この記事では、うどを食べ過ぎた場合に考えられるデメリットなどについてお伝えしています^^
うどにも春の山菜らしい苦みがあるので、うどを食べ過ぎは体に悪いのではないかと心配になってしまう人も多いようです。
結論からお伝えすると、うどの苦みは「あく」によるものなので、あく抜きさえしっかりしていれば多少たくさん食べても問題はありません。
もちろんうどに含まれるあくには毒性もないので、その点についてはご安心ください。
ただ、場合によってはアレルギー症状が出たり、お腹がゆるくなってしまうこともあるようなので、うどを初めて食べる人はあまり食べ過ぎないように注意してくださいね!
記事本文では、このあたりについてさらに詳しく解説するとともに、うどに含まれる有効成分や美味しいうどの選び方などについてもまとめているので、ぜひ最後までチェックしてみてください(*・∀-)☆
うどの食べ過ぎで考えられるデメリットについて解説!
冒頭でもお伝えした通り、うどの苦みはうどに含まれる苦み成分によるものなので、あく抜きさえちゃんと行っていれば、ちょっとくらい食べ過ぎても問題ないかと思います。
そして、このうどにふくまれるあくは体に害を与えるような類の成分ではないので、食べてしまったとしてもさほど心配する必要はありません。
ですが、何事にも例外はつきもので、その人の体質や体調が悪い時、もしくは腎臓の機能があまり良くないケースでは何らかの不調が出る可能性もあります。
そういった場合、アレルギー症状(蕁麻疹など)が出たり、お腹を下してしまったりすることが考えられます。普段から胃腸が弱いという人も食べ過ぎには注意が必要ですね!
@zuckerchen_ わたしはノドの痒みと吐き気が1, 2時間続きます。昔、好きで結構食べていたのに、24歳頃突然アレルギー症状が…あと山うどと豆乳がダメです。なんか全部食べられなくてもどうということないんですけどね w
— Cloud9 (@Cloud9_Tokyo) May 17, 2011
腎臓の機能が悪い場合は、うどに含まれる「カリウム」が体の外に排出されず血液中に溜まっていってしまい、不整脈などを引き起こす危険性があるようです。
これらの状態に該当する場合は、うどの食べ過ぎは全然大丈夫ではありませんので、食べない方が良いかもしれませんね。そのあたりは、自分で判断せずお医者さんの指示に従ってください!
今までうどを食べてもアレルギー症状もなく、腎臓の機能も落ちていない健康な状態であれば少しくらい食べ過ぎても問題ないということなので、間違えないようにしてくださいね。
それ以外で気を付けたいのは、うどを天ぷらにして食べる時でしょうか。
これはうどのあくがどうこうではなく、単純に天ぷらのような油分の多いものを食べすぎてしまうと胃腸に負担がかかりますよという話です。
うどの天ぷらはサクサクとしていていくらでも食べられそうですが、調子にのって食べ過ぎると普通にお腹こわしますのでほどほどにしておきましょう。
個人的には、あくの影響よりもこっちの方が心配です…(´Д`。)
最後に、うどの一日の摂取目安量について調べてみたのですが、これについては明確な情報が得られませんでした。と言うよりも、うどについては特に決まっていないようです。
なので、一回に食べる量を「小鉢一杯分」くらいを目安にしてみてはいかがでしょうか。それなら食べ過ぎになるようなことはありませんので。
うどに含まれる有効成分についてざっくりおまとめ!
ここからは、うどに含まれる体に良いとされている成分について簡単にまとめておきますね!
先ほど出てきたカリウムも腎臓の機能が悪くなければ体にとって良い影響を与えてくれるものなんですよ^^
今回は、うどに含まれる成分の中から代表的なものを紹介しておきますね(´・∀・)ノ゚
ビタミンC
うどにはビタミンCが豊富に含まれています。
ビタミンCには抗酸化作用があり、体内の活性酸素を除去することで、細胞の老化を防ぎ、美肌効果や免疫力向上が期待できます。
食物繊維
食物繊維もうどには多く含まれています。
食物繊維は腸内環境を整えることにより、便秘の予防や解消に役立つほか、腸内の有害物質を体外に排出することで病気のリスクを減少させる可能性があるとされています。
クロロゲン酸(抗酸化物質)
クロロゲン酸はうどの苦みとアクの原因となる成分でポリフェノールの一種。
この成分には抗菌・抗酸化作用があり、細胞の老化を抑制し健康な体を維持するのに役立ちます。特に山うどに多く含まれているため、山うどを選ぶことでこのクロロゲン酸を多く摂取できます^^
フラボノイド(抗酸化物質)
クロロゲン酸同様、フラボノイドも抗酸化物質の一種で、体内での活性酸素の除去によりアンチエイジングに効果的と言われている成分です。
アスパラギン酸
アスパラギン酸は、体内でたんぱく質を合成する際に必要なアミノ酸です。
この成分を摂取することで、エネルギーの代謝を高め疲れにくい体を作ることができます。また、アンモニアなどの有害物質を体外へ排出する効果も期待できます。
ジテルペンアルデヒド
ジテルペンアルデヒドは、疲労回復や血液循環の促進、自律神経の調整に効果的な成分。慢性的な疲労がある場合や精神的に不安定になっている時に摂取したい成分ですね!
うどの選び方!当たりを買って美味しくいただこう!
最後に、美味しいうどの選び方について補足しておきますね!
うどを選ぶ際には、以下のポイントを押さえることでより良質で新鮮なものを見分けることができますよ^^
適切な大きさ・長さのもの
理想的なうどは、大きすぎず小さすぎず30~40cmの長さが望ましいです。
長さがこれを超えると硬くなり、食べ応えはあるものの、食感が損なわれることがあります。適切な長さのうどは、育ち過ぎずに適切な時期に収穫された証拠です。
白く太いもの・ツヤがあるもの
軟白ウドの場合、白く太いものを選びましょう。山ウドに関しては、太さが均一であることが重要です。
また、うどの表面にツヤがあるものは新鮮さの証拠です。一方で、黒ずんでいたり赤い斑点が見られるものは鮮度が落ちているため、選択肢から外しましょう。
みずみずしさがありまっすぐ
うどは、みずみずしくまっすぐに伸びているものを選ぶことが大切です。
穂先がピンとしており、葉がしおれていない新鮮なものを選びましょう。このような特徴を持つうどは、食感が良く美味しいうどである可能性が高くなります♪
産毛の密生して生えている
うどの表面には細かい産毛が生えていますが、この産毛が密に生えていて、触れると少し痛みを感じるほどであればそのうどは新鮮である証拠と言われています。
産毛の状態は、うどの新鮮さを判断する際の重要な指標の一つなので、購入する前にはしっかり確認するようにしましょう!
まとめ
以上、うどの食べ過ぎはダメなのかどうかについてお届けしました!
うどには適度な苦みやクセがありますが、それらはうどに含まれるあくが原因になっているので、調理する前にしっかりあく抜きしてあげればある程度たくさん食べても大丈夫です。
あくの強い状態のうどをたくさん食べてしまうと、場合によってはアレルギー症状が出てしまうことも考えられるので、この点には気を付けましょう。
あと、体調が悪い人や腎臓機能が低下している人もうどの食べ過ぎには注意してください。特にうどにはカリウムが含まれているので、腎臓が弱っている人にはおすすめできない食材となりま
ご自身の体調を考えた上で、無理のない範囲でいただきましょう♪
うどは苦みはありませすが、基本的には毒のない食材ですので、正しく調理さえできていれば心配する必要はありません。
しっかりあく抜きしてから調理すれば食べやすい食材だと思います♪