この記事では、はまぐりの砂抜き忘れた時の対処法などについてお伝えしています^^
桃の節句やお食い初めなど、お祝いの日の料理に使われることも多いはまぐりですが、調理する直前ではまぐりの砂抜きを忘れたこと気付くことがあります。
あさりに比べると砂が少ないと言われるはまぐりですが、本当にこのまま食べてしまったも大丈夫なのでしょうか?
結論からお伝えすると、スーパーなどのお店で購入したもので「砂抜き済み」などと書かれていたはまぐりに関しては、事前に砂抜きされている状態なのでそのまま調理してもほとんど問題ありません。
どうしても気になるという場合は、「50度洗い」というお湯を使った方法を使えば短時間(5~10分程度)で砂抜きをすることが可能です^^
記事本文では、50度洗いの詳しい解説とともに、
などについてもまとめてみました。
はまぐりの砂抜きについて詳しく知りたい人は、ぜひ最後まで読んでいってくださいね(*・∀-)☆
はまぐりの砂抜きを忘れた場合は50度洗いで対処しよう!
冒頭でも軽くお伝えした通り、はまぐりの砂抜きを忘れたことがどうしても気になるという場合は、5~10分程度で砂抜きできる「50度洗い」という方法を試してみましょう。
ただ、この方法は適当にやってしまうと失敗するおそれがあるので、以下の手順を守り、それぞれのポイントをしっかり理解してから実践するようにしてください(´・∀・)ノ゚
最初にはまぐりの表面についた汚れを落としてから、はまぐりが重ならないようにバットなどの容器に並べます。
バットがない場合はボウルでもOKですが、その場合はザルを併用することをおすすめしまます。
ザルを重ねておけば吐き出した砂が下に沈むため、はまぐりが再度その砂を吸わずに済みますので^^
② バットに45℃~50℃の真水で作ったお湯を注ぎます
通常の砂抜きは塩水で行いますが、50度洗いは「真水」で作ったお湯を使います。
お湯の量は、はまぐりの頭が隠れるくらいにたっぷり注ぎましょう。
この時注意したいのはお湯の「温度」です。はまぐりは極端な熱や冷たさに弱いので、50℃以上のお湯では軽く火が通ってしまう可能性が高くなります。
50度洗いを失敗させないためには、きちんとお湯の温度を測ることが何より重要です!
温度計が場合は、「用意した水と同量の沸騰したお湯」を加えると約50℃の温水が作れます。ただ正確ではないので、やはりできるだけ温度計を使うことをおすすめします。
③ 5~10分間置いてはまぐり同士こすり合わせる
最後にはまぐりをお湯からあげて、はまぐり同士をこすり合わせて表面の汚れを洗い流せば50度洗い完了です!
お湯から上げる時に軽くはまぐりをふることで、中の砂をしっかり抜くことができますよ^^
とても参考になる動画があったので紹介しておきますね!
50度洗いの後にある酒蒸しの作り方も必見です(●´艸`)
はまぐりの砂抜きは不要?必要性やしないのはアリなのか調査!
ここからは、はまぐりの砂抜きは不要なのかどうかについてお伝えしてきますね!
一般的に、普段からはまぐりはあさりよりも深いところに潜っているため、呼吸や移動の頻度から取り込む砂の量が比較的少ないと言われています。
こうした生態の特徴から、はまぐりは砂抜き不要だとする意見が多くあるわけです。
また、スーパーなどで売られているはまぐりは、お店の方であらかじめ砂抜きされているものが多いので、「砂抜き済み」と書いてあるものならば、ほぼ砂抜きは不要と考えて問題ないでしょう。
とは言え、生き物である以上ある程度の砂は必ず取り込みますし、砂抜き済みと書いてあるものでもまれにジャリっとした嫌な感じが残ることもあります。
なので、はまぐりを美味しく食べたいのであれば、出来るだけ砂抜きすることをおすすめします。
はまぐりはお祝いの席でいただくことも多い縁起物なので、万が一食べた時にジャリってなると何となく良い感じはしませんのです。
以上の理由から、はまぐりの砂抜きは必要か不要か問われれば、「絶対ではないけれど、出来るだけ砂抜きはした方が良い」という結論い至りました。
話は少しそれるのですが、はまぐりの砂抜きについて調べている途中で「砂抜きせずに冷凍したはまぐりの砂を後から抜くことはできないか?」というような質問を目にしました。
さすがに一度冷凍してしまうとはまぐりの力で砂を出すことはできませんが、凍ったままのはまぐりを沸騰したお湯に入れて開かせてから、揺すって砂を出すというやり方が有効です。
応急処置的な方法なので完璧に砂を取り切ることはできないかもしれまんせんが、やらないよりかは幾分ましだと思います。
ただ、ひとつだけ注意点があります!
この方法を実践した場合、はまぐりの美味しいエキスは煮汁に溶け出してしまうので、焼きはまぐりなどの焼き系調理には適しませません。
美味しく食べるなら煮汁を利用できる汁物として調理するようにしましょう。砂が鍋の底に沈むまで待ってから上の方の茹で汁だけを使うようにすればOKです^^
はまぐりの砂抜きしたあとの保存は?鮮度を保つコツを紹介!
ここからは番外編として、普通に塩水ではまぐりを塩抜きしたあとの保存方法や鮮度を保つコツなどについてまとめておきますね!
砂抜きしたはまぐりは、冷蔵保存・冷凍保存どちらでも大丈夫です^^
冷蔵保存
濡らした新聞紙に平らになるように包んで冷蔵庫で保存します。密閉容器だと息ができなくなってしまうので、新聞紙やキッチンペーパーで包むがポイントです!
また、50℃洗いのところで触れたように、はまぐりは極端な温度に弱いので、「野菜室」などの温度が低すぎない場所に入れるのがおすすめです。
この状態での保存期間は約3日間が目安となりますが、万が一調理する時に異臭がするようなことがあれば迷わず処分するようにしてくださいね、
塩水につけたまま保存することもできますが、休眠せずに活動し続けてしまうため、弱ってしまう可能性がありますのでご注意ください!
<h3>冷凍保存の方法</h3>
フリーザーバッグなどの冷凍可能で密封できる袋にはまぐりが重ならないように入れ、出来るだけ空気を抜いた状態で保存します。
冷凍している時間が長ければ長いほど水分などが抜けて身がやせていってしまうので、2週間程度で使い切るのがベストです。
ちなみに、今回お伝えしている50度洗いで砂抜きしたはまぐりは保存には適しません。
50度という温度にさらされたはまぐりの鮮度はその時点でかなり落ちています。ですので、50度洗いをした場合はすぐに調理してくださいね!
まとめ
以上、はまぐりの砂抜きを忘れたときの対処法や砂抜きの必要性などについてお届けしました^^
はまぐりはあさりなどに比べと砂の量が少ない場合が多いことに加え、スーパーなどで売られているはまぐりは砂抜きされている状態がほとんどなので、多くの場合は砂抜きなしでそのまま食べてもさほど問題はありません。
天然ものを手に入れた場合や、どうしても砂が気になるようなら「50度洗い」で砂抜きしておくと安心です。
50度洗いなら5~10分で砂抜きできるので、はまぐりの砂抜きを忘れたと気付いた時点からでも全然間に合います^^
せっかくの元気なはまぐりなら、最高の状態でいただきたいものです。
おめでたい席での「ジャリッ」を防ぐためにも砂抜きはした方が良いというのがわたしの考えです。
50度洗いをする場合は、お湯の温度に気をつけながら実践してくださいね!
参考になれば嬉しいです^^