、温度、時間の3つは必ず守るようにしましょう(´・∀・)ノ゚
余談ですが、生焼けのガトーショコラを冷蔵庫で冷やせば固まるので食べられると思っている人がたまにいるようですが、あれは生地の中の油分が固まっているだけなので全然大丈夫じゃありません。
生焼けの程度がかなり軽い状態であればギリギリ食べれることもあるかもしれませんが、味が数段落ちるだけでなく日持ちもしにくくなるので、やはり焼きなしが必須です!
ガトーショコラの生焼けの見分け方について詳しく解説!
次に、ガトーショコラが生焼けなのかどうかの見分け方について解説していきますね!
見分け方と言ってもめちゃくちゃシンプルで、焼き上がったガトーショコラの中心に竹串をぐぐっとさして、引き抜いた時に生地がくっついているかどうかを見るだけです。
言うまでもなく生焼けになっている場合は液状の生地が竹串についてきますし、しっかり焼けている場合はほとんど何もついてきません。
この記事を読んでくれているあなたはすでに目の前のガトーショコラを真っ二つにカットしてしまった後かもしれませんが、今後のお菓子作りには必ず役立つ情報なので、これを機にぜひ覚えておいてくださいね。
ガトーショコラは色が濃いのでちょっと竹串をさしたくらいわかりませんので、プレゼント用にする時にも必ず竹串チェックを実施するようにしましょう!
ガトーショコラの生焼けを焼き直しする方法について解説!
ここからは、ガトーショコラの生焼けを焼き直しする方法についてまとめておきます!
オーブンで焼き直しする方法
ガトーショコラの中がまだ生焼けのように感じる場合は、焼き時間を延長して焼き直してみましょう。
この時、高い温度で急激に焼くと外側が焦げてしまう恐れがあるので、オーブンの温度設定はやや低めに設定し、ゆっくりと焼き上げることがポイントになります!
具体的な温度と時間としては、通常の焼き温度よりも20~30度低く設定し、5分から10分程度追加で焼くような感じですね!
すでに外側がしっかりと焼けている場合は、焦げないようにアルミホイルを使ってカバーするのが効果的です。
オーブンの特性やケーキの大きさによって調整が必要な場合もあるので、焼き加減を確認しながら様子を見るようにしてくださいね^^
電子レンジで加熱する方法
もっと手軽に中まで火を通したいという場合は、電子レンジで再加熱する方法を試してみてください。
電子レンジは生地を内部から温めることができるので、生焼けを手軽に解消するのに最適な方法と言えます^^
ただ、電子レンジは加熱しすぎると水分が飛んで生地が固くなったり、場合によっては熱ムラが起こり外側が焦げてしまうことがあるので注意が必要です。
そうならないためには、まず600Wの設定で1分間加熱し、その後は10~20秒ごとに様子を見ながら追加加熱してみてください。
竹串をケーキの中心に刺して生地がくっつかなくなるまで短時間の加熱を繰り返しましょう。
この方法はガトーショコラだけでなく、分厚くなり過ぎたパンケーキなどにも応用できるので、ぜひ覚えておいてくださいね♪
まとめ
以上、ガトーショコラの中身がトロトロになる原因や対処法についてお届けしました!
ガトーショコラが中身がこのような状態になってしまうのは、中までしっかり火が入っていない生焼け状態のまま取り出してしまった時に起こる現象です。
これがフォンダンショコラなら問題ないんですが、ガトーショコラの場合は材料に小麦粉を使っている場合が多いので、そのまま食べたり、冷蔵庫で冷やし固めて食べるのはお腹に優しくないのでやめておきましょう!
ガトーショコラが焼き上がった時には竹串を使って生焼けになっていないかを判断し、もし生焼けだった場合はオーブンで焼き直したり、電子レンジで再加熱することでしっかり火を通すことができます。
ガトーショコラの中身がトロトロでも焼き直しさえすれば全然食べれるので、間違っても捨てちゃったりしないでくださいね^^