この記事では、ふきのとうの天ぷらが苦いのは理由などについてお伝えしています^^
多く場合、ふきのとうは天ぷらにするならあく抜きは必要ないとレシピに書かれていますが、実際その通りに作ってみると想像以上に苦くてびっくりすることがあります。
あく抜きは必要なかったんじゃないのかーっ!と言いたくなるかもしれませんね。一体どうしてもこんなに苦くなってしまったのでしょうか?
今回調べたところによると…
などの可能性が考えられそうです!
記事本文では、これらの原因ついてもう少し詳しく触れるとともに、「ふきのとうのあく抜き方法」などについても解説しています。
ふきのとうの苦味をなんとかしたいと思っている人は、ぜひ最後まで読んでいってくださいね(*・∀-)☆
ふきのとうの天ぷらが苦いのはどうして?原因を詳しく解説!
冒頭でもお伝えしましたが、苦味が少ないはずのふきのとうの天ぷらが苦いのは…
などが理由として候補になりそうです。
そもそもふきのとうはかなり苦みの強い食材として知られていますが、これはふきのとう自身が昆虫などに食べられないようにと体内に溜め込んでいるポリフェノールなどが原因です。
難しい言葉で書くと、「フキノール酸」「ケンフェノール」「植物性アルカロイド」などと呼ばれいますが、いずれも苦味の原因となる物質となります。
※ 細かく言えばもっといろいろな成分があるようですが、ややこしくなるので今回はよく目にする3つだけを取り上げて説明しました。
天ぷらにするとこれらの成分の苦味が目立たなくなると言われていますが、それでも苦味成分が全部消えてしまうわけではないので、それなりに苦味が残ってしまいます。
さらに、調理前のふきのとうの「苦味レベル」によっては、天ぷらにしたくらいではごまかし切れない苦味が下の上に広がるというわけです!
つまり、最初にお伝えしている3つの原因は、その苦味レベルが高くなってしまう理由というわけですね。
ちょっと前置きが長くなってしまいましたが、ひとつずつ解説していきましょう(´・∀・)ノ゚
野生のふきのとうを使った
ふきのとうを手に入れるルートとしては、河川敷などに自生しているものを摘んでくるか、農家さんが販売しているハウス栽培のふきのとうを買うかのどちらかになるかと思います。
実は、同じふきのとうでも自生しているものとハウス栽培では、自生しているふきのとうの方が苦味が強かったりするんです!
なので、今回天ぷらにして食べたふきのとうが「どこかに自生していたもの」だったとしたら、当然それなりの苦味が残ってしまうことになります。
もし苦味の少ないふきのとうが食べたいのであれば、野生のものではなく、スーパーや直売所などで売られているパックに入ったハウス栽培のものを選ぶと良いでしょう^^
収穫から時間が経ってしまった
ふきのとうは収穫から時間が経つとあくがどんどん強くなってしまうので、苦味だけでなくえぐみなども一緒に増えてしまいます。
なので、ふきのとうは鮮度の良いものを手に入れて、出来るだけ早く調理して食べるのが美味しくいただくポイントとなります!
誰かからいただいたものだった場合はどうしようもありませんが、売られているものを自分で選ぶ時は…
などの点に注意して、鮮度の良いふきのとうを選ぶようにしましょう^^
ちなみに、加熱処理をすればそれ以上あくが強くなるのを防げるので、食べるまでに時間がかかりそうな場合は、あく抜きして保存することをおすすめします。
そのまま常温で放置しておくみたいなのが一番ダメなので、注意してくださいね!
苦味の強い雄花を食べた
これはちょっとおまけ的な情報なんですが、ふきのとうには雄花と雌花があって、ある程度つぼみが開いてからは「雄花」の方が苦味が強くなると言われています。つぼみがまだ閉じている状態では、それほど苦味に差はないとのことです。
今回食べて苦味を強く感じたのは、ひょっとしたら野生の雄花の方だったという可能性も考えられます。
雄花と雌花は花の形で見分けるのがわかりやすいですが、スーパーで買えるものはつぼみが開いていない状態のものがほとんどなので、見分けるのは非常に困難だと思います。
野生のふきのとうでつぼみが開いているものがあれば、一度花の形をチェックしてみてください。なんとなくぼこぼこしている方が雄花になります。
ふきのとう雄花と雌花 pic.twitter.com/mvYSKGaHVs
— zoe (@Czoe41315833) March 30, 2022
このツイートでは、上段の黄色い花の方が雄花ですね^^
なんでも、雄花の花粉はアレルギーの原因になるそうなので、キク科のアレルギー持ちの人は注意した方が良さそうです。
あまりないケースかもしれませんが、野生のふきのとうで、すでにつぼみが開いているものを調理する時は、一度花の形をチェックしてみてくださいね!
ひとこと
というわけで、ふきのとうの天ぷらが苦い理由について解説してきましたが、これらは少なくともふきのとうを何度か食べている人が「今回はなんだかいつもと違うぞ!」と感じたケースを想定しています。
もし初めてふきのとうを食べて苦い!と感じたのであれば、それは普通ですので春の味として楽しんでみてください。「ほろ苦さ」がふきのとうの特徴なのです。
そういうのはおいといて、とにかく苦味が少ないふきのとうの天ぷらが食べたいという人は、天ぷらにする前に次の見出しで解説するやり方であく抜きしておきましょう!
茹でるので食感は損なわれるかもしれまんせんが、少なくとも今よりは苦味を抑えることができるはずです^^
ふきのとうのあく抜きのやり方!苦味が約50%OFFになるかも!
ふきのとうに含まれている苦味成分は「水に溶けやすい」という性質を持っているので、茹でこぼして水にさらすとその大部分が外に流れ出ていきます。
ご存知の通り、通常ふきのとうの天ぷらはあく抜きなしで作ることの方が多いのですが、そもそも苦味があまり得意ではない場合は、事前にあく抜きしておくと良いでしょう^^
それでは、あく抜きの手順をざっくり書いていきますね!
手順② 根っこや枯れた葉っぱを取り除く
手順③ 塩を入れたたっぷりのお湯で5分程度茹でる
手順④ 冷水にさらしてそのまま半日くらい放置
手順⑤ 水気を切ればあく抜き完了!
はい、めちゃくちゃ簡単に書くとこんな感じになります。
実はこの記事を書く前に、ふきのとうのあく抜きについての記事を書いているので、さらに詳しく知りたい方はこちらの記事も合わせてチェックしてみてください^^
参考記事:ふきのとうはあく抜きしないで食べたらダメ?毒性と下処理の方法を調査!
まとめ
以上、ふきのとうの天ぷらが苦い理由などについてお届けしました!
ふきのとうの天ぷらが苦いのは…
というのが理由として考えられるかと思います。
ふきのとうなんて一年に一度くらいしか食べない人も多いので、こんな知識を持っていることの方が珍しいと思います。
今回はたまたま苦いふきのとうを食べてしまったかもしれませんが、次からはこの知識をもってして苦味の少ないふきのとうを選んで食べちゃいましょう。
いくら苦味がふきのとうの特徴とは言え、やっぱり「ほろ苦い」と入れるくらいの苦味がちょうど良いですよね~。