この記事では、お肉は冷凍焼けしても食べれるのかについて詳しくお伝えしています^^
お肉を定期的に冷凍保存をしていると、結構前に買ったお肉が冷凍庫の奥の方から出てきたという経験のある方も多いと思います。
長期間冷凍保存をすると肉が冷凍焼けしてしまい、食べれるか不安や疑問に思うこともありますよね…。
結論からお伝えすると、お肉が冷凍焼けしてしまった場合でも、その程度が軽い場合はちょっと工夫することで美味しく食べれます(多少味や食感が悪くなっているので)!
しかし、状態が悪くなりすぎてしまった場合は食中毒の可能性も出てきてしまうので諦めることも必要です。
記事本文では、
などについても紹介しています♪
冷凍庫のお肉が冷凍焼けしてしまった際の参考にしてみてくださいね(*・∀-)☆
肉は冷凍焼けしても食べれる!品質は落ちてるけど…。
冒頭でも少し触れましたが、お肉は冷凍焼けを起こしてしまっていても軽度であれば食べれます。
が、やはり劣化しているので味や食感は落ちている状態と言えます。
また、あまりに劣化が進んでいたりカビが生えてしまった場合には、食中毒の危険性がるので処分することをおすすめします。
ここからは、お肉の冷凍焼けについて少し解説していきますね!
冷凍焼けの原因は「乾燥」と「酸化」にあります。酸化というのは、簡単に言うと食材が空気と反応して劣化することです。
食品は冷凍されていても、実は少しずつ食品の水分が抜けて乾燥していきます。
乾燥すると食材の水分が少なくなってラップとの隙間ができてしまい、その隙間に空気が入りこみ酸素と触れることで酸化してしまいます。これが冷凍焼けしている状態ですね。
冷凍焼けが進むと、
などがみられ、本来の新鮮な肉の状態からは大きく変化していきます。
冷凍焼けが進みすぎている場合は、胸やけや吐き気・腹痛などの症状や、酷くなると食中毒の原因にもなりかねません。
繰り返しになりますが、軽度であれば冷凍焼けを起こしていても食べることが可能ですが、心配になるほどの冷凍焼けや、カビが生えてしまっている場合は処分してください!
冷凍焼けした肉は復活できる?美味しく食べる方法を紹介!
前の項目で軽度の冷凍焼けであれば食べれることが出来ると説明しましたが、同時に食感や味が落ちてしまっていることもお伝えしました。
せっかく食べるのであれば、冷凍焼けした肉を美味しく復活出来たら嬉しいですよね。
しかし、残念ながら一度冷凍焼けして酸化してしまった肉を完全に復活させることはできません。
ただ、塩水で解凍することで少しですが状態を改善することが可能です^^
ここでは塩水を使った解凍方法と、冷凍焼けしてしまったお肉を少しでも美味しく食べるための工夫を紹介します!
塩水を使用した解凍方法
まず始めに塩水を使用した、解凍方法を紹介します。
② 使用する肉の量をはかる(冷凍されている状態で使用する)
③ ジップ袋に使用する肉と同量の食塩水を入れる
④ 冷凍されたままの肉を入れ、袋をしっかりと閉じ冷蔵庫に入れ2~3日置いておく
⑤ 調理前に水分をふき取って、調理を行う
この方法は浸透圧を利用し、抜けてしまった水分を肉に戻すことで冷凍焼けしてしまって硬くなってしまった肉も柔らかくすることができます。
塩水を使用した解凍方法はステーキ用などの厚みのある肉には効果を発揮しますが、薄切りの肉の場合はあまり効果が見られないこともあるので注意が必要です。
また、ひき肉にはこの方法は使用できないので、後ほど紹介する味付けや料理方法を参考にしてみてください^^
下処理時の臭み消し方法
冷凍焼けしてしまって匂いがする場合には、調理前に酒やお酢、牛乳に漬け込んでから使用することで匂いを和らげることができます。
酒の場合はアルコールが揮発する際に、一緒に冷凍焼けの匂いも飛ばしてくれる効果と併せ、お肉を柔らかくしてくれる効果もあるのでおすすめです。
お酢は漬け込みの他に、調理時にも酢を使用することでより匂いを軽減さえる効果が期待できます。
冷凍焼けしてしまったお肉を調理する時には、ぜひお酢を使ったお料理を取り入れてみてください。
また、牛乳は匂いを吸着してくれる性質があるので、使用前に30分から1時間程つけておくと効果的です♪
好みや作る料理に応じて、方法を選択してみると良いでしょう(´・∀・)ノ゚
味付け方法や調理方法の工夫
冷凍焼けをしてしまったお肉は、濃い味付けの料理や煮込み料理がおすすめです。
味付けでは、ショウガやニンニク、ネギなどの匂いを消す食品を利用し、醤油や砂糖で甘辛く仕上げるが効果的です。
また、焼き肉のたれなどの濃い味付けの調味料を使用したりすることで、冷凍焼けの匂いをあまり感じさせない工夫が可能です!
さらに、トマト煮込みやカレーなどしっかりとした味付けの煮込み料理も冷凍焼けしてしまったお肉には適している料理と言えるでしょう。
味や香りがしっかりしているので、冷凍焼けの味や匂いを気にせず、美味しく食べることが出来ますよ(●´艸`)
肉の冷凍焼けを防ぐために気をつけたいポイントまとめ!
最後にお肉の冷凍焼けを防ぐために出来る工夫をいくつか紹介します!
冷凍庫に入れる前や普段の生活に少し工夫をプラスして、余ったお肉を上手に冷凍保存しましょう♪
空気に触れないように保存
冷凍焼けを防ぐポイントと最も重要なのは、お肉がなるべく空気に触れないないようにすることです。
お肉が空気に触れる面積が大きいと乾燥しやすくなるとともに、空気中の酸素と反応して酸化が進みやすくなります。
肉を冷凍するときはラップを肉に直接しっかり巻き、その上からフリーザーバッグなどに入れることで対策することができます。
ここまでしっかり密閉していれば、乾燥防止だけでなく後ほど出てくる温度変化も最小限にとどめることができます。
出来るだけ短時間で冷凍する
食品の劣化をなるべく最小限にするためには、出来るだけ短時間で凍らせるというのも重要です。
急速冷凍を行うことで食品内の水分が細かく小さい状態で冷凍され、細胞が壊れるのを防ぐことができます。
急速冷凍を行う場合は、冷凍庫の急速冷凍機能を使用するほか、金属製のトレーの上に食品をおいて冷凍するのも効果的です。
金属は熱伝導率が高いので、そのまま冷凍庫に入れるよりも凍るまでの時間を短縮することができます!
冷凍庫の温度変化を少なくする
冷凍庫の開け閉めの回数が多いことや開けている時間が長くなると、冷凍庫内の温度が高くなります。
庫内の温度変化が大きいと、食品が少しだけ解凍されまた凍るということが繰り返され、食品の劣化が進む原因となってしまいます。
なので、冷凍庫の開け閉めは必要最低限にし、開けるときはなるべく短時間で閉めることを意識してみてくさい。
ちょっとしたことですが、これはそれなりに効果がありますよ^^
すでにお伝えしたラップ&フリーザーバッグを使った方法は、この冷凍庫内の温度変化の対処法としても有効なのです♪
自分で使用期限を決めて使い切る
冷凍保存をしているとついつい後回しになってしまいますが、冷凍保存が長くなればなるほど肉の冷凍焼けの可能性は高くなっていきます。
なので、普通のお肉であれば1か月以内、ひき肉であれば2週間を目安に使い切るように目安を決めて使いきってください。
個人的におすすめなのが、冷凍する時にラップに日付を書いておくということ。
ほんの一手間ですが、そのお肉がいつ冷凍されたものかが一目で分かるので、使う優先順位がすぐわかります。
わたしはこれをやり出してから、いつのものか不明なお肉が出てくることはかなり少なくなりました♪
あ、定期的に冷凍庫の中を整理するのもかなり効果的ですよ^^
まとめ
以上、お肉は冷凍焼けしても食べれるのかについてお届けしました!
冷凍したお肉が冷凍焼けを起こしてしまっても、それが軽度であればひと工夫することで美味しく食べることができます。
また、冷凍焼けは乾燥によって出来るラップとの隙間に空気が入り込み、お肉が乾燥&酸化(劣化)することによって起こります。
そのため、
などの変化がある場合は、食中毒の原因にもなりかねないので諦めて処分するようにしましょう!
冷凍焼けしてしまったお肉を食べるときは、肉と同量の食塩水に入れて、冷蔵庫で解凍することによってパサパサとした食感を多少復活させることができます。
調理時に出来る工夫としては、臭みをなるべく減らすための下処理や濃い味付けを楽しむ料理にすることで匂いをあまり気せずに食べられますよ♪
冷凍焼けを防ぐため冷凍前にはしっかりと空気を抜いて、なるべく急速で冷凍保存するなどの工夫をし、なるべく早めに食べきりることが大切です。
お肉を上手に冷凍保存して、解凍後もできるだけ美味しくいただきましょう^^