この記事では、トマトのカビの見分け方について詳しくお伝えしています^^
トマトは水分を多く含んでいる野菜なので、保存の仕方や保存状況によってはカビが生えてしまうことがあります。
おそらく一番良く見られるのが、ふわふわした白い綿毛のような見た目をしている「白カビ」で、その次にトマトの亀裂などに発生する黒っぽい色をした「黒カビ」ではないかと思います。
カビはよく見ると表面がふわふわ、もしくはモサッとしているので、見分け方としてはこの質感をチェックするようにしてみましょう。
ちなみに、買ってきたトマトにこうしたカビが発生していた場合は、食べずに処分することをおすすめします。カビの部分を取り除いたり、加熱しただけでは安全とは言えないのでご注意くださいね!
記事本文では、それぞれのカビの特徴や見分けについてさらに詳しくまとめているので、ぜひ最後までチェックしてみてくださいな(*・∀-)☆
トマトのカビの見分け方と特徴について解説!
まずは、トマトのカビの見分け方やカビの特徴についてお伝えしてきます。順番が前後しますが、先にトマトに生えるカビの種類の説明から見ていきましょう!
トマトに生えるカビの種類
トマトに生えるカビには大きく分けて二種類あります。ひとつは「白カビ」とも呼ばれるもので、もうひとつが「黒カビ」と呼ばれるものです。
白カビ
このカビは湿気が原因で生えやすく、表面にふわふわとした白い綿毛のようなものが見られるのが特徴です。
もともとは土の中にある菌がトマトにくっついてきて、それが繁殖してこのような状態になるようです。
このふわふわそのものにはほとんど毒性がないと言われていますが、取り除いて食べるようなことはしないようにしましょう(食べる人もいるそうですが…)。
黒カビ:
黒カビは、トマトの表面や内部に黒っぽい点のように現れます。時間が経つにつれて黒いカビの範囲が大きくなり、トマトの腐敗を早める原因となります。
どちらかと言うと白カビよりもこっちの黒カビの方が毒性が強いとされているので、見つけた場合は即処分するようにしましょう!
白カビと黒カビの特徴についてはこちらの記事でも詳しく解説しているので、合わせてチェックしてみてくださいね!
参考記事:ミニトマトの白いふわふわはカビ!カビる原因や対処法を詳しく解説!
カビの見分け方
トマトに生えるカビを見分けるには、
などに注目します(´・∀・)ノ゚
白カビはその名の通り白っぽい色をしており、ふわふわした外見をしています。このタイプのカビは特にトマトの表面やヘタの部分に生えやすいのが特徴となります。
白カビの見分け方としては、この「ふわふわ」が見分け方の最大のポイントとなります!
これは他の野菜に生える白カビも同じなので、ふわふわしていたら白カビ、そう覚えておきましょう。
一方で、黒カビは黒や暗褐色の色をしており、点や斑点としてトマトに現れます。
黒カビは表面だけでなく亀裂などからトマトの内部に発生することもあるため、見た目だけでなく発生している位置も重要な見分け方のポイントとなります。
なので、黒いカビっぽいものを発見した場合は、その近くに亀裂や傷がないかをよく確認するようにしてくださいね!
また、カビが生えたトマトは時として臭いを放つことがあります。
特に、黒カビが繁殖していたりトマトが腐敗を始めた場合には当然不快な臭いがするので、少しでも異臭がした場合は食べずに処分する方が無難です!
トマトがカビた場合は同じ袋に入っていたのも処分するべし!
もうひとう気になる問題として思いあたるのが、カビているトマトと同じ袋に入っていたトマトはそのまま食べても大丈夫なのかという点です。
これは人によって意見が異なるのですが、個人的にはカビたトマトと同じ袋に入っていたトマトは食べずに処分することをおすすめします!
その理由を以下で詳しく解説していきますね(´・∀・)ノ゚
カビ胞子の拡散
カビは微小な胞子を拡散するので、カビが生えたトマトがあるとその胞子が袋の中で他のトマトにも移り、見た目にはまだ健全そうなトマトにもカビが生え始める可能性があります。
この過程は非常に速く進むため、一つのトマトにカビが見つかった時点で、他のトマトも影響を受けていることが多いと考えられます!
見えない部分の腐敗
先ほどお伝えした通り、外見上は健康そうに見えるトマトでも、カビの胞子が表面に付着している可能性があります。
また、カビの胞子は非常に小さいため、トマトについている小さな亀裂から果肉に入り込み、内部でカビが生えたり腐敗が進んでしまう可能性があります。
なので、別のトマトだからと言って安全とは言い切れないのです。
このような内部の腐敗は外見からは判断しにくいので、食べずに処分する方が無難と言えるでしょう。
健康リスクの回避
カビや腐敗した食品を食べることは、食中毒やアレルギー反応など、健康上のリスクを引き起こす可能性があります。
特にカビが生成する毒素には人体に有害なものもあるため、安全を最優先に考えるのであれば、やはり食べない方が良いという結論になります。
これらの理由から、カビが生えたトマトと同じ袋に入っていたトマトも安全のために処分する方が良いとわたしは考えています!
トマトがカビてしまう原因にと保存方法について
ここからはトマトにカビが生えてしまう原因について簡単にまとめてみました!
トマトがカビてしまう原因
湿度が高い環境で保存している
ご存知の通り、カビは湿度が高い場所で繁殖しやすい性質があります。なので、トマトを湿度の高い場所に保存していると、どうしてもカビが生えやすくなります。
特に、袋や容器の中は湿度が高くなりがちなので保存の仕方には注意が必要です。
温度条件が悪い環境で保存している
カビは特定の温度範囲で成長しやすくなります。一般的に、温暖な気温でカビの成長が促されるため、夏場や温度調節がされていない室内ではカビが生えやすくなります。
これを防ぐためにも、トマトは温度の低い冷蔵庫で保存する方が望ましいでしょう。
保存方法が悪い
トマトが互いに触れ合っている状態も傷みやすくなりカビの原因となるので、複数のトマトを保存する場合はトマト通しが当たらないように余裕を持って保存することが大切です。
トマトに傷がある
トマトに傷があると、そこからカビが発生しやすくなります。
傷ついたトマトは傷のないトマトよりも早くカビが生える傾向にあるので、最初から傷のないトマトを選ぶことを意識するほか、購入した後も出来るだけ傷がつかないようにすることもポイントとなります。
トマトの冷蔵庫保存について
トマトは冷蔵庫での保存がおすすめですが、その際にいくつか注意すべき点があります。
まず、トマトは冷蔵庫で大体1週間前後保存することが可能です。
しかし、冷蔵庫内の温度管理には特に注意が必要です。トマトは低温障害を起こしやすい野菜のひとつで、あまりにも冷たい環境下では味が落ちるだけでなく、傷みも早まることがあります。
理想的なのは「野菜室」での保存です。野菜室が5℃~10℃に設定されている場合は、野菜室を利用するようにしましょう。
野菜室のない冷蔵庫をお使いの場合や、庫内の温度が2℃~5℃と比較的低温の場合は、トマトをキッチンペーパーや新聞紙で包んでから保存袋に入れて冷蔵庫に入れることである程度温度を調節することが可能です。
また、先ほどお伝えした通りトマト同士が触れ合わないようにすることも重要です。
トマトは表面が柔らかいため、互いに触れることで傷みやすくなります。なので、トマトを保存袋などに入れる際はトマト同士がくっつかないように気を付けてくださいね!
さらに、トマトを置くときにはヘタの部分を下にして置くのがポイントです。ヘタを下にすることでトマトの形状を保ち、圧力による傷みを最小限に抑えられます。
また、ヘタの部分から水分が果実の方にたれてくるのを防げるというメリットもあります。これはカビ予防としての効果も期待できますね!
まとめ
以上、トマトのカビの見分け方などについてお届けしました!
トマトに生えたカビを見分ける方法は、その色や形状、生える場所に注目することで比較的簡単に行えます。カビの種類によって多少見た目が異なりますが、表面がふわふわしていればカビと判断してOKです。
また、カビが生えたトマトを見つけた場合は、そのトマトだけでなく同じ袋に入っていた他のトマトも処分することをおすすめします。
目に見えなくてもカビの胞子が広がっている場合があるので、安全とは言い切れません。
トマトは意外とデリケートな部分のある野菜なので、しっかり保存方法を理解して、傷んだりカビたりしにくい環境を整えることが大切です。
とりあえず、トマトは傷のないものを選び、野菜室に入れて保存するということは覚えておいてくださいね^^