この記事では、食パンの切り方を工夫してボロボロになるのを防ごうという内容についてお伝えしています^^
最近では自宅のホームベーカリーで手作り食パンを楽しんだり、パン屋さんでカットされていない食パンを購入する方も多いですよね♪
食パンを自分の好きな厚さに切れるのが嬉しいですが、切り方に失敗すると切り口がボロボロになってしまったり、潰れてしまったという経験のある人もいると思います。
食パンの切り方のコツとしては…
など、キレイに切るためのポイントが5つあります(^^)
この記事では、食パンをボロボロにさせない切り方のコツを紹介するとともに、あると便利な便利グッズの紹介や、切り方の手順を詳しく紹介します。
食パンの切り方をマスターして、ボロボロさせずフワフワな食パンを楽しむための参考にしてみてください(*・∀-)☆
食パンは切り方が重要!ボロボロにさせないためのポイントは?
高級食パンやホームベーカリーで焼きたての食パンを楽しむとき、切り方を間違えるとボロボロになってしまいます。
その原因は、手作りやパン屋さんの食パンの特徴は外側の耳の部分が硬めで、内側が柔らかく出来ているからです。
特に、通常の包丁を使用すると刃に凹凸がないため、硬いパンの耳に包丁をあてて前後に動かしても引っかかることがなく、何度も何度も前後の動きが多くなってしまい、一緒に自然に力も入ってしまいます。
そのため、多少の力でも中の柔らかい部分が潰れたり、ボロボロになってしまいます。
食パンをボロボロにしないためには、包丁を前後に動かす回数を減らすことが、とても重要なポイントになります。
冒頭でも少し触れましたが、食パンの切り口をキレイに仕上げるためには、
の5つのポイントを意識することが大切です!
理由と併せて詳しくご説明するので、是非取り入れてみてください^^
切れ味の良い包丁を使う
まず初めに、使用する包丁についてです。
通常の料理包丁を使う際は、しっかりとした切れ味の包丁を用意してください。
切れ味の悪い包丁を使用してしまうと、硬いパンの耳に加え、内側は柔らかく弾力があるので、刃が食パンに入り込むこともできず刃が跳ね返されてしまい、より力が入りやすくなるからです。
また、使用する包丁で一番おすすめなのはパンスライサー(パン包丁)を使用することです。
パンスライサーは波型包丁とも呼ばれており、通常の包丁と違い刃に凹凸があり、この凹凸が硬い耳の部分にしっかりと引っ掛かるため、刃が入りやすくなります。
また、刃の長さが長く作られているので、押し引きの前後の運動回数を少なく抑えることができるので、食パンをボロボロにすることなくキレイに切ることができます。
パンスライサーを選ぶときは、かえって鋭すぎるとパンに引っ掛かって表面がキレイにならないため、刃の波が鋭すぎないようなものを選ぶことや、前後の運動をなるべく減らすため、なるべく長めの物を選択することがおすすめです。
せっかくなので、わたしのおすすめパンスライサーをご紹介しますね♪
▼ 14cmの短いタイプ ▼
▼ 21cmの長いタイプ ▼
刃の形が前の方と中間から後ろにかけて変わっているため、柔らかい食パンから硬いハードパンまで対応ができる商品です。
もし、パンスライサーの購入に悩んだときは参考にしてみてください♪
食パンの温度が下がってからカットする
食パンを切る時に注意したいのが、パンを切るときの温度です。
パンが焼きあがると、どうしても味や中の状態を確かめたくて切ってしまいたくなりますが、焼きあがってすぐはまだ生地が安定しておらず、ボロボロになってしまったり、つぶれやすくなってしまいます。
パンを切るときは最低でも3時間ほど待ち、しっかりと熱を逃がして、冷めてから切ることをおすすめします。
さらに薄く切りたいときは、1日経ってから切るとより切りやすいです。
また、パンは1度切ってしまうと、切り口から乾燥してしまうため、切り分けは食べるタイミングに食べる分だけを切り分けることがおすすめです。
包丁を温めてから切る
食パンを切る時に、ぜひ実践してもらいたいのが包丁を温めることです。
後ほど、パンの切り方を細かく説明するため、ここではなぜ温めて切った方が良いのかを紹介します。
食パンに使われているグルテンという成分は温かくなることで切れやすくなるため、食パンに包丁が入りやすくなります。
また、食パンにはバターなどの油分も含まれているので、包丁を温めることによって油が溶けて刃の滑りがよくなります。
そのため、包丁を温めてあげることで、カットのしやすさが大きく変わってくるため、手間にはなりますが、キレイな断面をつくるためにはとても大切な工程です。
切り始める位置を変える
食パンの外側が硬いといっても、位置により硬さは様々です。
特に食パンの山の位置は柔らかめで、力を入れるとパン全体がつぶれてしまうのに対して、側面や底はしっかりとした硬さがあり、多少力を加えてもつぶれにくくなっています。
そのため、包丁を入れる時にはパンを横に倒し側面と底の角から包丁を入れることで、つぶれるのを防ぎ、高さや幅をしっかりと残すことができます。
パンカットガイドなどを利用する
最後に紹介する、食パンをきれいに切るためのコツは、パンカットガイドの利用です。
▼ デザインも可愛いですよ♪ ▼
パンがつぶれないように固定することができ、食べたい厚さに自由に調整できることも魅力の1つです。
パンカットガイドには、とてもコンパクトなものから、パンのケースになるものまで幅広くあります。
好みや収納に併せて、取り入れられるのも嬉しいポイントですね!
食パンをボロボロにさせない切り方を手順を分解して解説!
では、先ほど紹介したコツを踏まえて、食パンを切る手順を分けて解説していきます。
取り入れられそうなところから実践してみてください。
準備するもの
手順① まな板に食パンをセットする
食パンを横に倒し、側面と底の角が手前に来るようにセットします。
手順② 切りたい分厚さを決める
好きな分厚さを決め、包丁を使って少し切り込みを入れたり、つまようじなどで目印をつけます。
手順③ 包丁を温め、水分をふき取る
やけどに注意しながら、包丁にお湯をかけて温め、布巾で水分をしっかりと拭き取ります。
この温める作業は、必ずお湯などを使用して行ってください。
直火でやってしまうと、包丁を傷めてしまう原因になり、切れ味が悪くなってしまう可能性があります。
手順④ 食パンを切り分ける
側面と底の角から包丁を入れ、刃が入ったらなるべく大きく前後に動かして切っていきます。
食パンはつぶれやすいため、無駄な力がかからないように切っていくことがポイントです。
手順⑤ 2枚以上切る場合
複数枚カットする場合は、1枚切るごとにパンくずを布巾でふき取ります。
もし、包丁の温度が冷めてしまっている場合は、手順③を行い、その後手順④のカットを行ってください。
パンのくずがついてしまったままカットすると、表面がボロボロになってしまう原因になってしまいます。
慣れるまで、少し手間にはなりますが、是非この手順を取り入れて見てください♪
食パンの断面がボロボロになってしまう理由まとめ
食パンをキレイな断面に切り分ける方法を紹介してきましたが、今一度、なぜ食パンを切るとボロボロになってしまうのかをまとめてみました。
理由を知って、上手にコツを取り入れてみて下さい(´・∀・)ノ゚
理由① 通常の包丁だと刃が滑ってしまう
食パンは外側の耳の部分は硬く、中は柔らかく出来ています。
また、表面は焼き固まっているため、滑りやすくなっているので、通常の包丁のように刃がまっすぐ滑らかだと、パンに引っ掛かることなく滑ってしまいます。
滑ってしまうと、切る動きである前後に動かす回数や、自然と力んでしまいやすくなり、内部の柔らかい部分がボロボロになったり、つぶれてしまう原因になってしまいます。
理由② 焼きたての熱いうちに切っている
食パンを焼くと、焼きたてが食べたい人も多くいると思いますが、焼きたてのパンはまだ生地が安定しておらず、とても柔らかくなっています。
生地が安定していなくても、外側の耳の部分は硬くなっているので、切り込む際に力が入ってしまいます。
そのため、熱いうちにパンを切ろうとすると、中の部分がよれたり、つぶれやすくなってしまいます。
理由③ 包丁を入れる位置
一概に食パンの外側といっても、山の部分と側面や底の部分では硬さが異なります。
側面と底の部分は食パンを焼き上げる工程で、硬くしっかりとした土台が出来ますが、山の部分はパンの外側も、内側も他の部分と比較をすると柔らかくなっています。
そのため、上の方から包丁を入れてしまうと、軽い力でも押し潰してしまい、食パンの形を崩してしまいます。
まとめ
今回は、食パンの切り方のコツを知って、ボロボロにならないための方法を紹介しました。
食パンを切るときにボロボロになってしまう原因は、包丁の形状や切れ味、食パンを切るときのタイミング、パンの外側と内側の硬さの違いなどが関係しています。
食パンをカットするときは、
などのコツを取り入れることで、きれいな断面に切ることができ、見た目も美味しい食パンを楽しめます♪
ホームベーカリーや購入した食パンを切るときに参考にしてもらえたら嬉しいです((*´∀`))