この記事では、じゃがいもが火を通してもシャキシャキする場合の原因や対処法などについてお伝えしています^^
突然ですが、じゃがいもってたまに加熱してもシャキシャキしている個体がありませんか?
じゃがいもは食卓に登場する頻度が高い食材なので、多い時には月に何度かこういうじゃがいもに当たってしまうことがあります。実にモヤモヤしちゃいます。
さて、このじゃがいもシャキシャキ問題の原因についてなんですが、調べてみたところ…
のようなことが理由で、あのシャキシャキ食感が生まれているようです!
最後の運が悪かったのは仕方ありませんが、その他の原因については気を付けていれば防げるものばかりなので、この時点でほとんどこの問題は解決したようなものです。
ただ、それではちょっと寂しいですので、すでにシャキシャキになってしまったじゃがいもの対照法やレンジ加熱する時のポイントなどについてもまとめてみました。
目の前にシャキシャキのじゃがいもがあったりする人は、そこから読んでもらっても全然OKですよ(*・∀-)☆
じゃがいもが火を通してもシャキシャキするのはなぜ?
冒頭でもお伝えした通り、じゃがいもが火を通してもシャキシャキする原因は…
のようなものがあります。
ここでは、これらの原因をより詳しく説明するとともに、対処法や予防法もあわせてご紹介します!
加熱不足による原因
上から3つが加熱不足による原因を作る要因となります。
じゃがいもに限らずにんじやごぼうなどの根菜類は、他の食材と比べると火が通るのに時間がかかるため、基本的に水から茹で始める必要があります。
これを他の野菜のように沸騰したお湯から茹で始めてしまうと表面にのみ火が通り、じゃがいもの中心部にまでしっかり火が通らない状態になることがあります。
この状態で、例えばポテサラなどにしてしまうと、部分的にシャキシャキしたところが混ざったポテサラになってしまうというわけです。
また、単純に加熱時間が短すぎたというのも考えられる原因のひとつです。
じゃがいもはサイズに個体差があるので、そのまま茹でた場合、小さめのじゃがいもに火が通っていても大きめのじゃがいもには火が通り切っていないというケースが出てきます。
あとは茹でる時の水の量が少ないとかでしょうか。部分的にじゃがいもがお湯から出てしまっているような状態では、当然その部分だけ火が通りににくくなってしまいますからね。
こういった加熱不足による原因を取り除くには、
などの点に気をつけておくと良いでしょう。
当たり前のことのようですが、やはり基本は大切だと思います!
調理の過程の問題
次に考えられる原因としては、じゃがいもを茹で始める前や火が通り切る前に味付けをしたり、茹で汁にとろみをつけてしまうことです。
この方がじゃがいもにしっかり味が染み込むような気がしますが、実際はそれとは逆で、味以前に火が通りにくくなってしまうという本末転倒な結果を招いてしまいます…。
表面に色はついていても中は生煮えなんてことになる場合もあるので、じゃがいもを茹でる場合は、かならず普通の水の状態で茹でるようにしましょう!
万が一これをやってじゃがいもが生煮え状態になってしまった場合は、一度じゃがいもを鍋から取り出して、電子レンジで加熱することで対処できます。
レンジでしっかり中まで火が通ったことを確認したらもう一度鍋に戻して、少しだけ加熱し直せばOKです。そこから冷めていく過程で味が徐々に染み込んでいきますよ^^
下処理の問題
個人的にそこまで影響があるかどうか微妙だったので下の方に持ってきましたが、カットしたじゃがいもを水にさらし過ぎるのも良くないようです。
カットしたじゃがいもを水にさらすのはアクを抜くためですが、この状態で長時間放置してしまうと、アクどころかじゃがいものでんぷんまで流れ出てしまいます。
そうなると、じゃがいもに含まれるでんぷんが減ってしまうことになるので、じゃがいもの食感に影響を与えてしまうとのことでした。
千切りや薄くスライスしたじゃがいもを長時間水にさらすのは良くないようなので、特に注意しておいた方が良いかもしれません。
品種や個体差による影響
一番どうしようもない原因がこれです。
どういうわけかわかりませんが、いくらしっかり火を通しても食感がシャキシャキしたヤツがたまに紛れこんでいます。
調べてみたところ、じゃがいもの中にはどうも「でんぷんが少ない個体」があるようで、加熱してもホクホク食感になりにくいようです(´Д`。)
わたしも年に数回くらいこのシャキシャキじゃがいもに当たりますが、このタイプのじゃがいもをホクホクにする術は心得ていないので、シャキシャキでも問題ない料理にアレンジして食べるようにしています。
対処法と言えるかはちょっと微妙ですが、食べられないわけではないのでこれが一番かなと思います^^
じゃがいものシャキシャキは危ないの?
じゃがいもがシャキシャキになる原因はおそらくこんなところだと思いますが、ここで気になっているであろう疑問について補足しておきましょう。
「このシャキシャキのじゃがいもは食べても大丈夫なのか」
おそらくこの点に不安を抱いている人は多いのではないでしょうか?
少し個人的な意見も混ざってしまいますが、「しっかり火を通してもシャキシャキ食感が残っているじゃがいも」であれば、ほとんどの場合食べても問題ないかと思います。
実際わたしもこういうじゃがいもを食べてきましたが、一度もお腹をこわしたことはありません。
ただし、加熱不足の生煮え状態が原因でシャキシャキしているじゃがいもをそのまま食べるのはNGです!
実際のところ、じゃがいもって少しくらいなら生で食べても大丈夫なんだそうです。
とは言え、加熱前のでんぷんは消化されくい状態のため、一度にたくさん食べてしまうと消化不良でお腹がいたくなってしまう危険性も否めません。
特に、消化器官がまだまだ未熟な小さな子供や、お年寄り、それからもともと胃腸があまり強くないという人もこのような状態のじゃがいもは避けた方が無難ですね。
食べるのをやめても良いですし、もし食べる場合はしっかり火を通し直してから食べることをおすすめします^^
じゃがいもがシャキシャキになってしまった場合の対処法
ここからは、すでにじゃがいもがシャキシャキになってしまった場合の対処法や美味しい食べ方についてお伝えしていきますね!
繰り返しになりますが、じゃがいもがシャキシャキになる原因の多くは加熱不足であることが多いので、再度しっかり火を通すことで食感が良くなるとが考えられます。
煮込み系の場合はそのまま15分ほど加熱すれば良いですし、炒めものなどで再加熱が難しい場合(焦げるので)は、じゃがいもを取り出して電子レンジで加熱するのがおすすめです
電子レンジを使う場合は必ずラップをかけて30秒単位で様子を見ながら加熱するのがポイントになります。
ここを適当にやってしまうと、じゃがいもから水分が飛んでしまうので注意しておいてくださいね!
ここまでやってもシャキシャキが取れない場合は、そういう個体に当たってしまったということなので、シャキシャキ食感が活きる食べ方にリメイクしてしまいましょう!
わたしのおすすめは「じゃがいものきんぴら」です。
食感的にもばっちりですし、味が濃いので元の料理の味付けをごまかすのにも最適かと♪
作り方は普通のきんぴらと同じなので、好みのレシピで調理してみてください。
気をつける点としては、先につけた味がきんぴらと合わなさそうな場合、一度じゃがいもを水洗いして味を落としておくことですね。
ちょっと手間ですが味が混ざっておかしくなってしまうよりはマシなので、ここだけは意識してみてくださいね!
お好みで人参やピーマン、ゴマなどを加えても見た目や食感に変化が出て美味しいですよ♪
まとめ
以上、じゃがいも火を通してもシャキシャキする原因や対処法についてお届けしました!
じゃがいもにシャキシャキ食感が残ってしまう原因には…
のようなものが考えられます!
たまにでんぷんの少ないハズレじゃがいもに当たってしまうこともありますが、そのほとんどは加熱不足による半生煮えのような状態がこのシャキシャキ食感を生んでいるようです。
加熱不足が原因の場合は、しっかり火を通し直すことでシャキシャキ食感を軽減させることができます。
それでもダメだった場合はハズレじゃがいもに当たってしまったと割り切って、シャキシャキ食感を活かせる料理にリメイクするのがおすすめです^^
シャキシャキ食感のじゃがいもは、ちゃんと火を通せば食べられるので安心してくださいね!
参考になれば嬉しいです♪