この記事では、「鉄玉子を水に入れっぱなしにするとどうなるか?」という疑問についてお伝えしています。
鉄玉子を毎日使う人は、使った後そのままポットややかんに入れっぱなしにしていたらダメなのかどうかが気になっているかもしれませんね。
結論からお伝えすると、鉄玉子を水に入れっぱなしにするのは「NG」です。
と言うのも、鉄玉子は水の中に入れておくとどんどんサビてしまうからです。放っておくと茶色い水になってしまうので、使った後は取り出してしっかり水分を取り除くようにしましょう。
記事後半では…
などについてまとめているので、鉄玉子初心者の方はぜひ最後までチェックしてみてくださいね(*・∀-)☆
鉄玉子を水に入れっぱなしにするとサビます!
冒頭でも軽く触れましたが、鉄玉子は水に入れっぱなしにしているとどんどんサビて、そのうち「茶色い水」になってしまいます。
そうなると見た目が悪いだけでなく、味も鉄っぽさが強くなり過ぎるので美味しく飲むことができません。これでは本末転倒です。
詳しくは後述しますが、鉄玉子を使った後は必ず取り出して水分を取り除き、できるだけ空気に触れない状態で保管することが大切です。
一般的に鉄はお湯の温度が下がる時にサビるスピードが上がると言われているので、沸騰させた後はお湯の温度が下がる前に取り出すのが基本となります。
また、お湯ではなく鉄玉子を水出しで使うという人もいるようですが、長時間水につけっぱなしになってしまうことに変わりはないのであまりおすすめできません。
そもそも鉄玉子は煮出して使うことを前提にして作られている製品なので、特にこだわりがない場合は煮出して使うようにしましょう。水出しについては情報が少な過ぎてよくわかりませんでした…。
鉄を水中に入れた場合の反応についてはこちらのページに詳しく説明されているので、興味のある人は読んでみるとスッキリするかと思います^^
このように、鉄玉子を水につけっぱなしにしたり、やかんやポットに放置するのはサビまくる原因になるので、使った後は取り出してお手入れするようにしましょう。
毎回のお手入れするのはちょっと面倒ですが、茶色い水になるくらいサビてしまった時のお手入れもそれはそれで大変ですので(´Д`。)
鉄玉子で茶色い水になった場合の対処法について
ここからは、すでに鉄玉子がサビてしまって茶色い水になってしまった場合の対処法について見ていきましょう。
まず、鉄玉子に発生するサビについてですが、これは酸化しているとは言え「純粋な鉄分」ですので口にしたからと言って害があるようなものではありません。
極端に言えば、茶色い水をそのまま飲んでも大丈夫ということです。
とは言うものの、鉄臭くてまずい水をわざわざ無理して飲む必要はありませんので、茶色い水は一旦処分しちゃっても良いとわたしは思います。まず見た目的に微妙ですからね…。
次に肝心のサビまくった鉄玉子ですが、茶色い水になるレベルにサビてしまった場合は一度「サビ落とし」をしてリセットしてあげましょう。
サビてすぐであればまだサビが鉄玉子の表面にとどまっている状態ですが、そのまま放置するとそのサビが鉄の内部に向かって広がっていきます。
そうなってしまうと鉄玉子を買い直さなければならないことにもなりかねませんので、できるだけ早く対処するのが正解です!
具体的なサビ落としの方法としては、「鉄玉子を緑茶と一緒に煮る」という方法が安全かつ効果的です。
鉄玉子のレビューなどを見ていると、お酢につけるお手入れ方法を紹介している方もいるようですが、鉄に酸性であるお酢を使うのは全くおすすめできません。
たしかにサビを溶かす効果はあるかもしれませんが、鉄玉子そのものも溶けてしまう可能性があるので、間違っても酸性のものに鉄玉子をつけるのはやめておきましょう。
緑茶を使うやり方はとっても簡単で、タワシや歯ブラシで軽くサビを落とし、水と緑茶を入れた鍋に鉄玉子を入れて「20~30分くらいグツグツ煮る」だけでOK。茶葉がない場合は緑茶のティーバッグを3つくらいそのまま入れておけば大丈夫です。
しばらくすると鍋の中が真っ黒になってくるので、頃合いを見て鉄玉子を取り出し、軽く流水で洗い流して乾燥させればサビ落とし完了です!
熱湯から鉄玉子を取り出す時は、めちゃくちゃ熱くなっているので火傷しないように気をつけてくださいね。「穴あきおたま」とか「味噌こし」を使って取り出すと安全です。
軽く洗った後はキッチンペーパーなどでさっと水分を取り除いておけば、あとは勝手に熱で乾いていくので、思っているよりもお手軽です^^
ちなみに、お湯が真っ黒になるのは茶葉に含まれるタンニンという成分が鉄と反応して起きる反応なので健康的には全く問題ありません。
この黒いのが鉄玉子をコーティングしてくれるので、この方法にはサビの発生を抑制する効果も期待できますよ♪
あとこれはぜひ覚えておいて欲しい知識なんですが、鉄玉子や鉄瓶などは使い始めはどうしてもサビるものなんです。
そのまま放置してしまうとダメになってしまうかもしれませんが、軽くお手入れ(毎回乾かす程度)しながら使い続けるといわゆる湯垢がつき始め、それがコーティングとなってサビにくい状態へと変化していきます。
ですので、購入してしばらくは注意が必要ですが、使い込んでいくとどんどん扱いやすくなっていくので、鉄玉子を育てると思ってお手入れしてあげてくださいね♪
鉄玉子の毎日のお手入れ方法について
最後に、鉄玉子を使った後のお手入れ方法について補足しておきます。
鉄玉子をサビさせないためには、とにかく「水分」と「酸素」に触れている状態をできるだけ短くすることが大切です。
逆に言えば、この点にさえ気をつけていればある程度サビが発生するのを防ぐことができます。
そもそも空気中にある鉄はいずれサビるものなので、あまり神経質にならないようにしてくださいね。サビたら酷くなる前にお手入れすれば良いだけですので^^
さて、まず毎日のお手入れですが、使った後はお湯がまだ熱いうちに鉄玉子をお湯から引き上げましょう。この時、火傷しないように穴あきおたまなどを使って取り出すのがおすすめです。
次に鉄玉子を軽く流水で洗い、キッチンペーパーや清潔なふきんなどで表面についた水分を取り除きます。そして、風通しの良い場所に置いてしっかり乾燥させましょう。
しっかり乾燥できたら、湿気予防のためキッチンペーパーで包み、それをさらに「フリーザーバッグ」に入れて冷蔵庫に入れておきましょう。
フリーザーバッグに入れる時は中の空気を出来るだけ外に押し出してから密封するのがポイントです。空気が入ったままだと酸化してサビる原因になってしまいますので。
冷蔵庫に入れるのが嫌な場合は、出来るだけ湿気の少ない風通しの良い場所に保管してください。フリーザーバッグの中に除湿剤を入れておくのも効果的だと思います。
鉄玉子の普段のお手入れはこれでOKです。
最後に、ちゃんとお手入れしているのに軽くサビてきたかな?と言った場合のお手入れ方法についてお伝えしておきます。
このレベルの軽度のサビ取りは、緑茶を染み込ませたキッチンペーパーで表面を軽く拭いてあげるだけでOKです。あまりゴシゴシすると逆にサビる原因になるようなので、力の入れ過ぎには注意してくださいね。
この方法は手軽なんですが、ちょっとしたサビを落とすと同時に、緑茶の成分が鉄と反応してサビにくくする効果が期待できます。
何度か繰り返していると鉄玉子に黒く美しいツヤが出てくるので、その状態を目指してこまめにお手入れしてあげてください。
これは何だかいかにも育ててるって感じがしますね(●´艸`)
Check! ⇒ 鉄玉子に関する記事のまとめページを作りました♪鉄玉子は水に入れっぱなしにしないことが大切!
鉄玉子はとっても便利な製品ですが、純粋な鉄だけあって水につけっぱなしにしておくとあっという間にサビサビになってしまいます。
このサビは食べてしまっても害はありませんが、見た目もよくないですし、何より鉄っぽい味が強くなり過ぎて美味しくいただくことができません。
いくら鉄分が取れてもまずくて飲めないのであれば元も子もありませんからね…。
なので、鉄玉子は使ったらすぐお湯から出して、水分を取り除くようにしましょう。そして水分を拭き取り、密封した状態で乾燥した場所に保管するのが正解です。
ちょっと面倒なように感じるかもしれませんが、この一手間で鉄玉子のサビはある程度防ぐことができます。
それでもサビが目立ってきたら、緑茶の力を使ってサビ落とし&ツヤ出しをしてあげてくださいね。
きっと気付いた時には立派な鉄玉子に成長していますよヽ(*´∀`)ノ